もう遅いっ!小説一覧

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 「ハエルア、お前の幼馴染の婚約者のアラヤム貰うから」  お兄様はそう言って本当に私の幼馴染の婚約者のアラヤムを奪っていきました。  「ハエルア、俺は真実の愛に目覚めたんだ。 驚かないで聞けよ。 俺が本当に愛しているのはお前のお兄様のピライロだったんだ。 婚約破棄してくれないか」  あの時、私の心は壊れてしまいました。  お兄様もアラヤムの事も殺しておきましょう。 私の心を壊したお兄様とアラヤムを殺して何が悪いのでしょう。 先に私の心を壊したのは貴方達ですよ。  「お姉様〜またドレスを買ってもらったわ〜。あら〜お姉様は何も買ってもらえなかったのね〜。 まぁしょうがないわね〜。お姉様のようなブスに似合うドレスなんて存在しないものね〜。 お姉様は何を着てもどうしようもないぐらいブスだものねぇ〜。やーいブース。 お姉様〜お姉様の何かを頂戴〜。 マミエルはドレスを買ってもらったばかりで〜お父様お母様に何でも買ってもらってきたけれど〜 まだまだ欲しいわ〜。 お姉様から何かを奪うのは楽しいもの〜。 でも〜もうお姉様から奪うものって何もないのよね〜。 お姉様の婚約者のティーカスかしら〜。 流石にティーカスはいらないわね〜。 それだと〜もーお姉様から奪うものって何かあったかしら〜。 後は〜お姉様の命ね〜。お姉様の命を頂戴〜」  「ハエルア、お前に婚約破棄を告げてやる」 私、2回も婚約破棄をされるのですね。 ははは、でももう私の心はとっくに壊れています。 なので、悲しいなんて感情よりすぐに殺そうとしてしまいます。  「心が壊れたお前に婚約破棄を告げるなんてすまない事をした。 お前はもう一度婚約破棄されてるんだものな。 俺様が悪かった。金か?金なら払う。だから許してくれ」  「はぁ?お金で私の壊れた心は治りません」  「今更助けてくれと言われてももう遅いっ!」
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文字数 4,859 最終更新日 2021.10.08 登録日 2021.09.20
 親に無理矢理きめられた婚約者ヨゼルムは25歳にもなって実家暮らしの子供部屋おじさんというクズなんですが、 更に信じたくない疑いを私は持っています。  ヨゼルムは25歳にもなって年収400万しかない底辺男性なんですが、そのわりには金遣いが分不相応です。  信じたくはないんですけど、もしかしたらこの子供部屋おじさん、実家暮らしで家にお金を入れてないのではないでしょうか。  「家にお金を入れなさいヨゼルム」  「嫌だっ。黒船Xもカチッ新型も買うから家に入れる金なぞないっ」  「お前のような一人暮らしおばさんとは婚約破棄だ」  「驚かないで聞けよ。僕はお前の妹の子供部屋おばさんリザベルを愛しているんだ」  「貴方はリザベルと一緒にオンやっているし、始めからばればれですよ」  子供部屋おじさん婚約者が妹と浮気している証拠をずっと集めてきました。  「浮気していたうえに婚約破棄で慰謝料10億を請求します」  「そんなの払えるわけないだろう」  「待ってくれ、僕のデレステ5を差し押さえるのはやめてくれ」  待ちません。  「PITAもPITATVも差し押さえる気か。許してくれ。それはもう生産終了していて手に入らないんだ」  今更謝ってももう遅いっ!許しません。  「カプチーノちゃんのフィギュアまで持って行く気か。それだけは、それだけは許してくれ」  白くべたつく何かが付着しているカプチーノちゃんのフィギュアは流石に要りません。  「優秀な聖女ルイジーナを婚約者にしてやったのに、かってに婚約破棄なぞしおって。 もう知らん。お前は助けないしもう息子でもない」  婚約者は強制労働所で労働をし家賃と食費以外の給料は私への慰謝料の返済に使われます。  後80年働いても10億行きませんね。  10億返済できないなら臓器売って体ばらして死んででも払って下さいね。  「俺は実家暮らしだが年収6000万円で家に月100万円入れている」  私は今年収6000万で家に月100万円入れているイケメン子供部屋おじさんに愛されています。  「家出なさい」  
