「守り」の検索結果

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ただ…… 生まれてくる時代が遅すぎただけ――…… ただ…… 信じたものを守りたかっただけ――…… ただ…… 夢みた世界を生きたかっただけ――…… 彼らは “時代遅れの人斬り” なんかじゃない 命の重さを 使命の重さを 生きる意味を 死にゆく意味を 魂に 刻んでいた―――…… 『誠』を貫き 『新撰組』の名の許に命を懸けた若者たちがいた事を あたしは 決して忘れない――――……
大賞ポイント 1,524pt
文字数 619,476 最終更新日 2021.08.15 登録日 2019.08.01
 高校二年生の河倉仁海(かわくら・ひとみ)は、夏休みの思い出作りとして参加したアニソン・フェスの終演後、父からの電話によって祖母が危篤になった事を知り、急ぎ父の実家に向かうが、祖母の死に目には間に合わなかった。  祖母は、茨城県の大洗で釣具店を営んでいたのだが、その祖母の死後、創業七十五年の店の跡を継ぐ者は、近親者の中には誰もいない。だが、祖父亡き後に祖母が独りで守り続けていた店を続けたい、という思いを抱いた仁海は、平日は東京の女子高に通い、週末には茨城に赴き、通いで、女子高生兼釣具屋店長(仮)になる決意をする。
大賞ポイント 677pt
文字数 94,874 最終更新日 2024.05.24 登録日 2024.04.28
2年2組の生徒:原田結花(16歳 高校2年生) 2年2組の担任:小島陽人(25歳 教師歴3年目)  小さな頃から自分に自信を持つことができなかった原田結花。  周囲が恋愛話に盛り上がっていても自分には関係がないといつも蚊帳の外。学級委員という肩書も、それは他に立候補する人がいないから、自分が引き受ければ事が進むという消極的な理由。  そんな彼女が高校2年生の始業式の日の放課後、偶然に教室に忘れものを取りに来た陽人を人生で初めて意識してしまう。一方の陽人も結花には他の生徒とはどこか一線を越えたもの感じていた。  そんな毎日を送る結花に、高校2年生の冬に治療をしなければ命にかかわってしまう病気を告げられてしまう。  手術は成功するものの、根拠もない噂を流された結花は孤立して追い詰められてしまう。  そんな彼女の味方でいたのは一人の親友と、担任の陽人だった。  陽人は結花を絶対に自らの手で卒業させると決意をするも、周囲の環境に耐えきれなくなった結花は自らの学生としての道を閉ざし、その事実を知った陽人も彼女を追うように教職を辞めた。  そんな二人が再会したのは、結花の母親の友人が開いているカフェレストラン。  お互いの気持ちは同じ。言葉には出ないけれど「今度こそ失敗したくない」。  「教師と生徒」というタブーとも言われてしまう関係を、互いに身を引くことで結果的に突き破った。  それでも、二人の前には乗り越えなくてはいけない問題がいくつも立ちはだかる。  初めての恋心に何度も自信を失いかけた結花の手を陽人は引き続ける一方、陽人にも誰にも話していない過去を持っており、唯一それを話せたのは彼女だけ。  それでも、結花は「中卒では先生の隣に立つには申し訳ない」と奮起。  陽人の海外転勤を機に、二人は一時の寂しさを抱えながらも一つの約束を交わした……。  途切れそうな儚い赤い糸を何度も必死に守り抜いた不器用な二人の物語です。 (表紙画像はCanva様よりフリー素材を使用しております)
大賞ポイント 64pt
文字数 157,328 最終更新日 2024.05.02 登録日 2024.01.27
紀伊・和歌山のはしっこ、高野の麓。 登山口にひっそり佇む食堂「のまど」は、三姉妹が切り盛りするお店。 ひょんなことからのまどでバイトすることになった僕は山菜を摘んだり梅をとったり柿の葉寿司をつくったり……。 ところが時には色んな事情を抱えて、吸い込まれるように山へ分け入ろうとする人も。 「今から山登らはるのん?」 「猪とか熊とか出ちゃあるで」 「ご飯でけとるさかい、食べてけへん?」 うつし世に引き留める境界のお店、人呼んで「山守りめし屋」。 そんなのまどさん家と僕のお話。
大賞ポイント 30pt
文字数 8,855 最終更新日 2024.04.19 登録日 2024.04.12
MIA
産まれながらにして虐待を受け、施設で育った聡。 愛を知らなかった彼が、初めて愛し守りたかった一人の存在。 そこには、最も悲しく切ない罪が隠されていた。 本当の幸せは何なのか。 家族の在り方とは何なのか。 あなたにとっての『正解』は何だと思いますか?
大賞ポイント 3pt
文字数 28,748 最終更新日 2022.12.28 登録日 2022.12.21
 死者からは純白の花が咲き誇る。死者に咲く花を生者から守るのが「墓の守り人」と呼ばれる一族の務めであった。隔離された墓場で孤独に生きるはずであった墓の守り人のイエンは、しかし、掟を破り、一人の少女と交流を深めてゆく――。   ※カクヨム様、小説家になろう様にて重複投稿しております。
大賞ポイント 3pt
文字数 22,308 最終更新日 2024.02.25 登録日 2024.02.17
桐谷春陽は新卒の編集者。父は地元の老舗町中華を営んでいる。海のそばで生まれ育ちながらも、亡くなった母のことを思い出す海に近寄れない。かつて栄えた地元商店街は、高齢化と老朽化によって、閑古鳥が鳴いていた。そんな廃れかけた町に大手企業の再開発計画が進行中だと知る春陽。時を同じくして、地元の海にイルカの母子は住みつき、にわかに観光客で賑わっていく。遠き昔にも家のすぐそばの海にイルカの母子が住んでいた。春陽は幼少期を思い出しつつ、仕事に恋にと社会人の新生活に頑張りながら、いつしか地元の町と父の中華料理店を守りたいという想いが芽生える。幼なじみや地元の仲間に支えられ、失われた過去を取り戻そうと奮闘する春陽は、新しい季節を迎えるなか――。
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文字数 159,976 最終更新日 2024.03.31 登録日 2024.03.31
現代文学 連載中 長編 R15
 女神が司る理想郷である神界。そこは争いも災いも存在しない、平和で優美な世界だった。  アライソはその世界へと転移しては神物を盗み出し、現実世界で売り払う仕事をしていた。  彼は値段など付けることの出来るはずもない尊い物を現金化するその生業を嫌悪していた。  だがある時、彼が神界へ行くと、絶対的な平穏が約束されているはずのその世界の村が焼き討ちされていた。  何よりも現実世界よりも大切に思っていた神界の危機を目の当たりにし、彼は戦いの中へと身を投じて行く。
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登録日 2024.03.16
 採用試験に合格し、母校である私立森苑学園へ、教師として戻ってきた、新堂尊。尊はこの森苑学園で一人の少女に出会い、恋をした。  少女の名前は、古城灯里。灯里は尊と子供の頃に会った事があり、その時からずっと尊を想ってくれていたらしい。  尊は灯里の気持ちを知っているが、今は教師と生徒。彼は灯里への気持ちを、彼女の卒業まで隠し通そうと胸に誓う。  卒業まで、一年。尊は灯里の心を自分に向けたまま、灯里を狙う大会社の御曹司から彼女を守り切り、幸せな卒業式を迎える事ができるのか?
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文字数 67,923 最終更新日 2022.05.20 登録日 2022.01.28
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