身長一八〇センチメートルオーバー、ショートカット、貧乳、中性的な容姿に常にラフなパンツスタイル……。かろうじて無職ではない自称フリーターの菫(すみれ)は男と無縁に生きてきた。それと言うのも夜蜘蛛(やくも)と名乗る“神様”に愛されてしまっているから。そんな菫は夜蜘蛛の愛を利用して霊能力者もどきの仕事をしている。なにせこの世界、道を歩けば“怪異”に当たってしまうくらいなので――。
そんな一人と一柱がエッチしたりしなかったりしつつ、“怪異”を解決したりしなかったりするオカルトエロストーリー。
※色々と習作。主人公orゲストモブ女子がエロい目に遭う話。エロ含めて基本全体的に馬鹿馬鹿しい雰囲気なのでホラー要素はそれほど強くないです。
※現在エピソード3まで掲載(エピソード毎読切型です)。
文字数 52,595
最終更新日 2023.01.02
登録日 2022.08.06
「廃都」と呼ばれる半放棄された都市で、比較的上流の家庭で生まれ育った高校生の薬袋艾(みない・もぐさ)には幼馴染がいる。その幼馴染・毒島鈴蘭(ぶすじま・すずらん)はヤンキーから足を洗ってしばらくの美少女。家族に見捨てられてホームレスの鈴蘭を養うため、艾が思いついた方法は、コンテンツ配信プラットフォームで金を稼ぐというものだった。オカルト危険地帯である「廃都」ではネタには事欠かない。そして「廃都」の外では絶賛オカルトブーム中。かくして艾は鈴蘭と共にオカルト系実況界へ身を投じることになる。
※四話目で一旦完結。作品全体を総括するような大きなオチはないです。
※便宜上「掲示板風」と呼称していますが、システムや雰囲気等はかなり違います。また、リアリティよりも読みやすさを重視している箇所が多々あります。自分が読みたいものを書いたのでそんな感じになっています。
文字数 94,203
最終更新日 2022.12.19
登録日 2022.10.31
「お菓子くれなきゃいたずらします!」――シーツおばけになって現れた後輩のカヤは異世界人。なんやかんやあってこの魔法学校に通っている。カヤとは互いに思い合っていると確信できるが、いつか彼女が元の世界に帰るかもしれないことを思うと一歩踏み出せない。10月31日、カヤに呼び出されれば先のセリフを投げかけられる。「ハロウィン」なんて知らないし、お菓子なんて持っていなかった俺に「いたずら」を仕掛けると宣言したカヤの「いたずら」とは――「セックスするまで“出ない”部屋」を魔法で作り出し、俺と共に閉じこもる、というものだった。
※全体的にライトなエロいちゃラブコメです。
文字数 7,040
最終更新日 2022.10.31
登録日 2022.10.31
空(そら)は三つ子の一番上。けれども弟たちとはなんとなく溝があるように感じている。一卵性で双子のような弟たちは、空よりもちょっとあとに生まれてきたので三つ子なのに誕生日が違う。それにヤクザに飼われて非合法な仕事に手を染めているが、弟たちと違って空は拷問は不得意だ。小さなことが積み重なっての、なんとなくの疎外感。そんなときに助けた後輩のかもめは空を慕ってくれているらしい。だがある豪雨の日、たまたま居合わせた弟たちをかもめに紹介することになる。ふたりの世界に閉じこもっているように見えた弟たちはしかしなぜか、かもめには興味を示して――?
※ざまぁというか可哀想めかもしれないです。
文字数 28,683
最終更新日 2022.10.29
登録日 2022.10.05
絶世の美少女として生を受けた、今年一七歳の芙美花(ふみか)。けれどもその美貌のせいでトラブルに巻き込まれてばかり。ゆえに現実の人間に興味が持てず、もっぱら二次元の住人たちを愛していた。そんな芙美花の近頃のお気に入りは『魔女ノ執事』という女性向けスマートフォンゲーム。プレイヤー=主人公に甘い世界に耽溺し、時間があればゲームをやり込んでいた芙美花だったが、あるとき『魔女ノ執事』の世界へ主人公=“新米魔女”としてトリップすることに。戸惑う芙美花に追い打ちをかけるように、この世界では「男性だけ美醜の価値観が逆転している」という事実が判明。芙美花が愛でていたゲーム内キャラクター=執事は、この世界ではひどいブ男として扱われているのであった。
※こんなあらすじですが執事視点から始まります。また、執事視点と主人公視点で場面の重複があります。
