『あなたの知らない未確認生物』――その"目撃"は、本当に偶然だったのか?
山奥に潜む毛むくじゃらの影。
湖面をすべる首の長い巨大生物。
海底から伸びる無数の触手――。
伝説? 幻想? それとも現実か。
この国の山、湖、海には、確かに“何か”がいた。
各地に眠る古い文献、語られる証言、消された記録、そして語り手自身の体験が交錯する時、
読者は「未確認生物」の正体に肉薄する。
――これは、目撃者の記憶をなぞりながら、未だ誰も知らない“生き物たち”の正体に迫る、
一話完結型ドキュメント・フィクション。
読むたびに、足元の世界が少しだけ不気味に感じられる。
「あなたの知らない未確認生物」――真実は、記録された側ではなく、語られなくなった側にある。
文字数 61,065
最終更新日 2025.05.21
登録日 2025.04.17
町はずれの、ひっそりとした図書館。
そこには「魔女」と呼ばれる女性司書がひとり、静かに本と暮らしていた。
過去に触れすぎる力を持ち、心の扉を閉じて生きてきた綾瀬澪。
そして、都会から赴任してきた若手公務員・高野智也。
偶然の出会いから、ふたりの時間は少しずつ重なっていく。
紅茶の香り、木漏れ日の読書室、
涙のあとに差し出されたしおり、
言葉にできない想いを、ゆっくりと育てていく日々。
これは、声にならなかった想いが
ようやく“届く”までの、
遅れてきた、けれど確かな初恋の物語。
癒しと静けさに包まれたスローライフ×年の差ラブストーリー、ここに完結。
文字数 29,515
最終更新日 2025.05.20
登録日 2025.05.20
元ヤン、美容師、30歳。
口が悪いのは仕様、恋愛偏差値は低め、でも人生本気で見つめ直したい。
――そんな大庭ひかりが挑むのは、まさかの「婚活」!
婚活パーティー、マッチングアプリ、地雷男、猫かぶり失敗、元カレ再登場!?
そして現れたのは、口は悪いがなぜか心に刺さる担当アドバイザー・川原翔太。
誰かに“選ばれる”んじゃない。
本当に欲しいのは、“自分で選びたい未来”。
元ヤン魂と恋心がぶつかり合う、笑って泣けてちょっと胸キュンなラブストーリー。
不器用だけどまっすぐな、大人の“婚活青春”ここに開幕!
気軽に笑えて、でもちょっと心に刺さる――
「普通」じゃない私たちの、恋と人生のリアル。
文字数 39,327
最終更新日 2025.05.18
登録日 2025.05.18
百貨店の“顔”ともいえる受付嬢・知美(23)と、無口なエレベーターガール麗華(21)。
仕事終わり、ふたりは毎週月曜と木曜、こぢんまりとした居酒屋『月とたぬき』に集う。
笑ったり、凹んだり、ときに怒ったり。
話題は今日のクレーム、すれ違ったお客様、靴擦れ、恋の予感──
それらをハイボール片手に、時に真剣に、時に笑い飛ばしながら語り合う。
「天からの圧」と呼ばれるほど長身で無表情な麗華。
「ちびっこ爆弾」と自称する知美。
そして圧倒的名言と人生観をぶちかますお局様・笹原圭子。
個性豊かな女性たちが、“プロとして働くこと”と“女として生きること”の狭間で、
すこしずつ自分の「立ち位置」を見つけていく物語。
恋は派手じゃなくてもいい。
仕事は完璧じゃなくてもいい。
でも、誰かと笑いながら“今日を終えられる場所”があることは、きっと最強だ。
百貨店の片隅と、居酒屋のテーブルから始まる、
おかしくて切ない、20の“小さな物語”。
文字数 34,909
最終更新日 2025.05.16
登録日 2025.05.15
\変身するのは、出勤前!?/
かつて世界を救った“元・魔法少女”は、今やブラック企業の営業三課!
神代ミユキ、28歳。
朝は満員電車、昼は理不尽なノルマ、夜は魔物とサシでバトル!?
え? 魔法? そんなの、10年前に卒業しましたけど!?
……のはずが、ある日、通勤途中に現れた謎の魔物と、再登場した元契約獣・ユリによって、封印していた魔力が再起動!?
「この会社、魔物の巣だったんかい!」
社会のストレスが異界を呼び、オフィスが戦場になる!?
パワハラ課長より魔物の方がマシ!?
魔法少女“再契約”の代償は、心と時間と有給!?
仕事も戦いもやめられない、全社会人に捧げる――
等身大すぎる魔法少女リターンズ!