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文字数 2,842 最終更新日 2021.09.19 登録日 2021.02.14
 「メエナ・ドラーギ、君に婚約破棄を告げてやる。感謝しろ」  「はぁ?」  「君は実の妹のマリアナをいじめただろう」  「ワサイン、私はお姉様にいじめられたのよ」  「いじめてません」  「君はなんて酷い人間なんだ。こんな聖女は追放だ」  「ドラーギ男爵家領とルベルティ伯爵家領を護っているのは誰だと思ってるんですかね」  「君のような素質レベル7の5流聖女より、君の妹のマリアナの方が聖女の素質も高いんだ。 マリアナの聖女の素質レベルは74だぞ」 マリアナが聖女として今までより堅牢に護ってくれるから問題ない」  「事実、今までも結界が破られ騎士や兵士に死者が出てるんだぞ」  「民には怪我人1人出ていませんよね」  「そうよお姉様ぁ。聖女としての素質は私の方が高いのだから、私が聖女をやれば1人の被害もでないわ。 私の聖女素質レベルは74よ74。お姉様は7よね7(笑)桁一つ足りてないわよざーこ」  やれやれ、今まで何の努力もしてこなかったひきこもりデブの妹は、素質が高いだけで聖女が務まると思っているようです。  「そうですか。追放は構いませんが、何があっても私は助けませんからね」  「はんはっハハハハハハハ!誰が君のような素質レベル7の5流聖女に助けなど求めるか」   →「助けて!僕が悪かった。金ならいくらでも払う。ルベルティ男爵領を全て譲る。だから助けてくれ」  「お姉様、助けて。努力を続けていたお姉様は素晴らしく私なんかではお姉様の変わりにならないと分かったわ。 ごめんなさい。だから助けてお姉様」  「あらあらー。『誰が君のような素質レベル7の5流聖女に助けなど求めるか』 『私が聖女をやれば1人の被害もでないわ』 そう言ったのは誰だったかしらー」 「助けるわけないじゃない。苦しんで死になさいクズども」  「私は見た通り美男子イケメンに愛されて幸せなので、どうでもいいです。 これからは幸せに生きます。さようなら」
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文字数 1,743 最終更新日 2021.07.23 登録日 2021.02.23
 「チルラっ!お前に離婚を告げてやるっ!」  「俺はお前のようなブスでつまらない女よりお前の妹の可愛いチルチを愛しているんだっ!」  「お姉様ぁ。お姉様の夫のネスレイン私がもらうわねぇ」  妹のチルチは確かに可愛く幼い頃から両親に愛され甘やかされ男性からちやほやされて育ちました。  チルチは私の物をなんでも奪っていきましたが、遂には私の夫まで奪っていくのです。  こんな情けない夫いらないのであげますけどね。  「チルラっ、処刑だっ!元妻といえどももう我慢ならんっ!」  「ふんっ、お前等風情がチルラを処刑できるとでも思っているのか」  「俺が悪かった!許してくれっ!元夫のよしみで助けてくれっ!」  「今更助けてくれと言われても私は20歳年下のイケメン王太子に溺愛され王太子妃として幸せに暮らしています。 前夫を助けてしまっては、前夫との未練があるのではあるのかとか前夫と関係を持っているのではないかとか 誤解されかねないので、助けるわけにはいかないんですよ。 というわけなので、さようなら」  「嫌だぁぁぁぁっ助けて、頼むっ、死にたくないっ、苦しみたくないっ」  やれやれ、今更泣きわめいてももう遅いっ!
