「賛歌」の検索結果
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京都を舞台にした、なんと、全編京都弁による官能小説連作短編、二編です。ドロドロ設定でありながらハートウォーミング。風変わりな性賛歌あふれる短編小説です。 老舗和菓子店の孫娘である高校生の小雪が、大旦那である実の祖父と関係を持ってしまうところから始まる物語。「雪景色」では、美大生に成長した小雪と祖父が織りなす、雪の降り積もる一夜のできごとを。「蝉しぐれ」では、それから七ヶ月後の、人里離れた隠れ料亭での、複数交えての乱痴気騒ぎの情景を面白おかしく描いています。「雪景色」「蝉しぐれ」の順でお読みいただければと思いますが、いずれか単体でも単独で読めるよう、人物設定の説明は施してます。 物語はすべて、小雪の京言葉による口述で描きました。一読されると「~はる」の語尾の多さにもしや驚かれるかもしれませんが、実際にこのくらいがリアルなところでしょう。関西人は相手さんの「~はる」の語尾を聞き当て「京都のひとやな」と常々識別しているくらいです。ただ、日本全国の方々の期待に応えるべく、かなり盛ってはいます。かいらしい小雪の京言葉にひととき、萌えていただけたら、そんな気持ちで執筆しました。
文字数 36,466
最終更新日 2020.04.16
登録日 2020.04.16
【書籍2022.6.10発売・コミックス2024.3.8発売予定】
異世界転生した先は、「王立学園の秘密の花園」という乙女ゲームの世界。
私は、ルビア王国の公爵令嬢、ライラ・ヴィルヘルム。王太子様の婚約者、悪役令嬢だ。
幸せな未来を掴み取るため、十歳の王太子様に、タロットカードを使って婚約解消を提案する。
「ヨハネス様との未来は、何度占っても『恋人』の逆位置。私たちは、愛し合わない運命なのです」
「愛する人くらい、自分で選びたいとは思いませんか? まだヨハネス様は子供なんです。反抗して怒られたとしても、見捨てられたりはされません。許されるのは、今しかないのです。子供である今が、最後のチャンスですわ」
「自由恋愛がしたいと、一緒に訴えましょう」
彼の我儘で、ヒロインに会う前に婚約解消をさせるのが、私の目的。
婚約を破棄される前に、合意の上で解消させてやる。
でも、あれ? おかしいな……。
「恋愛の好きって感情がないのは、当たってるよ、ごめんね。でも、君としゃべるのは少し楽しくなってきた」
少しずつ、彼との距離が近づいていく。
お互いに恋心が芽生えていく。
――それでも。
「ヨハネス様は、いずれ私ではない女性を好きになります。そして、結婚もできるような年齢で、私との婚約を一方的に破棄されます」
予知夢を見たから、受け入れられないと突っぱねる私。
「僕があの子に恋をするんだと君が予想したせいで、何もできない。違うと証明するまで、我慢し続けなければならない。まるで拷問だ」
信じてもらえるまで、口説き続けると言うヨハネス様。
溺愛されながら迎える、ゲームの舞台である学園生活。
ゲーム中のヒロインと、その攻略対象キャラクターたちと織り成す学園生活の中で、変化していく心。
これは、王太子ヨハネスと転生した主人公ライラが、信じ合い、愛し合うまでの純愛ストーリーです。
※前半は恋の芽生え、後半は溺愛です。
※テーマは人生(恋愛・青春・人生賛歌)です。
※内部投稿でしたが、ツギクルブックス様からの書籍化に伴い外部投稿に変えました
※小説家になろう様とカクヨム様に掲載
スピンオフ作品も外部投稿で登録しています。
よろしれば、ぜひ!
