ライト文芸 異界 小説一覧
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件
1
姉が連れてきた婚約者は、初恋の人。
ずっと好きだったのに、その想いは伝える前に散ってしまった。
納得などできるはずもなく、お祝いムードの家族の中から逃げ出し、向かったのは夕暮れの神社。
時刻は逢魔が時。
昼と夜の境目みたいな、あいまいな時間。
薄暗い神社の奥へ踏み込んだ瞬間、ひどいめまいに襲われる。
次に目を開けたとき、そこは人の世ではなかった。
幽世――神々の住まう世界。
「百年に一度、人の世から神の花嫁となる女が迷い込む」
白い髪に紅い瞳の美少年は、混乱する五十鈴にそう告げた。
(なんで、私が……?)
失恋したばかりの初恋に、まだ折り合いをつけられていないのに。
気持ちが残ったまま、神の花嫁になんてなれない。
文字数 4,394
最終更新日 2026.04.09
登録日 2026.04.09
2
少年は望みました、彼が悪で在り苦痛のまま死にゆく事を。
少年の兄は望みました、彼の両親が死にただ一つの姉を私の物になる事を。
兄弟は望みました彼の生まれた子供をどこか遠くへ捨て去ってくださいと。
悪魔と悪なる者はソレを叶えました
試練を与えながら
文字数 27,477
最終更新日 2025.12.05
登録日 2025.09.19
3
今は昔。
長く続いた雨、それがもたらした大洪水。
たび重なる災いに、人々はどうすることもできなくなり、神に捧げればは、災いがなくなるのではと、誰かが言い始めた。
そして選ばれたのは、一番弱い者。
神の御本まで行き、祈りを捧げる。
引き替えに。
そうすれば、村が助かるからと。選ばれた者は、神が住むと言われる場所まで行き、祈り続けた。
幾日が過ぎ、やっと天候だけが落ちついた。
本当に、祈りが届いたのかは、
わからないまま。
やりたい事があった。自分のできる事すべてで、できると思っていた。
そんな事はなかった。何かが切れたように、思いはしぼんでゆき、夢を諦めた。
なんとなく生活している日々。
夢をみた。
文字数 23,234
最終更新日 2024.05.31
登録日 2024.04.30
4
所謂、異世界と異界は違う。この作品はパラレルワールドの方の異界なので、ジャンルは現代ファンタジーでする。そしてこの物語は、ぼくが異界から抜け出そうとする物語です。
文字数 1,626
最終更新日 2022.05.26
登録日 2022.05.26
5
「風鈴の音って見えるんだ」
中学三年生の赤里露子は、自分がどこにいるのかがわからなくなっていた。確かなのは空を飛んでいる風鈴の音と噛み跡がついた制服の袖口だけ。
「多分、こっちかな」
記憶の無い見覚えのある道へと引き返す露子は、感じたこと思ったこと全てをあやふやなままにして家えへと帰ろうとした。そこでクラスの担任や行きつけの本屋が現れて―ー
不思議の国のアリスみたいな話になったとおもいます。
文字数 5,751
最終更新日 2019.05.08
登録日 2019.05.08
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件