文字数 50,671
最終更新日 2022.10.03
登録日 2022.08.24
大学からの帰り道、突然の雨に降られた真衣(まい)は友人の木津(きづ)と共に近所の小さな神社に身を寄せる。木津と雨宿りを始めた真衣だったが、雨は止む気配を見せない。仕方なく木津と他愛のない会話に興じる真衣だったが……。
文字数 4,128
最終更新日 2022.09.24
登録日 2022.09.24
ある日、目覚めたら記憶喪失になっていたチカ。すべての窓が板でふさがれた“城”にはチカの他に六人の少年少女がいた。おしなべて白い服を身にまとった子供たちは“城”から出ることを許されず、“黒子(くろこ)”と呼ばれる人間の“捨品(しゃひん)”で暮らしている。そしてこの“城”では夜中に徘徊するなにかがいたり、かなりの頻度で不思議なことが起こるのであった――。
※閉鎖空間で少年少女がワチャワチャ&イチャイチャするだけの連作日常ファンタジー恋愛モノです。主人公CP以外に「ポリアモリー(複数人交際)してるトリオ(男2女1)CP」と「幼馴染CP」が登場します(CP固定)。すごい大オチが待っていたりすることのない(一応、一区切りするためのオチみたいなものはあります)、書きたいところだけ書いた、ちょっと不思議な世界のだらだら日常短編集です。倫理観のない回や、暴力的な回、性的な話題が出てくる回、生理回などがあります。
※18歳未満の登場人物の性交渉をにおわせる表現があります。
文字数 199,996
最終更新日 2022.08.03
登録日 2022.02.12
莉々(りり)は歓楽島の、山を背にした高級住宅街の一軒家で恋人の若葉(わかば)と共に暮らしている。……より正確には(ほぼ)軟禁生活を送らされている。アウトローの若葉に騙されて、莉々はこの家にやってきたのだ。だが高級レストランでの出来事から莉々は若葉に一泡吹かせてやろうと脱走計画を立てる。
文字数 4,926
最終更新日 2022.08.01
登録日 2022.08.01
大学二年生の夏、矢野(やの)は酒が入った“はずみ”で千弦(ちづる)と致してしまった。その一件はふたりだけの秘密のはずだった――のに、千弦とニコイチの真弓(まゆみ)がなぜかそのことを知っていた。期待外れだった映画が画面を流れる中、千弦がコンビニへ行っているあいだ、矢野は真弓から口説かれているのか責められているのかよくわからない言葉をかけられる。
※性的表現あり。具体的な性描写は「おまけ」の冒頭部のみです。
文字数 10,158
最終更新日 2022.07.02
登録日 2022.07.02
灯台守の一族に生まれたカノは、女学校で出会った不思議な少女・ワタリヒメに惹かれる。ワタリヒメはまるで水に取り憑かれているかのような言動で、女学校では疎まれていた。だがカノにとってワタリヒメの隣は心地よく感じられる。しかしワタリヒメは一五の誕生日に“海へ戻る”ことを定められていた。
文字数 3,430
最終更新日 2022.05.30
登録日 2022.05.30
令嬢エステラには我慢のならないことがある。同級生のベアトリクスだ。エステラよりも家格は下だが成績は抜群。そんなベアトリクスの存在がエステラには我慢ならない。彼女を追い落とす方法を模索する中で、エステラはベアトリクスの良からぬ噂を耳にする。いわく、幽霊マンションと呼ばれる家で複数の男を侍らせよからぬ行為に耽っているというのだ。エステラは品行方正で知られ、“聖女”の異名を取るアグネスにこの噂を耳打ちし、ベアトリクスを公衆の面前で糾弾しようとしたのだが――?
※ざまぁ要素はありますが最終的にぎゃふんとかそういう方向性が強めで、その要素はメインではなく前半のみです。前半はエステラ視点、後半はベアトリクス視点。
文字数 6,754
最終更新日 2022.05.21
登録日 2022.05.21
最近神殿にやってきた聖女補佐のアリアは、セシリーの護衛を務める神殿騎士のバートに惚れているようだ。セシリーは天才聖女なので気づいた。おまけにアリアもセシリーにバートとふたりきりになれるよう言ってくる。セシリーは天才なので頼みごとをしてくるのもやむなし。なのでセシリーはアリアとバートをそれとなくくっつけようと考えたのだが――?
