ファンタジー ゴシック 小説一覧
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「おかえりなさいませ。……ようこそ、私の美しい地獄へ」
地図の空白、意志を持つ茨の森を抜けた先に、その「箱庭」は存在する。
降り止まない灰色の雨に打たれ、古びた大聖堂の門前に立つのは、硝子細工の瞳を持つ美しき少女・ルナリア。
彼女が差す漆黒の日傘。そして、歩くたびに波打つ深い緋色のドレス。
その優雅な装いの裏側には、ある「悍ましい秘密」が隠されていた。
そこへ辿り着くのは、自らの犯した罪から逃れ、失われた記憶を追い求める迷い人たち。
ルナリアは彼らを慈悲深い微笑みで迎え入れ、琥珀色の紅茶とともに「忘却」という名の救済を与える。
しかし、代償のない救いなど存在しない。
彼女が啜るのは、人間が抱える最も純粋で、最も醜悪な「七つの大罪」の記憶。
一つ、また一つと罪を回収するたび、彼女の纏うドレスはより鮮やかに、より残酷に完成へと近づいていく。
すべての記憶を飲み干したとき、少女は「心」を持つ人間となるのか。
それとも、箱庭を統べる新たな神となるのか。
記憶と鮮血、そして美しき絶望が織りなす、耽美派ダークファンタジー。
文字数 9,883
最終更新日 2026.05.06
登録日 2026.04.29
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今年16歳となり、イジェス教の聖騎士団・通称・バラ騎士となったアキム。
彼は最高位の聖騎士である老騎士(オールド・ローズ)を目指しているが、初任務が、まさかの結婚式!
イジェス教では、国同士の結婚には司祭ではなく、聖騎士が務める。
魔術を使って婚礼の儀を執り行うからだ。
辺境伯ベナン卿のひとり息子・ディルクと、隣国のリティン国の次女・サナの政略結婚の婚儀の担当となり、出世街道から大外れの初任務に、アキムはしぶしぶながらディルクの別荘に赴いた。
3日後に婚儀があるなか、到着当日に事件が起こる。
それは、侍女の部位欠損死体が密室で発見されたのだ。
碧薔薇騎士団員は司法権も持つため、アキムは犯人探しまでも請け負うことに……
そんな折り、魔導造形師・ニクラスの弟子である美少女のミアが、披露宴の際に使用するメイド型魔導球体関節人形の整備を終えて運んできた。
その少女に向かってディルクは命じる。
「お前が持ってきた人形を使って、バラ騎士といっしょに犯人を探せ」
3日後にあるディルクの婚儀までに、この殺人事件を解決しなければならない。
重ね重ね起こる殺人事件、そして、特別仕様の魔導人形たちと共に、アキムは犯人を探し当てることはできるのか──
文字数 104,097
最終更新日 2025.03.23
登録日 2025.02.25
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