スーツの下に秘めた光で、今日もひっそり世界を守ります。
文字数 113,860
最終更新日 2025.05.15
登録日 2025.05.09
慣用句図鑑 - 言葉の裏にひそむ「日本語の奥深さ」へようこそ
日常会話から文学作品まで、日本語の中に息づく数多くの慣用句。
本図鑑では、そんな慣用句の中から特によく使われるもの・印象深いものを厳選し、以下の5つの視点で丁寧に解説していきます:
意味:現代での使われ方やニュアンス
語源:言葉が生まれた背景や歴史的ルーツ
使用例:会話や文章でのリアルな使いどころ
似た言い方:同じ意味を持つ表現や類義語
反対の意味を持つ慣用句:対照的な表現との比較
「ひょんなことから」「明後日の方向」など、何気なく使っている言葉にも、驚くほどの物語や感情が詰まっています。
この図鑑を読むことで、言葉に込められた機微や日本語の奥深さに触れていただけたら幸いです。
ことばの世界の旅へ、いざ出発。
文字数 17,906
最終更新日 2025.05.12
登録日 2025.04.26
──都会の交差点で、運命は静かに動き出した。
男子高校生・杉田敦史は、偶然出会った老婆を助けたことをきっかけに、謎の招待状を受け取る。
「親しい友人3人を連れて、屋敷へお越しください」
半信半疑で向かったのは、異様なほど豪奢な大邸宅。
だが、出迎えたのは感謝の食事ではなかった。
「これより、我が伍城院家の“婿殿”を決める戦いを始めます」
屋敷内に広がる50を超える部屋。
その部屋で待ち受ける“同意済み”の女性たち。
試されるのは「欲望」か、「愛」か、「記憶」か。
少年たちは過去の縁、心の傷、恋の記憶と対峙しながら、
それぞれの“選択”と“通過儀礼”に挑んでいく。
そして、中心で待つのは、
「本当に選びたい人」と出会うための、たった一つの扉──
文字数 54,755
最終更新日 2025.05.11
登録日 2025.04.14
かつて、ここは病院だった。
そして今も――患者たちは、"住んでいる"。
都心から少し離れた郊外に誕生した、理想の分譲住宅地「グレースヒル白線ニュータウン」。
家は新築、街は静寂、住人はどこか不在――
完璧すぎる日常の裏で、“記録番号”を与えられた住民たちは、静かに「処置」を受けはじめる。
現実と夢の境界が溶けゆく家。
姿を変えた病院。
カルテで管理される人格。
そして、街に潜む“白衣の管理人”の正体とは。
これは「家に住む」物語ではない。
「記録に住まう」物語だ。
誰かの“次”になる前に、この記録を開いてほしい。
その家、その隣人、その家族――本当に人間ですか?
文字数 12,154
最終更新日 2025.05.10
登録日 2025.05.10
★★★10話で完結する短編小説です。すらすらと読んでいただけると思います(^^)★★★
深夜0時、路地裏のティールームに現れるのは、喪服の女と“語られなかった死”たち──
都会の片隅、看板もなくひっそりと営業する深夜限定の紅茶店「月影庵」。
店主・ツキミのもとに通う謎の常連は、毎夜喪服に身を包み、紅茶と共に“誰かの死”を語る女・シズカ。
彼女の語る死は、なぜか翌日に現実となる。
それは予言か、それとも──自らが“死者”だからか。
客たちの過去と罪、記憶に葬られた言葉たち。
一杯の紅茶の香りが、それらを静かに浮かび上がらせていく。
最後に語られるのは、“彼女自身の死”──
静謐な夜に紡がれる、死と再生の物語。
文字数 19,661
最終更新日 2025.05.09
登録日 2025.05.09
★★★10話で完結する短編小説です。すらすらと読んでいただけると思います(^^)★★★
──食べて、記憶して、もう一度、あなたと生きていく。
「これがあなたの最後の食事ね」
そう言って妻は、離婚届を味噌汁に沈めて食べ始めた──。
感情や記憶を“紙に書いて、煮て、食べる”ことで処理してきた、奇癖のある妻・イヨ。
そして、そんな彼女を「変だ」と思いながらも手放せなかった夫・篤志。
言葉がすれ違い、紙にされた気持ちが食べられ、やがて二人の関係はほどけていく。
だが、食べ尽くすにはあまりに愛おしい「記憶の味」に、ふたりは再び向き合い始める。
食べることで忘れるのではなく、
食べないことで、記憶を残すという選択。
紙と紙の間に揺れる“夫婦未満の再生物語”。
壊れた記憶を、優しく煮直して、もう一度ふたりで味わう。
文字数 19,781
最終更新日 2025.05.08
登録日 2025.05.08
★★★10話で完結する短編小説です。すらすらと読んでいただけると思います(^^)★★★
――その部屋には、あなたの心が落ちている。
清掃業者「クリーンアクターズ」で働くアリサは、“汚れた場所”にしか安心できない風変わりな女性。
無口で哲学的な女子高生バイト、元ヤンで人情派のパート主婦、潔癖すぎる上司――クセ者だらけの仲間とともに、彼女は今日も誰かの“片付かない人生”に足を踏み入れていく。
ゴミ屋敷、遺品整理、ミニチュア地獄、空っぽの仏壇。
