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【第3回きずな児童書大賞 読者賞受賞作品】
「君は25歳の誕生日に異世界へ飛ばされる――準備、しておけよ」
そんなリアルすぎる夢を見たのは、中学3年・15歳の誕生日。
しかも、転移先は「魔法もあるけど生活水準は中世並み」、しかも「チート能力一切なし」!?
死ぬ気で学べ。鍛えろ。生き抜け。
目指すのは、剣道×農業×経営×工学を修めた“自己完結型万能人間”!
剣道部に転部、進学先は国立農業高校。大学では、園芸、畜産・農業経営・バイオエネルギーまで学び、最終的には油が採れるジャガイモを発見して学内ベンチャーの社長に――
そう、全部は「異世界で生きるため」!
そしてついに25歳の誕生日。目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。
武器は竹刀、知識はリアル、金は……時計を売った。
ここから始まるのは、“計画された異世界成り上がり”!
「魔法がなくても、俺には農業と剣がある――」
未来を知る少年が、10年かけて“最強の一般人”になり、異世界を生き抜く!
※「準備型転移」×「ノンチートリアル系」×「農業×剣術×起業」異色の成長譚!
文字数 290,833
最終更新日 2025.12.12
登録日 2025.07.30
大学の演劇部で脇役ばかりだった志水結衣。
真面目で実力はあるのに、どこか光に届かない。
そんな彼女が就職したのは、大手映画会社。
配属先の研修で出されたテーマは――「新しい映像ビジネスを提案せよ」。
彼女が考えたのは、映画館を舞台にした“演劇×映像”プロジェクト。
無料で前編をYouTubeに配信し、後編をシネコンの舞台で25分間上演するという前代未聞の企画。
その名も――《劇団25分》。
「映画より少し高く、演劇より少し短く。
でも、心にはいちばん長く残る。」
このアイデアが奇跡的に採用され、
結衣は新人ながらプロデューサー兼主演に抜擢される。
脚本・演出・広報――メンバーは少人数。
そして演者のひとりには、大学時代に淡い想いを抱いていた俳優・石田直哉の名があった。
舞台制作の過程は、まさに“青春の再来”。
ぶつかり、支え合い、時に心がすれ違う。
だが、25分という制約の中で、彼らは観客の心を揺さぶる物語を完成させていく。
初演は全国20都市で完売。
SNSでは《#25分の奇跡》がトレンド1位。
観客の涙と拍手に包まれ、プロジェクトは社会現象となった。
けれどその裏で、
結衣と直哉の間には、言葉にできない想いが膨らんでいく。
「舞台の上では恋人なのに、
現実では“共演者”のまま――。」
スキャンダルを恐れ、感情を抑えながらツアーを続ける二人。
だが、再演の千秋楽――“25分のアドリブ公演”で、
ついに彼らは現実の想いを舞台で告げ合う。
「これが、私たちの本当の25分。」
演劇の成功、チームの成長、そして大人の恋の再生。
“25分”という時間に、夢と情熱、そして人生のすべてが詰まった――
映像と舞台の新時代を描く、感動のエンタメドラマ。
文字数 15,815
最終更新日 2025.11.09
登録日 2025.10.14
文字数 836
最終更新日 2025.10.24
登録日 2025.10.24
ラーメン屋の看板娘、美月(23歳)は、小さな体に大きな夢を抱く料理人。
毎日でも食べられる、健康でおいしい“未来のラーメン”を目指し、両親の店を手伝いながら通信制の大学で栄養学を学び、管理栄養士の資格を取得した。
卒業旅行で訪れた「拉麺神社」で願いを込めたその瞬間、目を開けると――そこは剣と魔法の異世界!
彼女に与えられたスキルは、目の前の人の健康状態と“必要な食べ物”がわかる《体調鑑定》だった。
病気に魔法が効かず、麺料理も存在しないこの世界で、彼女はスキルと知識、そしてラーメンへの情熱を武器に、ひとり台所から冒険へと踏み出す。
食材を求めて仲間と冒険し、町の食堂を救い、やがてその料理は貴族たちをも魅了して――?
「食で世界を救う!」
ラーメン×栄養学×異世界転移!
やさしさと湯気あふれる、成り上がりグルメファンタジー!
文字数 207,070
最終更新日 2025.10.02
登録日 2025.06.14
かつて高校受験専門塾で、教材・授業・進路指導・オンライン授業まですべて1人でこなし、
月残業150時間・残業代10時間分――そんな地獄のような生活を続けてきた水野義春(34歳・独身)。
「もう、働きたくない」
心と体が限界を迎えた彼は、入院中に退職代行を依頼。
結果、選べた退職条件は――
①1500万円の現金
②会社所有のマンション(サウナ併設・家賃&管理費タダ)
迷わず②を選び、株主優待生活スタート!
しかもその優待、なんと「全国にある系列飲食チェーン15業態のすべてで“株主無料食事パス”が使える」夢の制度。
さらに12年にわたって投資してきたその株の配当金が年250万円!?
こうして義春の、
「朝風呂→サウナ→株主優待ランチ→昼寝→軽い運動→無料ディナー→YouTube撮影→夜風呂」
という、誰にも怒られず、ととのいまくる“セミFIRE生活”が始まった!
