「snow」の検索結果
全体で103件見つかりました。
気が付けばいつもピアノと一緒にいたボクにとって、演奏している時が何よりも楽しくて幸せだった。だからピアノを弾いている時は何も怖くなかったし、一人でも淋しくなんてなかった。
でもそんなある夏の日、ボクは雨上がりの交差点で事故に巻き込まれた。意識のないまま運ばれた病院で過ごした空白の時間から目覚めたボクは…信じられない現実を突きつけられる。
その現実を認めてしまった時、初めて…泣いた。
しばらくして、やっとほんの少しだけ落ち着いたボクは、夢を…すべてを諦める道しか残っていないことを理解した。
有無を言わさず放り込まれた窮屈な場所で、どうやって無難に過ごしていくかを探すだけの日々の中で訪れた出逢いは、ボクの何でもない退屈な日常を特別なものへと変えてくれた。
大きな葛藤の末、諦めていた夢を取り戻す唯一の可能性を持つ義手を受け入れ、ボクは大切な人たちに支えられながら再び歩き始める。
ボクたちの手は、何をするためのものだろう…失って初めてそんなことを考えた。
いつも変わらず優しさと温かさをくれる手。
とめどなく溢れるイメージを正確に記し出す手。
繊細な技巧を凝らし何かを創り上げる手。
そして…音色を散りばめながら旋律を奏でるボクの、手。
それらすべてが、多くの感動を生み出せる魔法の手なのだと知った。
ピアニストを目指す雪華、憧れの存在の保留された夢を引き継いだ穂積、頼れる兄の存在を越えたい羽月。彼らは本当にやりたいことを見つけるために葛藤し、迷い続ける。そしてやっと見つけだしたその夢を叶えるのだと必死に進んでいく三人。失敗や迷い、挫折を繰り返しながら何度も壁にぶつかっても歩き続けると決めた。いつだって『最高の手』が彼らを優しく包み込んでくれるから。
かけがえのない存在との絆を引き寄せ繋いでくれた。そして立ち尽くした時にはそっと背中を押してくれる。そんな優しくて温かい…彼らにとっての『最高の手』を持っている大地の想いに支えられながら三人は歩き続けていく。
雨上がりにできた水たまりに映し出される風景みたいな、不安定で儚い夢…そんな蜃気楼のような世界の中で彼らは大切な想いに気付き、叶えたい夢を手にすることができるのだろうか。
文字数 74,424
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.05.11
千年前のメール? 百人一首をわかりやすく【超訳】
まじやべ――、スッゲーんだけど! 超キレ―なんだけど!!
どうしようもなくあの人のことが好きなの……。どうしたらいいの。
古文というとお堅くとらえがちですが、要するにこんなことを詠んでいるのではないのかな、という【超訳】です。百人一首のとっかかりにお手にとってもらえたなら嬉しいです。
今話題の百人一首。ほんの息抜きにでもよかったらどうぞ。
特に順番もありません。気になるタイトルからタイムトリップしてみてください。
古文だと おカタいけれど 結局は こんな想いを 詠んでるのかも?
登録日 2018.12.18
この小説は男たちによるバンドの物語です。男たちの友情や危機を描きました。
文字数 244
最終更新日 2017.09.25
登録日 2017.09.25
現代日本。都市の喧騒の裏側で、誰にも知られぬまま生き続ける〈魔女〉たち——
表向きは平穏に見えるこの世界の片隅で、不可解な事件がひそやかに起こり続けていた。
その影には、人ならざる力を持つ“魔女”と、その眷属たちの存在が潜んでいた。
白木蓮(しらき れん)は、ごく普通の青年として日々を送っていた。
控えめで繊細な心を持ち、人との距離を保ちながら、波風のない生活を選んで生きていた彼。
だが、ある夜「真神雪也(まがみ せつや)」と名乗る男と出会ったことで、すべては静かに狂い始める。
雪也は、美しくも冷たい異質な気配を纏い、どこか懐かしさを孕んだ瞳をしていた。
その奥には、決して逃がさないという執念のようなものを潜ませ、圧倒的な力と支配欲で蓮を絡め取り、じわじわと追い詰めてゆく。
その執着は、愛というにはあまりにも残酷で、優しさというにはあまりにも深かった。
蓮はその支配のなかで抗いながらも、逃げることができず、壊れかけた心を抱えたまま彼の傍に囚われていく。
けれどその背後では、静かに魔女たちの戦いが始まろうとしていた。
文字数 71,079
最終更新日 2025.07.23
登録日 2025.07.23
あなたは冬が好きでしたよね。
ほんとは好きでしたよね。
雪国生まれで雪嫌いだと言ってましたが、一緒に雪を見た時のあなたの顔は嫌いな顔じゃなかったですよ。
雪が嫌い、冬が嫌いだったのは私です。
あなたは優しいからなんにも言わずに合わせてくれてたんですよね。
ありがとう。さようなら。
文字数 177
最終更新日 2019.01.26
登録日 2019.01.26
どーも‼ 南の大陸の魔神でーす‼
その名前の通り‼
南の大陸における悪役だ‼
この世界には、『大穴』と呼ばれる漆黒の海を中心に、東西南北に大陸が存在する。
それぞれの大陸に悪役の魔神がいて、それぞれの大陸にある聖剣に選ばれた勇者と大陸内で戦っている。
おっと。別に世界征服なんざ考えてないぜ。この戦いは世界を維持する儀式のためだ。
4体の魔神と4人の勇者が織り成す冒険活劇ファンタジー?
