ひと夏の思い出 小説一覧
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滋賀県の近江八幡に住む小学六年生、矢野アラタ。
クラスでは“悪ガキ”と呼ばれながらも、好きなことには全力で突っ走る、ちょっと不器用で情に厚い少年だ。
ある夏休み、アラタは近所に住む親友・宮本ケンタと一緒に、使われなくなった河川敷に“秘密基地”を作ることにした。
ケンタ(母はフィリピン人は母子家庭(父は事故死)で暮らす本好きな少年。ふたりは性格こそ正反対だが、どんな遊びも冒険に変えてしまう“最強の相棒”だった。
ふたりは、消えた野良猫を探したり、夜の学校で肝試しをしたり、古びた神社で謎の地図を見つけたりしながら、夏休みを自由に駆けていく。
やがて彼らは「信長の埋蔵金が、安土のどこかに眠っている」という古い伝説を知る。
「だったら、オレたちが見つけりゃええやん!」――それは、少年たちの“本当の冒険”の始まりだった。
スコップと勇気と、ちょっぴりの知恵。
お金もない。大人の力も借りられない。
だけど彼らには“友達”と“夢中になれる夏”がある。
貧困、孤独、地域のつながり、そして格差。
目をそらしたくなる現実の中にあっても、少年たちはまっすぐに、“自分たちだけの宝物”を探しにいく。
これは、あの頃の誰もが胸に抱いていた、
**「世界をひっくり返すくらいの、ひと夏の冒険」**の物語。
すこし昔の少年たちのように、
だけど今の子どもたちにも、きっとどこかで通じている。
――さあ、秘密基地から、埋蔵金伝説へ!
文字数 118,891
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.07.11
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誠実な嘘つきと、ピュアで打算的な少女が出会ったら。
小柳美野里、公立女子高で新聞部の副部長を務める。
2人で映画を見にいっても手も握ってこない一つ年上の彼に、
少し物足りなさを感じ始めていた。
ひょんなことから出会った5歳年上の阿川芳彦との関係を進展させるため、
夏休みのある日、ある作戦を決行するが…。
文字数 52,298
最終更新日 2024.06.16
登録日 2024.06.02
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平凡な毎日は、キミのその一言で砕け散った。
『どうしよう。私、人を殺しちゃった_』
※ご挨拶並びに注意事項を必ずお読みください!
のんびり焦らず更新したい。行き当たりばったり気味☆
文字数 3,435
最終更新日 2022.05.13
登録日 2022.05.12
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無気力系OLと元気いっぱいな悪魔のお話です。
【あらすじ】
8月の、ある日。
社会人一年生・アカリは、いつも見かけている秋葉原のタワー型本屋が黒く禍々しい塔に置き換わっていることに気づいた。
あまりに非現実的な光景に呆然としてしまうアカリ。
そんな彼女の前に、その塔からやってきたという青年・ミナトが現れる。
自分は悪魔の一種である“本魔”。
彼はそのように自己紹介し、「願いを一つだけ叶えてやる」と怪しい話を持ちかけてくるのだが……。
※イメージイラストは秋野ひろこ先生より頂きました。
秋野ひろこ先生のPixivページ
https://www.pixiv.net/users/1403943
文字数 49,494
最終更新日 2020.09.23
登録日 2020.09.17
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✩.*˚
ねぇ、那津さん……。
あなたは私を想っていましたか?
✩.*˚
私はね、那津さん?
あなたを想っています。
✩.*˚
でも、あなたから見て、
私はあなたを想えていましたか?
今日も私は、
返事のない空に問いかける──……。
✩.*˚
恋愛に臆病な少女、森田美月が合コンで出会ったのは、
不思議な雰囲気の男性、大谷那津だった──。
惹かれ合う2人だが、
運命に翻弄され、離れ離れになっていく──。
✩.*˚
第一稿2008年「太陽の下で」執筆。
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2019-04-20*改稿開始。
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✩.*˚
(C)KumikaAkino2020
何においても平凡な美月は、自分に対して、劣等感を抱いていた。
恋愛においてもマンネリな中、親友の沙耶香に連れられて行った合コンで、大谷那津と運命の出会いを果たす。
しかし、那津がある事件に巻き込まれてしまい、記憶喪失になってしまう。
ショックのあまり、那津の前から姿を消す美月だが??
文字数 6,661
最終更新日 2020.01.27
登録日 2020.01.26
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