タイトル:
王太子様に悩殺宣言したら溺愛されました 〜お手をどうぞ、僕の君〜【スピンオフ】
登録日 2022.03.17
壮年の夢。ドラマでいえば、けれん味あふれる日曜劇場の世界観。漢の大好きな企業内政争をモチーフにしたワンシチュエーション劇を書いてみました。
中堅文具メーカー総務部付部長の本郷健作はホテルのスイートルームにて拘束された状態で目が覚める。旧専務派の策略で、屋台骨のはずの文房具事業が、中国の企業に売られようとしていた。目覚めた健作の目前で繰り広げられる、造反若手社員たちの人質中国女性への制裁と、片腕女性秘書とのやりとりを描いています。
昭和の時代のバイオレンス系アクション小説の匂いを込めてみましたが、結局、性賛歌かつハートウォーミングなオチがついているのは、私の持ち味。
文字数 14,752
最終更新日 2020.04.18
登録日 2020.04.18
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見慣れた街中の喧騒にて、とある女子高校生の一団と偶然、遭遇した。
彼女達は白い制服を着、楽器を持ち、秩序そのものと同化するように整列していた。
そこで見舞われた美の賛歌に、僕は眼を見張るのであった。
この前街で見かけた光景を、即興的に書き表した短編小説です。
ふと目にした女子高校生たちの美しさにたまらず、書きたい衝動に駆られましたw
初の文学的小説の投稿になります。
文字数 2,165
最終更新日 2019.06.04
登録日 2019.06.04
三十年戦争と呼ばれる戦いがあった。
西暦1618年に幕を開けた世界最後にして最大の宗教戦争は、ヴェストファーレン条約の締結によって終戦を迎える1648年までの間に、実に延べ800万人もの犠牲者を出した。
ドイツをはじめとする欧州全土を巻き込んだこの悲惨な戦いの記録は、多くの人々の手によって現代まで語り継がれ、様々な形となって記録と記憶に残されている。
戦争の惨禍と呼ばれる食刻によって作品を残したロレーヌの芸術家ジャック・カロもまた、痛ましい戦いの記録を残した人々の中の一人である。
時は巡り西暦2037年4月5日、復活祭に沸くドイツ連邦共和国 ミュンスターの地で異変は起きた。
古めかしい鎧に身を包んだ兵士たちが深夜の町を行軍するという怪現象の目撃。その噂が人々の間で流れて間もなく、旧市庁舎の窓から5人のキリスト教徒が投げ出される事件が発生。
それはかつて、長きに渡る戦争の引金を引いたプラハ窓外放出事件を彷彿とさせるものであった。
“ウェストファリアの亡霊”
三十年戦争の記憶を呼び起こす怪奇現象を指して、多くの人々は口を揃えてそう呼称した。
この怪現象の謎を解き明かすべく、世界特殊事象研究機構の隊員であるフロリアンはヴァチカン教皇庁の総大司教ロザリアと共に調査を開始する。
だが、事件は宗教対立の様相を呈して苛烈さを増していき、当時と同じようにローマ・カトリック派と福音主義派の争いにまで発展してしまう。
そして事件は、ジャック・カロの残した『大きな惨禍』と呼ばれる18の作品群をなぞらえる様にして混迷の道へと突き進んでいくのであった。
※前後作品
前【眠りの妃 -嘆きの大地賛歌-】
後【メランコリア・A -崩壊の冠-】
※この物語はフィクションです。作中に登場する国家・個人・組織・団体等は実在する同名のものとは関係がありません。
登録日 2022.05.04
今から遠い遠い未来の話。
人類は進化した科学の力によってもう1つの人類を作り出した。
『Evaluation Humanoid System』
縮めてEHS。彼らは知能、身体能力、統率力、その他すべてが創造主たる旧人類よりも遥かに優れた生物であった。
2530年12月25日。
その日を境に旧人類は1/3にまで人口を減らす事となった。
EHSが旧人類を非効率的で付加価値のない、地球にとって不要なものとして殲滅を宣言。
元より劣っていた旧人類は瞬く間に数を減らし、完全敗北を期した。
この状況を打開すべく各国が協力し、対EHS対策組織『ANTHEM』を設立。
種の存続を賭けた戦いが始まった。
最後に生き残るのは旧人類か、新人類か。
━━━━人類よ、我らに賛歌あれ。
文字数 5,471
最終更新日 2021.07.08
登録日 2021.07.08
"一島町で失踪した人間は、化け物のような姿になる"
化け物に纏わる物語を、妙な記者精神を持つWebライター「上宮 俊」の日常と非日常を通じて描く現代ダークファンタジー・ハードボイルドサスペンス!