それも面白そうだが、今回は違う。
それは別の機会があったら、な‼
舞台は北の大陸。
北の大陸の魔神を、独りで討伐した北の勇者。
しかし、彼に与えられたのは、名誉でも褒美でもなく、無実の罪による処刑だった。
極寒の処刑場にて、勇者は復讐を望んだ。
その時、俺が声をかけたのさ。
「ご所望は復讐かい?」と。
さあさあ皆様‼ どーぞご照覧あれっ‼
これは、ちょ~っとだけ変わった復讐ファンタジー。
文字数 372,957
最終更新日 2025.07.14
登録日 2025.03.01
『キス先』続編。
※『あなたに、キスのその先を。』を先にお読みになられてからでないと分からない箇所が多いと思います。
いよいよ2人の結婚式です。
入籍は済ませているものの、挙式がすむまでは同棲は認めないと、日織の父親から言われているので、修太郎も日織も、はやく挙式を済ませたくてたまらない模様です。
でも…すんなりいかない2人なのですっ。
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○表紙絵は市瀬雪さまに依頼しました。
(作品シェア以外での無断転載など固くお断りします)
○雪さま
(Twitter)https://twitter.com/yukiyukisnow7?s=21
(pixiv)https://www.pixiv.net/users/2362274
(エブリスタ)https://estar.jp/users/117421755
○ タイトルに*が入った箇所は、性的表現を含みますのでご注意ください。
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文字数 116,303
最終更新日 2022.06.04
登録日 2021.09.10
何も知らない中転生してしまった、私中宮 リーナ(変な名前ですいません…)
その世界は男性のかっこいい人が嫌われて、ブスノ人がすかれる世界でした…(私から見てね)そんな中でブス(私の中で)に、つかまってしまい逃げ出そうとしています。(女性は地球、日本とかわいいとブスは同じでした!よかった~)逃げようとドアを開いたらそこにはイケメン5人組~⁈どうしよう~とあたふたしていたら…
💗 ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 💗
っと、いろいろあって国を作ることにしました~‼
省略しすぎでごめんなさい…(ー人ー)
(その後にもいっぱいのイケメンをかいていきますので!!)
文字数 55,720
最終更新日 2019.01.03
登録日 2018.02.10
千年語り継がれる不朽の名作『源氏物語』も実はツッコミどころ満載!?
源氏物語をはじめ、平安時代の古典をより楽しむためのエッセイです。現代とは全く異なる家族の形態、暮らしの様式、恋愛模様など平安トリビアと源氏物語についてつぶやくトピックスなどです。
古典を専門には学んでいないイチ源氏物語ファンの書く軽いタッチのハンドブックです。よかったらご覧になってください。トーク集などは妄想を含みますので、見解の相違もあるかもしれませんが、大目に見てやってください。史実、原作と異なる等、明らかな間違いはご指摘いただきたいのですが、基本的にはゆるく、広いお心でお読みいただければと思います。
お歴々の源氏物語を研究されている方々、現代語訳をなさっている皆様、源氏物語ファンの皆様方、それから紫式部サマ、どうか怒らないでください。お願いします。
【別冊】同様にもしよかったら『【超訳】源氏物語』もご覧ください。
https://ncode.syosetu.com/n8727fe/
登録日 2019.01.08
体育祭のダンスで偶然ペアになった、先輩と後輩。
それまで一度も話したことのなかったふたり。
名前も、性格も、ほとんど知らなかったのに――
たった数分間の距離が、ひとつの恋を目覚めさせた。
主人公・大庭ユウトは人見知りな性格。
真面目に日々を過ごしてきたけれど、
恋にはいつも臆病で、自分から踏み出す勇気がなかった。
そんな彼が出会ったのは、静かで礼儀正しい後輩・鈴本ハルカ。
初めての会話、初めての触れ合い、そして心のざわめき。
けれど日常は容赦なく流れていく。
誤解、不安、すれ違い――
名前すら呼べなかった距離は、
やがて「忘れられてしまうかもしれない」という
焦燥へと変わっていく。
「この想いを伝えたい。けど怖い。
でも……もう一度、君に会いたい。」
真っ直ぐで、不器用で、
だからこそまぶしい青春の恋の記録。
これは、誰かにとっての“過去”であり、
誰かにとっての“いま”かもしれない物語。