だがその平穏な生活に、ちょっとずつ変化が――
元職場の倒産、そして株主優待の会社との思わぬ関わり、
さらに謎の美人後輩の再会まで!?
“働きすぎた男”が、“ととのい”ながら少しずつ癒されていく――
じんわりほっこり、ちょっと笑えるセミFIREストーリー、ここに開幕!
文字数 81,968
最終更新日 2025.09.14
登録日 2025.07.20
三十歳の獣医・美琴は、行列する猫に導かれ、猫耳や犬耳の獣人が暮らす異世界へ。ここでは治癒魔法はあるのに、獣人医療は遅れていた。ひげの角度、毛並み、尾の根の“こわばり”から身体のことばを読む――美琴の観察眼は、魔法では届かない不調に効きはじめる。獣人診療所「灯火の手」の仲間(護衛レオ/治癒師サシャ/院長テオ)と、扉の回廊で起きる“鍵の異常”に挑むうち、街を狙う「影の鍵師」の存在が……。
お仕事×ほのぼの×ちょい謎。チートなし、でも“読む手”は最強。丸と×と△で選びながら、獣人たちの毎日を“半歩”ずつよくしていく異世界医療ファンタジー。
文字数 31,102
最終更新日 2025.09.04
登録日 2025.08.31
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
文字数 29,033
最終更新日 2025.08.10
登録日 2025.07.28
朝、通勤ラッシュのホームに立つだけで疲れてしまう。
仕事は嫌いじゃないけれど、毎日はなんだか味気ない——。
そんな35歳・独身会社員の志乃が始めたのは、
「通勤中に“何か”を数える」という、ささやかな遊び。
赤いもの、猫のモチーフ、笑顔の人。
前夜にテーマを決めて、朝の道でそっと探しながら歩く。
それだけで、不思議と世界が少しやさしく見えてくる。
ある日、電車の中で出会った“誰か”との、
ちいさな指の合図。
それは、彼女の日常にひっそりと灯る、心の火種だった。
——変わらない毎日にも、ほほえみと奇跡は隠れてる。
忙しいあなたに贈る、
通勤時間がちょっと好きになる、心ほどける日常ファンタジー。
文字数 2,001
最終更新日 2025.06.20
登録日 2025.06.20
猫と映画に囲まれて暮らせたら」――そんな夢、叶うはずがないと思っていた。
動物科学を学ぶ大学生・こはるは、保護猫活動を仕事にしたいと願う一方で、趣味は全国のレトロな名画座めぐり。そんなある日、訪れたシャッター商店街の片隅で、運命的に出会ったのは《名画座ヤマネコ》。
そこで見つけた「事業承継者募集」の張り紙。
条件は――「20年間、映画館を続けること」。
猫専門映画館×猫カフェとしてのリニューアル、保護猫の譲渡活動、そして笑顔を取り戻す町の人々。
これは、猫と映画が紡ぐ再生の物語。
誰かの心にそっと灯をともす、小さな奇跡がここにある。
★月に一度の譲渡会、猫たちだけが知る夜の秘密上映会。
じんわり、ほっこり、涙のあとにやさしさが残る、あたたかな猫映画館ストーリー。
文字数 40,180
最終更新日 2025.06.20
登録日 2025.06.16
昆虫博物館の元研究員、気づけば“あの夏”にいた――。
仕事に疲れ、情熱を失いかけていた昆虫学者・榊原直人(さかきばら なおと)は、ある日ふと降り立った無人駅で、信じられない光景を目にする。
──そこは、幼い頃に過ごした田舎町。そして目の前には、死んだはずの幼なじみ「だいちゃん」が、あの頃のままの姿で立っていた。
なぜ自分は、昔の世界にいるのか?
なぜだいちゃんは、この時代に現れたのか?
そして、なぜ“あの昆虫”だけが、いまも輝いて見えるのか──。
虫を追い、笑い合い、心が揺れたひと夏。
その先に待っていた、たった一つの「記憶」と「再会」が、男の人生を静かに変えていく。
これは、“好き”を取り戻す物語。
もう一度、あの夏に帰りたくなるノスタルジー×幻想のタイムスリップ小説
文字数 18,048
最終更新日 2025.06.13
登録日 2025.06.10
かつて日本中を熱狂させた伝説の柔道家・天野剛士。
オリンピック三連覇、国民栄誉賞、世界中の畳にその名を刻んだ英雄は、45歳となった今――再び「挑戦者」として畳に立つ決意をする。
舞台は、プロ柔道リーグ「YAWARAリーグ」。
国籍も体格も超えたトップ10人の選手が、1年を通して己の強さを証明し合う、柔道界最高峰の戦場。
役員として静かに暮らしていた剛士は、世間の嘲笑と非難を浴びながらも、自ら推薦枠を得て入れ替え戦に挑む。
老いた肉体、重ねた年月、容赦ない世論――
そのすべてを背負いながら、剛士は「なぜ今戦うのか」という問いに答え続ける。
かつて交わしたある約束、そして息子に伝えたい生き様。
それが、彼を再び“柔の道”へと駆り立てていた。
文字数 18,539
最終更新日 2025.06.11
登録日 2025.06.07
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