吉華(きっか)

2021年から参加を始めたオフイベントにて無配したSSを順次掲載していきます。 基本的には男女の恋愛もの(付き合っていたり両片想いだったり)です。今のところは現代設定が多いですが、予告なしにファンタジーが飛び出てくる可能性もありますので悪しからず。

西の大陸のエスメラルダ王国の公爵令嬢マリガーネット・ランウェイが東の大陸の月晶帝国の皇太子劉蒼玉の元へ嫁ぐ事になった話。

『眉目秀麗、文武両道を地で行く妹王女は、誰よりも姉の幸せを願っている』 エトワール王国の第二王女フローライト・エトワールは、美しい容貌を持ち文武両道にも長けた才色兼備なパーフェクト王女さま。そのため求婚者が絶えないが、妥協を許さない性格故に未だお眼鏡に適った者はいなかった。 そんな妹の事を、双子の姉である第一王女インカローズや三つ上の兄である第一王子アレキサンドライトはずっと心配していた。フローライトが求婚を断り続けている要因の一つは、ひとえに求婚者がインカローズを軽んじるのを許せないからであり、インカローズよりも先に結婚する事はないと公言しているからだ。 そんな双子の王女たちは、王立高等学校の三年生。どちらも進学を希望しているので、受験予定の王立大学をそれぞれ見学に行く事に。医学部を受験しようとしているフローライトは、そこで自身の決心を揺るがす一人の男と出逢った。 2023年の6/30連載開始。2日～3日に一話ずつ更新していきます。 追記：2023年7月20日の更新にて完結。

青年魔術師ハルトと純情サキュバスリリアムのすれ違いラブコメです。お互いの同意の元にハルトを主リリアムを従として主従契約しようとしたのに、いきなり待ったを掛けられて納得のいかないリリアムがハルトに迫ってる話。 某パトロンサイトにて吉華を12か月以上継続して支援頂いている方への継続特典として去年該当の支援者様あてにお送りしていた話です。今年の分をお送りしてきたので、去年の話であるこの話は各種サイトにて公開する運びとなりました。

アーティアス王国の王子、クラウン・アーティアスには成し遂げたい野望があった。 そのためには、妻はおろか恋人すら持ってはいけないと思っていた。 頑なに見合いを固辞していたクラウンだが、とうとうせざるを得なくなる。 そこで出会ったのが、ルナティアーラ・ロベルタ侯爵令嬢であった。 某短編新人賞に応募していた話です。力及ばずの結果になったのですけど、個人的にはすごく頑張って書いた性癖を詰め込みまくった話なので供養がてら掲載します。

地上からはるか彼方の地にある天界。そこに住まう仙女・桐鈴(とうりん)は歌で病を治す専門家、歌癒士(かゆし)になるべく修行を積んでいた。 登竜門となる試験はあと二か月後。この調子でいけば筆記も実技も問題なしと太鼓判を押されているが、桐鈴の気は晴れないでいた。存在は知っていても詳細が分からないでいる、特別な一曲の事が気になっているのだ。今は気にしている時でないと分かっているものの、桐鈴の心の片隅にはその歌の事がずっと引っかかっていた。 そんな中、半年前に嫁いでいった桐鈴の姉・麗鈴(れいりん)が帰省する。喜んだのもつかの間、大好きな姉は旦那のためにあの歌を習っていると聞き、桐鈴は寂しさとも焦りともつかない複雑な感情に襲われた。 姉が婚家に戻っても悶々としたままだったため、桐鈴は気晴らしを兼ねて地上の湖へ水浴びに行く事に。綺麗な水の中に潜り泳いだ事で気分も上向いたので、天界に帰ろうとする。しかし、木の枝にかけていたはずの天の衣が跡形もなく消え去ってしまっていた。 衣を探すため近場を歩き回る桐鈴だが、野生の犬と遭遇してしまう。襲われそうになったその時、桐鈴を助けてくれたのは地上の男・弦次(げんじ)であった。 カクヨムに投稿してある話と基本同じですが、こちらに投稿するにあたって細かい表現等を変更している部分があります。

とある理由から、龍神の娘・心春(こはる)は神界の外れでひっそりとひとり暮らしていた。そんなある日、自分を冷遇する伯母の命令で人間の男の元に嫁ぐ事になる。 一週間という短い時間で準備をして慌ただしく嫁いでいった先は、華族男爵家の当主である間宮秋満(まみやあきみつ)の元。金の刺繍が入った黒地の眼帯を左目につけていて、強面で長躯の秋満に最初は怖気づくも、求婚してきた本当の理由を知り、自分で役に立てるならばと協力を約束した。 カクヨムにも同じ話を載せています。

