「蓮の花」の検索結果

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 父なる創造神と母なる海神(わだつみ)が創りだした箱庭世界。そこでは、大陸や島が生まれる以前より珊瑚蓮(さんごはす)と呼ばれる世界樹によって神々と敵対し人間を恨む幽鬼という異形から護られていた。その父母から生まれた末娘の宝石神ナターシャは、海神の眷属であった人魚の女王オリヴィエが統べる小さな常夏の島国セイレーンの国神として生きていた。  しかし、その北に位置するかの国によって国は滅ぼされ、女王は連れ去られ、ナターシャも少年王、九十九(つくも)によって那沙(なずな)という名で縛られ、国神から土地神に降格させられてしまう。そのうえ彼は、自国の内乱を収め次第、女王の娘を自分の妃に迎えると一方的に発言して去っていく。  あれから五年。十七歳になった道花(みちか)は九十九との間に交わした誓約のため自分が女王の娘であることを知らされないまま身代わり花嫁となった女王の義弟であるカイジールとともに侍女としてかの国へ渡ることに。  けれど本物の女王の娘である道花には、女王に殺意を抱かせるほどの『海』のちからが隠されていた。なぜなら彼女は世界の命運を握る『珊瑚蓮の精霊(ロタシュミチカ)』で、彼女が注ぐ愛が運命の花色を決めるとされているからだ。  那沙は、道花がかの国の少年王と身も心も結ばれ栄華を誘う桜色の花を咲かせることを願うが、その一方で少年王暗殺を企てるカイジールや、先王を殺した女王オリヴィエをはじめとした玉座を狙う闇鬼に憑かれた者たちを危惧していた。  珊瑚蓮の花の色は、精霊が交わした愛の深さで変わり、ときに破滅を招く黒花を生み出してしまう。  秘密を抱える天真爛漫な少女に襲い掛かる未来の見えない嵐の先にあるのは、少年王の執愛か、溺愛か。
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小説 36,072 位 / 185,549件 ファンタジー 5,473 位 / 42,623件
文字数 115,428 最終更新日 2020.09.26 登録日 2020.08.30
かつて文明大国の異名をとったボッチャリ国は、今やすっかり衰退し、廃棄物の処理に困る極貧小国になり果てていた。 窮地に陥った王は3人の娘を嫁がせる代わりに援助してくれる国を募る。 それはそれは美しいと評判の皇女たちに各国王子たちから求婚が殺到し、 気高く美しい長女アマリリスは金の国へ、可憐でたおやかな次女アネモネは銀の国へ嫁ぐことになった。 しかし、働き者でたくましいが器量の悪い三女アヤメは貰い手がなく、唯一引き取りを承諾したのは、巨大なガマガエルの妖怪が統べるという辺境にある蛙国。 ばあや一人を付き人に、沼地ばかりのじめじめした蛙国を訪れたアヤメは、 おどろおどろしいガマ獣人たちと暮らすことになるが、肝心のガマ王太子は決してアヤメに真の姿を見せようとはしないのだった。 【完結】ありがとうございました。
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小説 36,072 位 / 185,549件 恋愛 16,299 位 / 56,362件
文字数 98,598 最終更新日 2023.03.03 登録日 2021.06.17
自分は女子トイレの個室の中に存在していた。 自分は混乱していた。自分は下腹部に軽い憂鬱を抱えていた。腫瘍を植え付けられた様にも感じられる混乱は、自分がどこから来て、どこに向かうことを求められているのかを、思い出させざるを得ない感覚に陥らせた。自分の人生に、振り返りたくもなる光景なんて何一つ存在していなかった。ただ、ひとつ明確に存在しているのは、自分は十八歳を生き、人の皮を被って、生きているのも十八年目で、酷く続く混乱は昔の、消失してしまった〝過去〟から続いているという純然たる事実だけだった。人の心に寄り添う睡眠導入剤のような長編小説。 この作品は、Amazonと楽天Koboにて無料で発売中の小説『蓮の花 ~私はかつて、希望と呼ばれていた~』を転載したものです。 もしご興味がありましたら、Twitterや小説の商品ページの方へ足を運んでみてください。 【プロローグ 終わらないラストシーン】 【第一章 重症患者】 【第二章 もう、いいんだ】 【第三章 心中お察ししますっていうか、もうそいつは死んでるんだよ】 【第四章 第一歩】 【第五章 慢性的な避暑地】 【第六章 打ち沈んだ雰囲気】 【第七章 人類の落としもの】 【エピローグ ありがとう、また逢いましょう】
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小説 21,303 位 / 21,303件 現代文学 640 位 / 640件
登録日 2024.02.22
就活まではうまく行った。しかし、職場で上手くいかずホステスから愛人になっていく女の話。
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小説 185,549 位 / 185,549件 現代文学 7,757 位 / 7,757件
文字数 3,378 最終更新日 2023.11.09 登録日 2023.11.09
電柱の上に人が立っていた。 年頃は女子高生の凜月と同じくらいの男子だが、蓮の花や葉をあしらった中華風の衣装で、手には槍らしき物をもっている。 真言宗の寺の娘の凛月が、祖父に命じられて家宝の蓮の種を育てた結果がこれだ。 同時に、凛月の霊力を封じていたブレスレットが砕け散り、霊力が解放された。そんな彼女に祖父の覚元は冷たく言い放った。 「その辺の小物ならば、自分で祓えるようにならないとな」 翌日から悪霊や物の怪の類を調伏する修行が始まる。しこうして、彼女の実力や如何に? (不定期更新です。ご了承ください)
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小説 21,303 位 / 21,303件 ファンタジー 8,271 位 / 8,271件
登録日 2022.05.31
有名な占い家系の娘、玲奈(れな)は18歳で跡取りになる。その前に…あたし、占いとかそんな力ないんだけど!? 跡取りにはなりたくない一心で小さい祠に願いをぶちまけた。その結果、なんと祠から神様が! その日を堺にあたしの日常は神様という合間見れない日常になってしまった。そこで、占い師として力をみにつけるか、又は願いの通り跡取りから逃げるか、神様と触れ合い玲奈がどのような人間になるのか… 友情と神と恋愛と織りなすファンタジーな青春物。 ―ミオンを求めて―最後の世界×蓮の花姫の続編、繋がる作品です。作品を見てなくても楽しめる作品だと思います。
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小説 185,549 位 / 185,549件 青春 6,548 位 / 6,548件
文字数 78,012 最終更新日 2021.04.01 登録日 2017.07.15
大衆娯楽 完結 ショートショート
 夏空の下、庭を眺める老人が思い出すのは『駒江』との想い出。彼女がこの家に来たのは戦時中のこと。
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小説 21,303 位 / 21,303件 大衆娯楽 612 位 / 612件
登録日 2013.10.24
―ミオンを求めて―最後の世界で500年間も生き続けた名のある姫の話し。 彼女はどうして500年間もこの世に生き続けたのだろう。 時は安土桃山時代、小さな小さな村を治めるお殿様がおりました。そのお殿様には絶世の美女ともいえる娘がおった。名は蓮姫。蓮姫には人間離れした特殊な力があって…。その従者、ヒビにも注目していただきたきたいです。 ―ミオンを求めて―最後の世界と繋がっています。その作品を見てなくても楽しめる作品だと思います。
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小説 185,549 位 / 185,549件 ファンタジー 42,623 位 / 42,623件
文字数 24,063 最終更新日 2020.05.05 登録日 2019.12.31
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