恋愛 復縁なし 小説一覧
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3件
1
婚約者から届いた百通の手紙を読み返したら、婚約をやめるべき理由が全部書いてありました
結婚式まで、あと三か月。
伯爵令嬢ヴィヴィアンのもとに、婚約者ウォーレンから一通の手紙が届いた。
『急な仕事が入った。今日の話し合いには行けそうにない。招待客については君の判断に任せる。君なら問題なくできるだろう』
またいつものこと。
そう思って返事を書こうとしたヴィヴィアンは、ふと気づく。
――「どうぞお気になさらないでください」と、私はこれまで何度書いたのだろう。
気になったヴィヴィアンは、七年間大切に保管してきたウォーレンからの手紙を読み返すことにした。
最初の手紙には「会いたい」と書かれていた。
やがてそれは「君なら待っていてくれるよね」に変わり、「君ならできる」「婚約者なら察してほしい」と変わっていく。
一通ずつ読んでいた頃には気づかなかった。
けれど百通を並べれば、そこには二人の七年間がはっきりと残されていた。
愛されていると思っていた。
信頼されていると思っていた。
必要とされていることが嬉しかった。
では――私は、いつから彼にとって「何をしても許してくれる婚約者」になったのだろう。
これは百通の手紙をきっかけに、一人の令嬢が七年間の恋と向き合い、自分自身のための答えを選ぶ物語。
2
「人付き合いが好きな君に任せるよ」と婚約者は笑いましたが、あなたの失言を謝って回ることまで趣味ではありません
社交上手な侯爵令嬢フィオナは、婚約者ロナルドの失言を陰で謝って回る日々を送っていた。彼は彼女の苦労を「人付き合いが好きな君に任せるよ」と笑い、反省することもない。そんな中、隣国の使節を迎える夜会で、ロナルドは大切な伝統衣装を公然と侮辱。しかも謝罪の場を放り出し、幼なじみとの観劇を優先してしまう。
ついに限界を迎えたフィオナは婚約解消を決意し、彼の尻拭いをやめた。すると、これまで彼を許していた貴族たちの態度は一変し、ロナルドは自分が築いたと思っていた人望の正体を知る。一方フィオナは、責任から逃げず、失敗すれば自ら頭を下げる隣国の公爵レオンと出会う。「君に任せる」ではなく「一緒にやろう」と手を差し伸べる彼に、凍っていた心は少しずつほどけていき――。
3
私を捨てた王太子が、囚人として着任しました
私を捨てて妹を選んだ王太子が、囚人として送られてきました。
迎えるのは、彼が断罪した私。今は、この施設の所長です。
妹の嘘で婚約も仕事も奪われたクラウディアは、無実が認められた後、辺境で賠償金を被害者へ返す仕事に就いた。
そこへ、廃嫡された元婚約者がやってくる。妹も側近たちも、同じ灰色の作業着で。
「許しを乞う必要はありません。必要なのは着金です」
働いて、稼いで、奪った金を全額返していただく。
その金を待っているのは、明日の家賃も払えない商人や、仕事を失った職人たちなのだから。
そんな彼女の隣に立つのは、厳格な監察官アルヴィン。
仕事の手抜きには厳しいくせに、彼女の休息にはもっと厳しい。
向けられる気遣いに、仕事だけで満たしていた毎日が少しずつ変わっていく。
ところが、被害者へ送ったはずの金が届かなくなって――。
元婚約者には、最後まで返済を。
私には、仕事の外でも隣にいたいと思える人を。
※元婚約者との復縁なし。ハッピーエンド。全50話、完結まで執筆済み。
10/10 表紙画像変更しました。
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