司法書士 小説一覧
小説AI検索
4件
1
「あなたが死ぬ契約書は、どこにもありません」――三日後に死ぬ祓い屋を、呪いを登記する女司法書士が相続手続で救います
「曾祖父名義の家と山林を、三日以内に片づけてください。四日目には、俺が死んでいるので」
司法書士・御影綴の事務所を訪れたのは、三日後に三十歳となる祓い屋・冬城朔。
冬城家の当主は、代々三十歳で命を落としてきた。朔は自分の死後、妹へ古い屋敷と森の問題を残さないため、放置されていた相続登記を依頼しに来たのだ。
人間と怪異の果たされなかった約束を「呪約」として読み、登記できる綴が朔の背後に浮かぶ契約を確認すると、そこにあったのは「命の回収」ではなく、「貸与霊力の返還」という文字だった。
あなたが死ぬと書いてある契約書は、どこにもない。
真相を調べるため、綴は危険を承知で呪約を仮登記する。だが空欄にしたはずの次順位承継人は、朔の妹・澪の名前で埋められてしまった。
助けるための手続きが、別の人間を次の債務者にした。
自らの判断に責任を負うため、綴は呪いを自分の身体へ移し、朔の父が二十年前に残した戸籍、未提出書類、森の登記記録をたどっていく。
やがて明らかになるのは、歴代当主の死が正当な対価ではなく、冬城家が怪異から借りた力を私物化した結果だったという事実。
一人を差し出せば、町は守られる。
そう主張する一族の管理者に、綴は武力ではなく、記録と契約と本人の同意で立ち向かう。
呪いを登記する女司法書士と、死ぬことを受け入れてきた祓い屋の、現代怪異×相続実務×男女バディミステリー。
全八話完結。
感想数 0
文字数 30,996
最終更新日 2026.08.07
登録日 2026.08.06
2
お父さんの相続人
司法書士事務所を舞台に、一つの相続から家族の絆を垣間見る摩訶不思議な物語。
人にはいつか訪れる死。
その日が来てしまった家族に、過去の悲しい出来事に終止符を打たなければならない日が来てしまった。
受け入れられない母と、そんな母を心配する娘。
そしていつも傍に寄り添う猫。
猫に対する故人の思いと、家族の美しい思い出。
猫は本当に、息子の生まれ変わりなのだろうか。
でも、この猫こそが、とんでもない猫だった。
感想数 0
文字数 18,488
最終更新日 2021.02.21
登録日 2021.02.07
3
今日も事務所はコーヒーの香り
夢に挫折し、心を閉ざしてしまった一人の少女。
人生で初めて大きな壁にぶつかり、
自分の居場所さえ見失ってしまう。
そんな彼女が、新しい世界でたくさんの人と出会い、
支えられ、悩み、少しずつ前を向いて歩き始める。
これは、傷ついた心が優しさに触れ、
ゆっくりと癒されながら成長していく物語です。
感想数 0
文字数 10,772
最終更新日 2026.07.06
登録日 2026.07.03
4
イオとアオ ― 横浜ソアラ綜合事務所の謎ファイル
1stエピソード「声なき紙片」の前日譚として、「エピソード0」を投稿しています。
←完結しました。
「泳げないなら、歩けばいい。一緒に」
立ち止まったままでも、人生はまた動き出す――
「泳げなくなった」元競泳選手・新井蒼(アオ)。
人生のすべてを失ったまま流れ着いたのは横浜。
そこで出会ったのは、全身にトライバルタトゥーを刻んだ長身の行政書士・五百蔵悠(イオ)だった。
風俗街の最寄り駅にある「ソアラ綜合事務所」に持ち込まれるのは、事件と呼ぶには小さすぎる「誰かの困りごと」。
どんな依頼にも、穏やかに寄り添うイオ。
いつしかアオも、そんなイオと謎解きとに惹かれていく。
そうやって謎を、ひとつずつ解いていくうち、
止まっていたアオの時間は、ゆっくりと動き出す。
そして、イオが抱える過去にも触れていき――
小さな謎と、小さな再生。
港町横浜を舞台にした、心ほどける連作ミステリ。
感想数 0
文字数 124,157
最終更新日 2025.09.02
登録日 2025.06.09
4件