そこにあるのは、ただの「汚れ」ではなく、忘れられた悲しみ、言えなかった愛、そして心の中の“片付けられないもの”。
掃除とは、明日を残す仕事。
これは、部屋と心をそっと整える、癖ありチームによるヒューマン・クリーニング・ノベル。
文字数 18,705
最終更新日 2025.05.07
登録日 2025.05.06
――この教室には、40人の「今」がある。
高校2年A組、出席番号1番から40番まで。
野球にすべてを懸ける者、夢を見失いかけている者、誰にも言えない恋を抱える者。
友情、恋愛、家族、将来への不安——それぞれの心の中には、言葉にできない思いが渦巻いている。
幼い頃の忘れられない記憶、誰にも知られたくない秘密、そして今、夢中になっていること。
たった一つの教室の中で、40通りの青春が交差する。
誰もが主役で、誰もが悩み、もがきながら生きている。
この物語は、そんな彼らのリアルな「今」を切り取った、40人の青春記録である。
文字数 257,034
最終更新日 2025.05.01
登録日 2025.03.20
★★★10話で完結する短編小説です。すらすらと読んでいただけると思います(^^)★★★
忙しい日々に心を失いかけたウエディングドレスデザイナー、結城怜司。
深夜0時、誰もいないアトリエに現れたのは、白いワンピースを纏った不思議な少女──ミサ。
彼女は言った。
「私は、あなたのドレスに宿った願いから生まれたの」
夜の間だけ交わされる会話、微笑み、そして小さな奇跡。
触れれば壊れてしまいそうな儚い時間の中で、ふたりの想いは静かに育まれていく。
しかし、朝が来るたびに、彼女は消えてしまう。
永遠に続かないと知りながら、それでも怜司は祈った。
「もう一度、君に会いたい」と──。
過去と未来をつなぐ、奇跡のラブストーリー。
切ない夜を越えた先に待っていたのは、
二人だけの新しい“未来”。
──この春、あなたの胸にも、あたたかな奇跡が訪れる。
文字数 16,621
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.29
【少年の心を持つ、ミステリー好きユーザーにお届けします】
――中学2年になっても、名探偵は終わらない。
テレビの探偵ドラマに憧れて、今日も「事件の匂いがするッ!」と校内を駆けまわる、
自称・名探偵、青木真人(あおき・まこと)。
そんな彼を冷静なツッコミで現実に引き戻すのは、
幼なじみで学級委員長の、園田早紀(そのだ・さき)。
どこかズレた名推理と、的確すぎる正論。
そして、天然でちょっと頼りない(けど超かわいい)新任教師・増渕由美子先生の謎サポート(?)も加わって、
今日も“名探偵劇場”が開幕する!
「え、まだ探偵やってるの?」
「当然だろ!名探偵に引退なんてない!」
クラスメートも巻き込んで繰り広げられる、
どこかズレてて、でもどこか温かい、“青春×推理”のドタバタ劇場、再び。
「“事件”って、たぶん、誰かの気持ちのことなんだ」
――そんな真人のひとことが、ちょっとだけ心に残るかもしれない。
文字数 122,560
最終更新日 2025.04.30
登録日 2025.04.10
★★★5話で完結するショート・ストーリーです。軽く読んでいただけます(^^)★★★
突然、目の前に現れた少女──彼女は言った。
「私は未来から来た。あなたを救うために」
何も知らない平凡な大学生・春川直樹。
未来で恋人だったと名乗る少女・小鳥遊瑠璃。
出会うはずのなかったふたりは、限られた時間の中で少しずつ心を通わせていく。
しかし、運命を変える代償は「彼女自身の消失」だった。
互いに惹かれながらも、忘れられていく記憶。
消えゆく存在と、消えない想い。
それでも願ったのは、"たとえすべてを忘れても、もう一度あなたに出会いたい"──。
過去も未来も超えて紡がれる、
切なくも美しい、運命のラブストーリー。
──きっと、あなたもこの恋を、胸のどこかで忘れられない。
文字数 9,780
最終更新日 2025.04.28
登録日 2025.04.28
★★★5話で完結するショート・ストーリーです。軽く読んでいただけます(^^)★★★
人生に残された時間は、わずか百日。
孤独の中で余命を宣告された青年・相原湊は、最後に「人間らしい時間」を求め、たった百日間だけの恋人を募集する。
彼の前に現れたのは、明るくて優しい女性・白石紬。
最初は期限付きの、偽りの関係だった。
けれど、ふたりの心は、季節が移ろう中で静かに、確かに結ばれていく。
避けられない別れを知りながら、それでも紡がれる恋。
手を取り合い、笑い合い、涙をこらえながら、彼らは"最後の夏"を生きる。
たった百日間。
けれど、それは誰よりも深く永遠へと続く、ふたりだけの奇跡だった。
──切なくて温かい、命と愛の物語。
きっとあなたも、胸の奥でこの恋を忘れられなくなる。
文字数 10,983
最終更新日 2025.04.27
登録日 2025.04.27