ライト文芸 花嫁 小説一覧
小説AI検索
3件
1
七曜の花嫁 ~嫁いだ六人は、すべて幸せであつた~
大正の末。山が鳴りはじめると、七久里村は御名山へ花嫁を送る。
十七のあさに渡されたのは、『七久里花嫁帳』——これまでに嫁いだ六人の花嫁の記録だった。
輿入れまでの七日間、一日にひとりぶんだけ読むことを許される。
月の花嫁は、ひとことも問わなかった。だからよき花嫁だった。
火の花嫁は、神を怒らせ、社ごと焼かれた。
水の花嫁は、村を救うため、みづから沈んだ。
――どの頁にも、同じ一行が書き足されている。「幸せであつた」と。
太い筆で。濃い墨で。五人ぶん、まとめて。
白紙のまま綴じられた六人目の頁は、三年前に山から帰り、それきり口をきかない姉のものだった。
七日目。あさは自分の頁に、たった一行を書く。
「わたくしは、なをききます」
大正末、和風あやかし。全十四話。
感想数 0
文字数 52,832
最終更新日 2026.08.23
登録日 2026.08.10
2
朝焼けの花嫁 | 三題噺Vol.3
高台の公園で分け合ったアイスクリーム。
結婚式場から飛び立つ鳩の羽音。
日常の小さな幸福が、やがて思いもよらない別れへとつながっていく――。
「朝焼けの花嫁」は、家族の絆と秘密、そして言葉にできなかった想いを描いた短編です。
感想数 0
文字数 1,941
最終更新日 2025.08.17
登録日 2025.08.17
3
【完結】失恋した逢魔が時、私は神様の世界へ足を踏み入れた ~幽世で選び直す恋~
姉が連れてきた婚約者は、初恋の人。
ずっと好きだったのに、その想いは伝える前に散ってしまった。
納得などできるはずもなく、お祝いムードの家族の中から逃げ出し、向かったのは夕暮れの神社。
時刻は逢魔が時。
昼と夜の境目みたいな、あいまいな時間。
薄暗い神社の奥へ踏み込んだ瞬間、ひどいめまいに襲われる。
次に目を開けたとき、そこは人の世ではなかった。
幽世――神々の住まう世界。
「百年に一度、人の世から神の花嫁となる女が迷い込む」
白い髪に紅い瞳の美少年は、混乱する五十鈴にそう告げた。
(なんで、私が……?)
失恋したばかりの初恋に、まだ折り合いをつけられていないのに。
気持ちが残ったまま、神の花嫁になんてなれない。
【完結済】
感想数 0
文字数 101,310
最終更新日 2026.05.10
登録日 2026.04.09
3件