「ちょっと、なんなのよ!これ、ここ見てよ、ここを」と持って来たカーディガンを見せながら怒るご近所に住むママ友の千賀子さん。
デパートの3階にある洋服売り場でパートを
文字数 723
最終更新日 2021.05.02
登録日 2021.05.02
連れ子が成長し、中学生になった。
思春期ということもあり、反抗的な態度をとられる。
だが、そんな反抗的な表情も妙に俺の心を捉えて離さない。
「ああ、抱きたい・・・」
文字数 701
最終更新日 2021.05.01
登録日 2021.05.01
「新婚旅行は思い切って、岩手県にしましょうよ」
「そうだね。東北には温泉が素晴らしい旅館が多いからね」
結婚式を挙げた私たち夫婦は新婚旅行先を岩手県に決めた。
「寝台電車で
文字数 904
最終更新日 2021.05.01
登録日 2021.05.01
「ううううっ」隣で寝ている夫の方から苦しそうな呻き声が聞こえてきた。
私は恐る恐る隣に目を向けると、仰向けになり、両目をガッと見開いた夫の姿が外から照らされる満月の明かりで見えた。
両手の指先
文字数 831
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
「ね、楓ママ。お皿は何枚必要?」
「あ、10枚ね」
「これはどこに置けばいい?」
「それはあのテーブルに置いて」
文字数 949
最終更新日 2021.04.30
登録日 2021.04.30
仏像のミニチュアって凄く魅力的なんだよね。
あの神々しいお顔や鎮座する姿って、なんとも言えないんだ。
私、
文字数 527
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.29
「ママ!あれを見て!もしかして、未確認飛行物体のUFOじゃない?!」
「え?!!まさか、飛行機か自衛隊のヘリコプターじゃない?」
「でも、
文字数 994
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.29
義父の趣味は絵を描くこと。
自然を描いたり、人物像を描くことが好き。
「舞さん。一つ頼みがあるんだがね」と嫁の私に声をかけてきた。
「はい、なんでしょうか?」
「デッサンをしたいんだが、モデルになってくれないか?」
「え?私がですか?」
「ああ、
文字数 1,181
最終更新日 2021.04.29
登録日 2021.04.29
「ね、透明マスクって知ってる?」
「え?なに、その透明マスクって」
「知らないの?口が見えるのよ。このマスク」
「ええ!ほんとに?」
気になった私は
文字数 569
最終更新日 2021.04.28
登録日 2021.04.28
セクシーな彼女と車で海沿いをドライブデートしていた。
黒く、長い髪の毛をかきあげる彼女にゾクゾクする。
ドライブ中だというのに、妙に気持ちが高ぶる俺。
「なあ。マッサージをしてくれないか?」
文字数 970
最終更新日 2021.04.27
登録日 2021.04.27
「愛しているのは君だけだ」と、何度も私に愛情をぶつけてくる義兄。
私に自分の気持ちをストレートにぶつけてくる。
でも、私には愛する婚約者がいるの。
だから、情熱的に感情をぶつけられても、私は倒れそう。
文字数 820
最終更新日 2021.04.27
登録日 2021.04.27
俺の家の近くにある工場なんだけど、1年前に大きな爆発事故があって、建物が木っ端微塵に吹き飛んだんだ。
建物が吹き飛んだのは深夜の1時過ぎで、地面からゴゴゴゴゴッって凄い地鳴りがしたんだよね。
でも、これは夢だった。
夢の中では、俺は家の前に立ってるんだけどさ、ゴゴゴゴゴって凄い音が鳴ったと思ったら地面が左右に凄く揺れたんだよね。
グラングランって。
最初は夢だし、そのうち終わるだろうと思ったわけ。
それがさ、その揺れがいつまでも終わらなかった。
もう吐き気がしそうだなと思った瞬間、瓦礫やブロックが凄い勢いで飛んできたんだ。
「うわ!家が危ない!」と思って後ろを振り向いた瞬間、ピカッって大きな光と爆風が俺を襲った。
「爆弾でも落ちたのかよ!!!」そう思ったけど、爆弾ではなかった。
遠くの方を見たら、大きな倉庫が爆発中。
なんだかソワソワするから家族に「逃げよう」って言ってた。
家族を連れて逃げた俺の後ろでまた倉庫が大爆発を起こす。
家の窓は吹き飛び、飛んできた鉄骨やトタン板で家は酷い有様になっちまった。
そんな夢を見てから3日後。
深夜にグラグラグラって地面が揺れた!