――あの日、好きになったのは、確かに君でした。
文字数 12,241
最終更新日 2025.06.28
登録日 2025.06.25
文字数 51,924
最終更新日 2016.05.07
登録日 2016.04.12
数か月に渡る雨期と呼ばれる時期を前に、必要なものを調達に行く準備を始める蓮。普段は通らないけもの道を選ぶのには彼なりの理由があった。それはその時にしか見られない景色を見るため…だったのだが、今年は何かが違っている。
雨期が近くなった頃、いつもとは違う予感に促されて出発を早めた蓮の前に、最近よく店に来る悪ガキからの『お守り』が届く。それは昔、一度だけ見たことのある貴重な青い羽根。その羽根は、かつて自由気ままな放浪者であるひ―じいちゃんが自慢げに話してくれた『導きの青い羽根』だった。蓮は受け取ったお守りを荷物に忍ばせ旅に出た。
予想通り早めの雨期を告げるかのように降り出した雨を避けるため、雨宿りに選んだ大木の下で不思議な光を見つけた。まるで光の中へと誘うように青い羽根が連を導く。
大木の亀裂に吸い込まれ意識を失った蓮がたどり着いた先で、更に不思議な出来事が待ち受けていた。
自分とそっくりな頬に傷のある男と妖しい二人の男たちとの出逢いによって、蓮は衝撃的な騒動に巻き込まれることになる。
遠い昔に封印されたはずの邪悪な妖力を持つ漆黒の九尾が復活を遂げ、襲い掛かってくる。彼らは力を合わせ、再び穏やかな場所を取り戻すため死闘を繰り広げる。
尊敬する放浪者であるひーじいちゃんと、天狐、空狐と共に、漆黒の九尾を封印することができるだろうか…ボロボロになりながらも諦めずに戦い続け、やっとの思いで追い詰めた。
すべてを終え、迎えた安息の時間の中で蓮は、眠っている間にみんなと過ごした時間を忘れ、元の世界へと戻されてしまった。
ふと我に返り、不意に空を仰いで月を眺めていると不思議な光景と遭遇し、蓮は忘れていた時間を思い出した。そして森の中で見つけたわずかなこもれびの中で、大切な存在たちとの再会を果たす。
お互いに存在するべき場所が違っていても、失うことのない絆を手に入れた彼らは互いを認識しつつ、あと少しの境界を越えられない。そんなもどかしさを感じながらも、いつの日にか必ず再会することを強く願い、与えられた自らの時間を生き抜いていこうと誓い合った。
青い羽根によって導かれ、重なり合った彼らの時間はほんのわずかだったのかもしれないけれど、きっと何よりも尊く、何よりもあたたかいものだったはずだ。
もしかしたら彼らが共に過ごした大切な時間は、いつまでもどこかで語り継がれていくのかもしれない…
文字数 25,195
最終更新日 2025.04.25
登録日 2025.04.25
新潟県の小さな町に佇む、一軒の小さな花屋。大学生になったばかりの晴人は、入学式で貰った一輪のチューリップを片手に花屋へ入り、そこでユキという一人の女性と出会った。彼女の笑顔は、華やかでとても美しいが、どこか悲しげな、モノクロのような笑顔だった。彼女の持つ“悲しみ”に興味を持った晴人は、花屋でのアルバイトを始めた。晴人の突発的な提案や、イマドキの若者らしい、SNSを駆使した働きにより、悲しみで色を無くしかけていた花屋に色をつけていく。ユキのことを知っていく中で、徐々に彼女に惹かれていく晴人。花屋の色は取り戻せても、彼女はモノクロのまま。彼女に色を取り戻すために、晴人は真っ直ぐにユキと向き合う。そんな姿に心を動かされるユキ。“ある花”がきっかけでユキと晴人の間に大きな変化をもたらすことなる。花を通じて、人と人との繋がりを表したラブストーリー…。
文字数 4,437
最終更新日 2020.05.12
登録日 2020.05.12
個性が溢れるジジイとババアそしてまごの三人の日常の一部です。顔を合わせれば高齢者夫婦の本気の喧嘩が勃発するのに何かと言っては一緒に居るジジババ。来世でも結婚したい?と聞くとジジイは恥ずかしがって答えてくれませんがババアは絶対にSnow Manの阿部亮平君がいいともっとイケメンで優しい人が良いと即答するババア。そんなババアの言葉に密かに傷つき寝るとき枕を涙で濡らすジジイ。そんなジジイは亭主関白で男尊女卑の男です。でも最近は孫を含めて振り回されて高齢にしてババアと孫の尻に敷かれつつあるジジイに少しでも同情して頂けたらと思います。こんな個性溢れる三人ですがほぼ実話です。こんな夫婦でもこんな孫でも一日一日を必死に生きている姿から読んでくれた方が少しでもクスッと笑いこんな人間でも生きているのだと思って頂けたら嬉しいです。
文字数 5,463
最終更新日 2023.08.11
登録日 2023.08.11
