苛烈なひとよ、忍に愛を
「お前を導く、上様(かみさま)じゃ」
そう言って真木(まき)を拾ったのは、一国の主人、上総(かずさ)だった。
忍としての修行を終え、真木は上総の従者になる。
奔放、冷酷、女たらしな上総に頭を抱えながらも、苦悩する本心を知る真木。
一方の上総も、どこまでも自身に愚直な忠誠を向ける真木に惹かれていた。
しかし、戦乱の世は否応なく二人を巻き込み、上総はついに炎に巻かれる。
自刃の覚悟を決める上総の目の前に現れたのは、その場にいないはずの真木だった。
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