「misaki」の検索結果
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その恋、法に触れず、心に触れる。
AV新法施行から3年。
若き弁護士・虎谷郁夫(32)は、出演被害に悩む女性たちを救う「正義の味方」として、業界で確固たる地位を築いていた。
しかし、彼には誰にも言えない裏の顔がある。
夜な夜な、自分が救ったはずの女性たちの出演作を検索し、その絶望を「消費」することでしか、己の精神を保てない歪んだ性(さが)を抱えていたのだ。
そんなある日、事務所を訪れたのは、同い年の相談者・中曽根真美。
彼女の瞳に宿る、底知れない「拒絶」の静寂に触れたとき、虎谷の完璧だったはずの日常にひびが入り始める。
「先生、私の動画……どんな顔で見ましたか?」
法を武器に戦う男と、法によって過去を縛られた女。境界線の上で出会った二人が、偽りの正義と絶望を脱ぎ捨て、本当の愛と再生を掴み取るまでの全10話。歪んだ執着が、真実の救済へと変わる奇跡の物語。
文字数 13,572
最終更新日 2026.04.19
登録日 2026.04.16
都心の高層ビル、その「内臓」とも言える地下一階のメール室。
そこで働く山﨑智之は、目立たず、期待されず、淡々と郵便物を捌く「透明人間」のような毎日を愛していた。自分は低スペックで、華やかな地上には居場所がない。そう、諦めていた。
そんな彼の静寂を破ったのは、二十二階の住人、若きエース・風巻隼人だった。
完璧なルックス、圧倒的な成果、羨望の眼差しを一身に浴びる彼が、なぜか地下のメール室に足繁く通い始める。
「五分だけ、ここにいさせてくれないか」
一通の郵便物から始まった、五分間だけの秘密の共有。
次第に剥き出しになっていく隼人の孤独と、それを無自覚に包み込んでしまう智之の温度。
住む世界が違う二人が、窓のない部屋で見つけたのは、名前のつかない「救済」だった。
文字数 38,001
最終更新日 2026.03.02
登録日 2026.02.11
『上書き保存のできない夜』――女は上書き保存、なんて誰が言ったの。
25歳の夜、私は「便利な道具」として捨てられた。
愛だと信じていたものは、ただの搾取に過ぎなかった――。
12年が過ぎ、37歳になった高樹麻衣は、実家という名の「聖域」に引きこもり、誰にも心を許さず生きている。彼女の唯一の味方は、着実に積み上げた銀行口座の数字。それは、男性という残酷な存在に依存せず、自分を買い戻すための「誠実な盾」だった。
「おひとりさま」という生き方は、逃げなのか。それとも、至高の自立なのか。
50歳になった彼女が見つめる、上書きできない過去と、誰にも侵されない静寂の結末。
これは、傷跡さえも自分の一部として愛し抜く、ある女性の誇り高い独白。
文字数 13,350
最終更新日 2026.03.25
登録日 2026.03.20