「鹿」の検索結果
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高齢と過疎化が進む集落、「鹿ノ谷村」に引っ越してきた主人公の亀井。
都会の喧騒に疲れた彼は、自然が豊かな村で新たな生活をスタートさせた。
既にコミュニティが築き上げられていることが多い田舎の村だが、人柄の良かった亀井はすぐに打ち解け、村の一員となっていく。
しかしそんな時、鹿ノ谷村の伝統行事である「奉納祭」にて異変が起こり──。
昔ながらの「因習村」とインターネットが当たり前の「情報社会」が入り混じった結果、鹿ノ谷村……強いては世間が、誰もが予想だにしていなかった事態へと発展していく。
文字数 109,308
最終更新日 2026.03.10
登録日 2026.02.18
私が通っている鹿島高校は、約二十年前にできたらしい。
その前はなんだったのか?
それが所謂、都市伝説のかっこうの材料になってるらしくて......
そもそも私たちが住む鹿島町自体が新しい。
再開発地区だったとかで、駅ができて道路が通り、マンションができて住宅街ができた。
お店も広がってきて、最後に私たちが通っている学校ができた。
私たちが産まれるずっと前に。
では、私たちの町というか、学校がどんな都市伝説の材料にされているかというと、学校が建つ前は更地だった。
更地の前には精神病院だったとか。
町ができあがるより遥か前の話だ。その頃、この辺は病院以外には民家がまばらにあるくらいで何もない場所だった。
ある日なにかの事故だか事件があって、一晩で病院の患者が全員死んだ。
職員も大勢死んだらしい。
そして間もなく閉鎖され、取り壊された。
なにがあったのかはわからない。
だって噂なのだから。
因みに噂では、身寄りのない患者ばかり引き取ってたことから人体実験でもしてたんだろうと言われてる。
新種のウイルスが実験中に漏れて、大勢死んだのだと。
その病院を取り壊して、後からできたのが私たちが通う学校らしい。
ほんとかな?って思う。
文字数 19,140
最終更新日 2026.03.07
登録日 2026.02.28
9月半ばだというのに、気温が三十五度を超える猛暑の日。
物語は、ぼくが近鉄名古屋線の下りの急行に乗り、弥富駅のホームに降り立つところから始まる。
ぼくは、十七歳で、高校二年生。
本名は作中では明らかにならない。
他の登場人物(「三十九歳さん」や「二十八歳さん」)からは「十七歳くん」と呼ばれる。読書が趣味。将来の夢は小説家。拙いながらも小説を書いている。
学校では、騒がしい同級生たちを疎ましく思い、小馬鹿にしてもいる。
嫌いな言葉は、クラスメイトからかけられる「何の本を読んでるの?」。嫌いな理由は、相手はどうせその本を知らないから。
高校を午前中で早退したぼくは、弥富駅南口のそばにあるバス停の時刻表を見て、バスが出たばかりだと知る。次のバスが来るのは一時間後。
友人である「三十九歳さん」の家までは徒歩一時間弱なので、歩いて向かうことにする。
ぼくは、「三十九歳さん」の名前を知らないし、「三十九歳さん」もぼくの名前を知らない。
「三十九歳さん」の家に着くと、「二十八歳さん」という人が出迎えてくれる。「二十八歳さん」は、いつも「三十九歳さん」の家に遊びにきている。性格は楽観的でお調子者だが、実は自尊心と自己顕示欲とコンプレックスの塊。
「二十八歳さん」は、昨年、青年漫画雑誌の新人賞で佳作を取り、受賞作でデビューしている。デビューをきっかけに契約社員として働いていた仕事をやめたが、デビュー後は新作を発表できていないが、そのうちどうにかなるだろうとのんきなに考えている。
「三十九歳さん」は田舎の百坪の一軒家で、70歳の母親とふたりで暮らしている元漫画原作者で、漫画原作の新人賞を三度取ったことがある人だ。
そのうちの二作は漫画化され雑誌に掲載され、残りの一作は漫画化されてWeb連載された。
だが、一冊だけ単行本を出したが鳴かず飛ばずで、その後はどの出版社の編集者からも見捨てられ、現在はネットで細々と小説を書いて発表している。編集者からあれこれ言われて、作品の方向性やテーマを変えられるくらいなら、書きたいものを書いて、それが誰か一人の心に響けばいいと考えている。
「二十八歳さん」は、そんな「三十九歳さん」を、内心では負け組だと思っている。
「三十九歳さん」は、それを見透かした上で「二十八歳さん」は将来自分のようになると考えている、
小説家になりたいぼくは、小説家にはなれなかったが漫画家になった「二十八歳さん」のことも、漫画原作者になってもうまくいかなかった「三十九歳さん」のことも、尊敬はしながらも、内心はこうはなりたくないなとかんがえている。
文字数 87,709
最終更新日 2026.03.15
登録日 2026.01.28
徳島県牟岐沖の島を舞台にしています。
介護施設で、通称「火男さん」が死んだ、その名の通りその口は、脳梗塞の後遺症で、唇が耳の元近くにまで引き攣れ、その口の形は火吹き筒を咥えた、ひょっとこ面のよう、火男さんには飛んでもない、悪癖があった、夜中に脱出し、あちこちに放火し、地域住民を怖がらせていた。
火葬場から、その「ひょっとこさん」の遺骨が持ち去られた。骨壺を持ち去った男、鹿木は「土佐日記」に記される、海賊の頭領家の末裔で、父親の代までは莫大な資産を持っていた、事業失敗で、その殆どを失って、僅かに残った離島で、一人暮らしていた、火男さん、実名、上村吉信、は鹿木家の分家、実業家上村定信の義理の弟、だった、
上村定信には多額の資産があった、それを狙って吉信らに殺されると危惧していたか、定信は死後、残された子供らの将来、そして事業継続を案じて、遺産分配の遺書を書き残してあった…
文字数 111,805
最終更新日 2026.02.20
登録日 2026.02.20
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