「インク」の検索結果
全体で94件見つかりました。
かつて新進気鋭の作家として活動していた佐伯紬(さえき・つむぎ)は、三年前のあの日から、一文字も書けなくなっていた。 天文学者だった婚約者・成瀬航(なるせ・わたる)の不慮の死。 「行かないで」と言えなかった後悔。 解けない数式のように、紬の時間は止まったままだった。
三回忌の夜、遺品の万年筆から漂った「インクの香り」に誘われ、紬は街の境界線に佇む古い洋館「銀河郵便局」へと迷い込む。
そこは、この世で伝えられなかった想いが「光」となって集まる場所。 「彼の魂は、あなたへの『書き損じた言葉』を抱えたまま、銀河の淵で迷子になっている」 銀髪の郵便局長から告げられた衝撃の事実。
航を救う唯一の方法は、宇宙に散らばった彼の記憶の断片を、紬が「代筆者」として再び綴ること。 紬は、親友のカメラマン・陽一や、冷徹な執行官・九条、そして自分と同じように過去に囚われた詩人・摩耶との出会いを通じ、航が隠していた「本当の想い」に触れていく。
なぜ彼は、白紙の手紙を遺したのか? なぜ彼は、あの時ハンドルを切ったのか?
ペン先が踊る夜更け、静かなリズムに合わせて紡がれる真実。 やがて、点と点が繋がり、一つの壮大な星座(物語)が浮かび上がる時、世界は圧倒的な「祝福」に塗り潰される――。
文字数 80,388
最終更新日 2026.02.15
登録日 2026.01.27
何度もオーディションに落ち続ける若手ガールズバンド「トゥインクル☆ティアーズ」。彼女たちに「足りないもの」は何だったのか?
ある日、バンドのベーシスト・里奈が偶然出会ったのは、普通のスーパーで買い物をしていた47歳の主婦・和美。彼女の何気ない仕草から漏れる「音」に、里奈は衝撃を受ける。
これこそが彼女たちの音楽に足りなかったもの——そう確信した里奈は、思いもよらない提案をする。「あなたを私たちのバンドの楽器として採用させてください!」
常識を覆す「熟女和美の女体」という前代未聞の楽器の誕生と、それを「演奏」する若き天才・里奈。彼女たちの音楽は、音楽界の常識を根底から揺るがし、世界中の人々の心を震わせていく。
これは音楽の新たな可能性を探求する物語であり、47歳の主婦が思いがけず見つけた自分の存在価値と生きる喜びの物語である。
文字数 9,886
最終更新日 2025.04.13
登録日 2025.04.13
文字数 2,042
最終更新日 2021.10.24
登録日 2021.10.24
平凡な高校生・神谷ユウは、骨董屋で手に入れた古い文房具「矢立(やたて)」に触れた瞬間、異世界へと転移してしまう。
その矢立は、ただの筆記具ではなかった。
**“書いた文字を現実にする力”**を持つ、禁忌の道具だったのだ。
試しに書いた《火》の一文字で炎を生み出してしまったユウは、記述魔法を研究する少女リリアと出会う。
彼女は語る——その力は“世界を書き換えるもの”であり、同時に危険な存在でもあると。
やがてユウの力に反応し、現れる謎の存在——
“インクを喰う者”。
それは、書かれた存在や力そのものを“消す”異形の敵だった。
さらに判明する事実。
矢立で文字を書くたびに——
ユウ自身の「何か」が削られていくという代償。
力を使えば世界を救える。
だが使いすぎれば、自分が消える。
これは——
世界を書き換える力を手にした少年が、「存在」を賭けて戦う物語。
文字数 2,638
最終更新日 2026.04.12
登録日 2026.04.11
引き出しの奥に入っていた1冊の冊子と使い古されたペン。
ペン先には赤黒いインクがこびりついているのが見える。
ノートは角が擦り切れ始め、本ののどをくくる紐は毛羽立ち今にも切れてしまいそうだ。
初投稿です。大学の課題で書いたあらすじを骨に肉を付けるつもりです。
文字数 393
最終更新日 2019.04.26
登録日 2019.04.24