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文字数 1,722 最終更新日 2021.06.27 登録日 2021.04.11
 「俺様を誰だと思ってるんだっ!クセマイス王国王太子ペオパル様だぞっ! クセマイス王国王太子ペオパル様は座っておしっこなどせんっ!」  「俺様は真実の愛に目覚めたんだ」  「お姉様ぁ、お姉様の婚約者のペオパルは私がもらうわねぇ」  「ペオパルの妃には私のように立っておしっこする可愛い聖女の方がふさわしいぁ」  「ルイラは可愛い上に立っておしっこする俺様に文句を言わんっ!ルイラも立っておしっこをするっ! 聖女としての実力もクセマイス王国を護るのに十分だっ!」  「ペオパルっ!持病で休職していたとはいえ、クセマイス王国第一聖女をかってに追放するなぞ許されんぞっ! どう責任をとるつもりだっ!」  「お兄様、お兄様のように立っておしっこする馬鹿王太子は王太子にふさわしくない。 これからは僕のように座っておしっこするイケメン賢人が王位を継ぐに相応しいんだ」  「俺様が悪かった、これからは座っておしっこするしトイレを使った後はトイレ掃除をする。 だから許してくれ」  「いえ、今更許してくれと言われても、私はもう座っておしっこするうえにトイレの後に完璧にトイレ掃除をする イケメン賢人完璧王太子に愛されているので貴方なんていりませんし、 『そうですか。そこまで言うなら構いませんがどうなっても知りませんよ』と言ったじゃないですか。 今更もう遅いっ!」
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文字数 1,899 最終更新日 2021.06.27 登録日 2021.04.11
 「なんだっ!この食事はっ!こんな食事が食えるかっ!作り直せっ!」  「なんだと言われても、普通に作った料理よ。私は聖女としての仕事をしたうえでわざわざ貴方の分まで食事を作ってあげたのよ。 感謝されてこそ、作り直せと言われるいわれはないわ」  「俺様のママの作る料理は旨かった!お前の作る料理はなんだっ!こんなの豚の餌の方がまだ旨いっ!」  あらあら、貴方のママのセルパント王国王妃ミイアの異名を知っているんでしょうか。  「そう、そこまで言うなら貴方のママと料理勝負でもしてあげましょうか」  「ふんっ!俺様のママの料理がお前のように豚の餌より不味い料理に負けるわけないだろうっ!」  「いいだろうっ!俺様のママとお前とで料理勝負だっ!」  「そうですか。そこまで言うなら止めませんが、もし貴方のママが負けたら、どうするつもりですか」  「はっ!俺様のママが負けるなどありえんっ!その時はお前が望むようにすればいいっ!」  あらあら、辞めておけばいいのに、マザコン婚約者は自ら痛い目にあいたいようですね。
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文字数 1,184 最終更新日 2021.04.11 登録日 2021.04.11
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恋愛 連載中 短編 R18
 「今更謝ってももう遅いっ!謝れば許されるとでも思ってるんですか。 世界中が貴方のお母様ですか。貴方が謝って許してくれるのは貴方のお母様だけよ」  第一王位継承者ピエルカレに婚約破棄され第二王位継承者フルジリオの妻になりました。  第二王位継承者フルジリオは容姿端麗頭脳明晰と評判のひきこもりです。  「君には何の期待もしていないし、好きにしていていいぞ」  「そうやってすねていじけてひきこもってるカスが言うじゃない」  「お前面白い女だな」  「貴方は面白い所がまったくないわね。 せめて顔だけでも面白ければいいんだけど貴方の顔って良くできてて面白くもないんだもの」   「この僕にここまで言うとはな」  「ひきこもって何からも逃げてきたのだから、そりゃあ今まで誰にも何も言われなかったでしょうね。 逃げてるだけじゃないの」  「お姉様、助けて。お姉様がいないと大変な事になるというのが分かったわ」  「サンドラ。助けてくれ。帰ってきてくれ。俺達はお前の実の親だぞ」  「助けてちょうだいサンドラ。貴女を産んだのは私よ」  「はぁ?助けるわけないじゃない。今まで私をいじめてきて都合よく助けろですか。 死んでろばーか」  「私はフルジリオと幸せに暮らしていてもふもふわんこポピロスもいるので貴方達なんて死んでくれてかまいません。 むしろ死ね下種野郎ども」  「わふっ」
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文字数 2,834 最終更新日 2021.02.20 登録日 2021.02.15
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