※前半セシリー視点、後半アリア視点。セシリーが関西弁。自業自得とはいえちょっとアリアが可哀想め。
文字数 3,815
最終更新日 2022.05.09
登録日 2022.05.09
意地っ張りな高飛車“元”令嬢シェイラは、実家の借金を返済してくれた元同級生で今は夫のルークに素直になれずにいた。だがあるときルークの前ですべって転んで記憶喪失に。それだけでも恥ずかしいのに、記憶喪失のあいだにルークにいいように丸め込まれ、恥ずかしいセリフをいっぱい言わされてしまった上に、恥ずかしいこともいっぱいした。しかし突如として転んで頭を打つまでの記憶を取り戻し、記憶喪失のあいだの出来事も都合よく忘れるなどという展開が訪れなかったシェイラは、恥ずかしさに身悶えし――
「記憶喪失になっていたあいだの言動が恥ずかしすぎますわっ……そうだ! 記憶喪失のままのフリをしましょう!」
※性的表現あり。具体的なエロは冒頭部のみ。♡喘ぎ、擬音、淫語、中出し、潮吹きの要素あり。
文字数 6,333
最終更新日 2022.04.20
登録日 2022.04.20
「天使病」――突如として背中に小さな翼が生え、やがて空へと飛んで消えてしまう病気。治療法は空へと飛んで行くときにその手を取ること。ただし、触れた際に病気が感染(うつ)ってしまう可能性がある……。
天使病に罹った高校生の茉由(まゆ)は、しかし楽観的に考えていた。きっと自分の手を取ってくれる人間はいるだろうと思っていた。けれども放課後の学校で茉由の体が浮かび始めたとき、信じていた友人たちは茉由の手を取ることを躊躇する。ハリボテの友情に絶望する茉由だったが――。
※同性愛に対して否定的と取れるようなキャラクターが登場します。
文字数 4,477
最終更新日 2022.02.23
登録日 2022.02.23
αに生まれ、挫折知らずの人生を歩んできた葵(あおい)。二〇代の内に同じαの章生(あきお)と結婚して、娘がひとりいる、順風満帆で完璧な人生。しかしあるとき娘の愛(うい)から夫が不倫していると聞かされる。夫の不倫相手の朋絵(ともえ)は娘のクラスメイト・絵葉(えば)の母親で、貧しいシングルマザーで……Ωで――そして葵の「運命の相手」だった。
(……というようなあらすじの「あと」のお話です。語り手は葵の娘の愛です)
※百合オメガバース。18歳未満の登場人物の性交渉をにおわせる表現があります。人を選ぶ要素にさらに人を選ぶ要素を重ねたような話なので、タグにじゅうぶんご注意ください。
文字数 3,772
最終更新日 2022.02.16
登録日 2022.02.16
――従姉(イトコ)の瑠璃子(るりこ)が死んだ。榮(さかえ)の好きな瑠璃子が死んだ。五年前の話だ。――
不幸な事故で亡くなった瑠璃子と、珊瑚(さんご)は瓜二つ。瑠璃子が亡くなってから以前にも増して幼馴染の榮は珊瑚に構うようになる。榮のそれは、愛情なのか。珊瑚にはわからなかったが、榮が瑠璃子に気があったことだけは知っている。そして瑠璃子も。ならば、珊瑚の榮への恋心はどこに置けばいいのだろうか。わからないまま、求められるまま、珊瑚は榮に身をゆだねる。だがそんな珊瑚に「運命のつがい」が現れて――。
※異性間(男女)オメガバース。性的表現あり。18歳未満の登場人物の性交渉の表現があります。性描写はぬるい上に少ないです。主人公は後ろ向きでめんどうくさい性格です。裏社会関連の設定についてはふんわりと読んでください。
文字数 14,923
最終更新日 2022.02.09
登録日 2022.01.29
貴以(たかゆき)の家には座敷牢があり、「地獄」と呼ばれていた。おかしな家とおかしな家族から逃げるように他県へと進学した貴以は、遥(はるか)と出会い恋を知る。恋を知ったことで次第に狂い始める貴以。性悪な遥の態度がその狂気に拍車をかける。やがて貴以の脳裏に、必死に忘れようとしていた「地獄」が浮かび上がり……。
※性的表現あり。
文字数 4,218
最終更新日 2022.02.02
登録日 2022.02.02
死者の声を聴くことで糊口を凌ぐ木っ端霊能力者のガブリエルは、治安の悪い地域で格安瑕疵物件を借りている貧乏人。ひょんなことからギャングのボスの秘密を知らされることになってしまう。彼は初恋をこじらせており、その相手はガブリエルの学生時代の先輩だったのだ。以来、なにかと呼び出されては恋愛相談(という名の一方的な愚痴やらなんやら)に付き合わされることになる。ふたりのあいだには誓ってなにもないが、周囲はそうとは思わず……そしてそれはガブリエルの幼馴染で今は立派なギャングの幹部であるエルドレッドも例外ではなく――。
文字数 26,789
最終更新日 2022.01.26
登録日 2022.01.05
乾(いぬい)ホオズキは囲われ者である。ひょんなことから出会った、どこかアウトローの気配がする犬飼(いぬかい)に軟禁されている。しかしそんなホオズキにも助けの手を差し伸べる者は現れて――?
※モブ男視点→犬飼視点→モブ女視点→ホオズキ視点。だいたい全員(色々な意味で)ヒドイ。
文字数 8,301
最終更新日 2022.01.24
登録日 2022.01.24
過剰なまでの独占欲と束縛心・嫉妬心をエルハに向けるリンネ。それを彼なりの深い愛の形なのだと思えるほど、エルハは寛容ではなかった。リンネの異常な愛から逃れるために、ついにエルハは彼を手にかける。それですべてが終わる。そのはずだったのに――。
※前時代風日本モドキ世界みたいなぼんやりとした舞台設定です。ヤンデレというか(主人公視点だと)ヤンデルサイコパス風味です。
※18歳未満の登場人物の性交渉をにおわせる表現があります。
文字数 6,778
最終更新日 2022.01.10
登録日 2022.01.10