全能無垢の最強賢者 ~「人の心がない」と追放されたので竜のメイドを雇ってみたら運命の相手だった件~

「手抜きで戦っていてすまない(本心)」

あらゆる魔法を指パッチンで使いこなす賢者アーカンソーは、冒険者として全能だ。
だが、パーティを追放されてしまう。

何故か?

アーカンソーは陰キャでコミュ障。
おまけに空気も読めず自重を知らなかったからだ。
戦士がいれば戦士以上の、剣士がいれば剣士以上の。
魔法使いや神官がいれば、彼ら以上の魔法を使って大活躍をしてしまう。

しかし追放理由を勘違いしたアーカンソーは、あろうことか手加減していたことを暴露して、パーティメンバーの心をバキバキにへし折ってしまう。

「アンタには『人の心』ってものがないのか!?」

アーカンソーは元仲間の罵倒に大きなショックを受けた。

「俺には人の心がなかった。人間とパーティと組むのは間違っていたんだ……」

アーカンソーは一からやり直す決心をした。
自分と似た境遇の竜人族メイドと主従契約を交わし、最底辺の環境で冒険者として再スタートをする。

しかし、国家最高の英雄である彼を周囲が放っておくわけもなく……?

これは最強過ぎる主人公が敵には絶望を、味方には希望と(ときどき)無力感を与えてしまう(ちょっとエッチな)無双コメディー。
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