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もこもこ犬
んー……みなの者、いつもうちのお話を聞いてくれてありがとな。
今日はな、とっても可愛くて不思議な童話のお話を持ってきたんじゃ!
タイトルは『もこもこ犬』!
雨上がりのあぜ道でな、るいちゃんという小さな女の子が、黄色いカッパを着て、青い長靴をパシャパシャ鳴らしながらお散歩しておったんじゃ。
大きな黄色い傘を引きずりながら歩いていくと……道の真ん中に、とっても大きくてまあるい「水たまり」があったんよ。
そっと覗き込んでみたらな、なんと水たまりの中に、ここにはないはずの『古くて立派な白い洋館』と『きらきら輝く大きな虹』が映っておったんじゃ!
(蘭花と薄花が「姫様! 水たまりの中には、とっても可愛らしい“白いもこもこのワンちゃん”も映っていたそうでございますよ!」って耳元で教えてくれたんよ)
スズメやカタツムリも見守る中で、いったいどんな不思議で素敵なお話が始まるのか……想像するだけでワクワクしてくるのう!
……あ、牧玄。水たまりを見て「冷たくて美味そうな水じゃな」とか言うて飲み干そうとするでないぞ? あれは不思議な世界へつながる大事な水たまりなんじゃからな!
心があたたかくなる、とっても愛らしい童話じゃから、みなの者もぜひ読んでみてほしいんよ。
それじゃあ、よろしく頼むな!
2
なんで?なんで?なんで?
嘘つきのブンちゃんと暴れん坊のリキヤ君、女親分のミカちゃん。
不思議な出来事を通して、三人の心の成長を描いたお話です。
教室でブンちゃんは暴れん坊のリキヤ君が作った粘土の恐竜を壊してしまいました。
きっと殴られると思ったブンちゃんは嘘をつき、隣のクラスのこうた君のせいにしてしまいます。
嘘だとは知らず、壊れた恐竜を持っているこうた君を見たミカちゃんは、こうた君を責め立ててしまいます。
一方、絶対に怒るだろうと思ったリキヤ君が、意外にもあっさりとこうた君を許したことにみんなが驚きます。
予想外のリキヤ君の態度を見て、嘘をついたことをこうた君に謝りたいブンちゃんと、言い過ぎたことをこうた君に謝りたいミカちゃんは、その後、こうた君が学校を休んでしまうことで、思いを伝えられなくなってしまいます。
リキヤ君がこうた君を許した理由は、ある人との不思議な出会いでした。
そして、その出会いがブンちゃんやミカちゃんも知らないうちにつながっていきます。
3
鎌倉西小学校ミステリー倶楽部
【「鎌倉猫ヶ丘小ミステリー倶楽部」に改題して、アルファポリスきずな文庫より好評発売中!】
https://kizuna.alphapolis.co.jp/book/11230
【「第1回きずな児童書大賞」にて、「謎解きユニーク探偵賞」を受賞】
市立「鎌倉西小学校」には不思議な部活がある。その名も「ミステリー倶楽部」。なんでも、「学校の怪談」の正体を、鮮やかに解明してくれるのだとか……。
学校の中で怪奇現象を目撃したら、ぜひとも「ミステリー倶楽部」に相談することをオススメする。
案外、つまらない勘違いが原因かもしれないから。
……本物の「お化け」や「妖怪」が出てくる前に、相談しに行こう。
※本作品は小学校高学年以上を想定しています。作中の漢字には、ふりがなが多く振ってあります。
※本作品はフィクションです。実在の人物・団体とは一切関係ありません。
※本作品は、三人の主人公を描いた連作短編です。誰を主軸にするかで、ジャンルが少し変化します。
※カクヨムさんにも投稿しています(初出:2020年8月1日)
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