「大地震かよ!!」俺は慌てて立ち上がろうとしたら、窓の外で倉庫が爆発する光景が見えた。
俺は急いで家族を起こし、家の裏手の方に逃げようと誘う。
そしたら次の瞬間、さらに倉庫が爆発した!
もしも逃げてなかったら、今頃どうなっていたか…
文字数 588
最終更新日 2021.04.26
登録日 2021.04.26
家の近くにあるテイクアウトができるお店で働き始めた私。
今日も子供を幼稚園に送ってから、その足でパートに行く。
「だいぶ慣れてきたじゃない」先輩店員の敦子さんが、私の慣れた仕事を見て褒めてくれた。
文字数 826
最終更新日 2021.04.26
登録日 2021.04.26
シャワーを浴びる俺は、たっぷりのボディソープを手で泡立てた。
そして、首から胸、背中にとたっぷりの泡を擦り付けて、全身を洗っていた。
「ああ、
文字数 727
最終更新日 2021.04.25
登録日 2021.04.25
家の前でママ友と今度の授業参観について話をしていた。
「ね、佐竹さんの担任の先生って、若くてイケメンなのよね?」
「ええ、横須竜生のような美しさがある先生なんですよ」
「いいわね、
文字数 883
最終更新日 2021.04.25
登録日 2021.04.25
ズルズルズルッ
私は左右に体をくねらせ、目の前に立つ獲物を狙うため静かに、ゆっくりと息を殺して近づいてゆく。
久々の獲物はなかなか食べ応えがありそうな大物だった。
文字数 822
最終更新日 2021.04.24
登録日 2021.04.24
ブラジルに行ってみた。
どうしてブラジルにしたかというと、サンバを目の前で見たかったから。
Tバックのプリッとした尻が激しく左右に揺れる後ろ姿がいろっぽいダンスを見たいんだ!
文字数 617
最終更新日 2021.04.24
登録日 2021.04.24
「いったい誰を選ぶんだよ!」
「本当に好きな男は誰なんだ!」
「そうだよ!この場ではっきりしてくれよ」
「やっぱり俺だよな?!」
「いや、俺だろ!」
私の前にいる
文字数 713
最終更新日 2021.04.23
登録日 2021.04.23
コツコツコツ
夕方になると玄関の外からハイヒールの足音が聞こえてくる。
「誰かしら?」毎日のように続くその足音に、私は誰だか知りたくなり、思い切って足音が聞こえてくるときに玄関のドアを開けてみることにした。
「どなたですか?」ドアを開けると・・・誰もいなかった。
でも、ドアを開ける直前まではハイヒールの音がしていたのだから、ドアを開けてもまだ近くにいるだろう。
逃げたとしても、走る音くらいは聞こえてくるだろう。
しかし、近くに姿は見えないは、逃げる足音もしなかった。
ドアを閉めて、私はお風呂を沸かそうと風呂場へ向かった。
その手前の洗面所でメイクを落とそうと立ち止まった。
「キャッ!!」私の後ろに、真っ赤な口紅を塗り、赤いコートを着た女がジッと私を見て立っていたのだ。
そして、「哲朗、哲朗を返して・・・」と呪文のように言ってくる。
でも、私は返せないと心の中で伝えた。
なぜなら、哲朗は私がすでに殺しているので、この世にはいない。
「お願い、哲朗を返して」とそれでもしつこく言ってくる女に根負けした私は、とうとう哲朗を埋めた場所を指差して、「ここにいるわよ。いつでも持って行けばいいわ」そう伝えた。
すると女は私に飛び掛ってきて「返せ!哲朗をお前の手で返せ!」と叫んでくる。
手を噛み、首に噛み付いてくる女に恐怖を感じた私は、「わかったわよ!私が掘り返すわよ!」
と伝えて、床下を壊し、土を掘り返した。
中からは白骨化した哲朗の人骨が出てきた。
「さあ、持っていきなさいよ!」そう女に伝えると、人骨のそばに行き、涙を流す。
「よくも浮気ばかりする男をそんなにも愛せるわね」そう女に聞くと、「私も浮気は何度もされたわ。でも、本気であの人を愛していたから、死んだと感じたとき、私も死んで、あの人のそばへ行きたいと思ったのよ」
そんなロミオとジュリエットのような話があるのかしら?
文字数 772
最終更新日 2021.04.22
登録日 2021.04.22
新婚夫婦の新妻。
「あなた、いってらっしゃい」
新妻はかわいらしい笑顔で夫を見送る。
「ああ、いってくるよ」
玄関先で熱いキスをする2人。
マイカは出勤した夫を
文字数 622
最終更新日 2021.04.22
登録日 2021.04.22