山に囲まれた田舎街「一島町」。かつてはUFO騒動の舞台となり、賑わいを見せた
この街には、化け物に纏わる噂があった。
その噂を聞き付けて一島町へ向かった男がいた。名前は「上宮 俊」。Webライターである彼は今、一島町の森の中で車を飛ばしている。この後に起きる騒動を、彼が想像することは不可能だろう。
廃墟の中で起きる出会い、個性的な住民たちの交流、人目を避ける化け物たちの思い、拡散していく情報、一島町だけでは収まらなくなる事態、そして、化け物に纏わる噂の真相......
奇妙な取材記録は、彼が交通事故を起こすことから始まる。
カクヨムと重複投稿しています。
文字数 38,114
最終更新日 2020.02.27
登録日 2019.12.04
太平洋に浮かぶ数多くの島国で構成される国家、ミクロネシア連邦。
これは西暦2036年にその国に住む1人の少女によって起こされた奇跡にまつわる物語である。
奇跡とは何を指す言葉だろうか。
常識では起こり得ない事。
科学を超越した不思議な現象。
神が示すような人智を超えた力が示される事。
おそらくはそのような事を指すのだろう。事実、奇跡と言う言葉はそのように定義づけが成されている。
そして《奇跡》と呼ばれる現象は多くの場合は善性を示す意味をもつ言葉として使用される傾向にある。
では奇跡というものは全てにおいて等しく、人々にとって【善】と呼ばれるものと言えるのであろうか。
それとも場合によっては【悪】と呼ばれるものも含まれるのだろうか。
皆さんは善悪の観点から考えてどう思うだろうか。
多くの人々は “奇跡” という言葉を用いるとき、大抵は善を指す言葉として用いるだろう。
叶わないと思っていた事が現実世界で叶う。願い続けても起こり得ないと思っていた事象が現実のものとなる。そういった瞬間を指して用いられるのであれば実際そうだと言える。
しかし、厳密にいえばそれすらもある者の立場によって捉え方の変わる話かもしれない。
ある者に起きた奇跡が別の誰かにとっての幸福になり得るとは限らない。
誰かに起きた奇跡が巡り巡って自身の幸福になり得るかもしれない。
そんな風に奇跡と呼ばれる事象が人にもたらす結末など誰も知りようがない。
“目に見えるものが全てではない”
彼女が奇跡を起こした理由。"それぞれ" のたった一つの願いの為に。
※前後作品
前【イベリスの箱庭】
後【眠りの妃 -嘆きの大地賛歌-】
※この物語はフィクションです。作中に登場する国家・個人・組織・団体等は実在する同名のものとは関係がありません。
登録日 2022.05.04
西暦2037年4月。新緑の革命者と名高いセルフェイス財団の若き当主、ラーニー・セルフェイスから世界特殊事象研究機構へ “とある依頼” が届いた。
内容は『国立自然保護区で自然が異常再生を遂げたことについての原因調査』である。依頼を受けた機構はイングランド南東部ケント州のダンジネス国立自然保護区の調査の為にマークתを現地へ派遣した。
現地に到着したマークת一行は財団支部で調査に関わる会議を行っていたが、その最中ラーニーの元へ緊急の一報が入る。
ダンジネス国立自然保護区にある財団が管轄する特別管理区域でダストデビルによる被害が発生したという。
特別管理区域はどんな荒廃した土地でも緑で満たすことが出来るという夢の薬品『グリーンゴッド』を試験運用している場所だ。
不穏な空気に包まれる中、マークתのメンバーたちは予定通り依頼された調査行動に入るが…
※前後作品
前【アイリスプロセス -虹の彼方に-】
後【不可視の薔薇 -ウェストファリアの亡霊-】
※この物語はフィクションです。作中に登場する国家・個人・組織・団体等は実在する同名のものとは関係がありません。
登録日 2022.05.04
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