山奥に暮らす鬼と麓の村で冷遇されている少女が出会って、恋に落ちる話。 2022年3月にカクヨムにて開催されていたKAC投稿作8作目です。

双子の妹・千奈を、まるで推しのアイドルの如く可愛がっている間宮恵麻。 それには、前世から続く切なる願いが関わっていた。 2022年3月にカクヨムにて開催されていたKAC投稿作2作目です。

今日行われているのは、歌って踊れるアイドル『ミコト』のラストライブ。弱小事務所の顔として、一期生である彼女はずっとずっと第一線を走ってきた。 今日、そんなミコトの駆け抜けてきた青春が終わる。それでも叶えたかった、ミコトのなりたいものとは。 2022年3月にカクヨムにて開催されていたKAC投稿作1作目です。

コンビを組み、武器を振るって戦場を駆ける世界。かつて私を助けてくれた貴方が、新しいパートナーを募集していると知った。 未熟者なのは承知の上。それでも、それでも、戦場で縦横無尽に武器を振るうあなたに憧れたから。あなたみたいになりたいって思ったから。一緒に戦って、守って、間近であなたを支えたいと思ったから。 だから、勇気を出して、あなたのパートナーに志願した。 ＊＊＊ 勇気を出して一歩踏み出した少女と、ひたむきな情熱と可能性に掛けた青年の話。 小説として書いたのは、志願した結果を聞いた女の子が理由を問いに行くシーンです。ワンシーンのみを切り取って書く、というのをやってみました。

　とある伯爵と後妻である商人の娘との間に生まれたシャルロットは、小さい頃から変わらずに前妻である貴族の娘を母に持つ腹違いの姉を姉として慕っている。しかし、姉を姉と慕い仲良くすれば痛めつけられるのは姉の方。それ故に、表立っては姉に辛辣な態度を取っていた。 　そんな中、姉の結婚が近づいてくる。しかし、姉の結婚相手は悪い噂しかない放蕩王子。 　姉を守りたかった不器用な妹は、自分の方が王子に相応しいから自分の方を嫁がせろと父に願い出た。 　　＊＊＊＊＊ 　これは、大事な人を守りたかった女の子が頑張って頑張って努力して、報われる話。

お題もらってSSを書く、というのをやってみたかったのでお題を募集してみたところ、相互さんが素敵なお題を下さったのでですな。8歳くらいの少年と17歳くらいの少女のワンシーンを書かせて頂きました。 お題→『男女で身長差(どっちが高いかはおまかせ)、届きそうで届かない距離、赤面、小春日和』

『もう一度、大好きな星空を見る事が出来たのならば』 『おばあちゃんは元気になってくれるかもしれない』 これは、祖母のために奮闘する少年の物語。

主人公・誠は両親の意向で9歳年下の女子高生・沙織と見合いを行なう事になった。気が進まない中での見合いだったが、沙織と相対した瞬間、誠は彼女に一目惚れしてしまう。無事婚約成立し幸福な時間を過ごす二人だが、ある時から沙織との連絡が途絶えてしまい――。 ちなみに、作者は明太子が美味しい県で生まれ育ちました。

とある女性が、とある男性に宛てて書いた手紙。その中に書かれていた、内容とは。 2話目は後日談です。

同じ国の中で、同じ日の同じ時間に生まれた、カイトスとミラ。運命に導かれるようにして互いを愛し、添い遂げると決めた二人だったが、ミラが、国内で蔓延していた奇病にかかってしまう。 このままでは、ミラは十年と経たないうちに水のように溶けて消えてしまう。最愛の恋人を救いたかった、カイトスが取った方法とは……。 ちなみに、彼らの名前とか国の名前とかは星座とか星の名前とかをもとにつけております。

川越秋羽は、とある縁から家庭科部に顔を出すようになった晴野蒼汰に恋をしている。頼まれるまま作ったお菓子を美味しい美味しいと喜ぶ蒼汰への想いは募っていくが、元来大人しい性格の秋羽は一歩踏み出せずにいた。そんな中、当の蒼汰から、今度はお菓子でなく手作りのマフラーを作ってほしいと頼まれて……！？