竜と水面に光る街

エドことエドヴァルド・アウストレームは竜が見える。

それは何かの比喩ではなく――例えば学校帰りの道のど真ん中であったり、何気なく足を伸ばした山の頂だったり、ふと見上げた空であったり――そんな日常の中に、彼らは文字通り、ふいに彼の前に姿を現わすのだ。

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日常を離れたい一心で、オーストラリアのブリズベンを訪れた礼一は、不思議なイルカに懐かれたがためにファンタジックなひと騒動へと巻き込まれていく。

ただ静かに暮らしたいという思いとは裏腹に。


主人公は日本人男性です。
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