じゃがマヨ

じゃがマヨ

毎日1話更新! ※思いついたものから更新するため、どの作品の話を更新するかは未定ですが、必ず1話は更新しています。また、自分では絶対に扱えない作品を読むのが好きです。
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ファンタジー 連載中 長編 R15
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目が覚めた瞬間、俺は確信した。 「……やったな俺、ついに脳がバグったな」と。 だって、目の前にいるのは美涼先輩だ。あの“氷の微笑”と名高い、誰にも懐かず、昼休みに屋上で文庫本ばっか読んでた、俺の中で完全に二次元扱いだった先輩。 その人が今、俺のくっそ狭いアパートの台所で、玉子焼き焼いてるんだぞ? しかもだ。 上は男モノの白いシャツ一枚(それも、ボタン半分開け)、下は……パンツ。 いや、厳密には下着。女子の。グレーと白のボーダー。 冷蔵庫の前で背伸びした拍子に、シャツの裾がふわっとなって、俺、理性、限界。 「ちょっ……! 美涼先輩!? な、なんで俺んちに!? てか、その格好どうしたんですか!? 俺、何もしてませんよね!? してないっていうか、できる器じゃないし、俺!」 「……あ、起きた。おはよう、葛城くん。ご飯できるから顔洗ってきなよ。味噌汁、わかめと豆腐で合ってたっけ?」 「味噌汁の前に説明求む!」 もう頭の中が交通事故だ。いや、むしろ大地震か。まじで思考が瓦礫の下敷き。 昨日の夜、何をしてた? 飲んだ? 飲んでない。そもそも未成年だし。 熱がある? ない。……夢か? 夢にしてはリアルすぎる。目の前で美涼先輩が卵を巻くたびに、ぷるぷる揺れてるアレが完全に現実的質量を伴っていた。 「先輩、あの……いや、ほんと、お願いだからまず着替えてください。俺の理性が耐久レースに入ってるんで……」 ドタバタ恋愛ファンタジー✖️コメディ✖️バトル物小説、ここに開幕ッ!
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小説 7,972 位 / 207,507件 ファンタジー 1,606 位 / 48,704件
文字数 9,027 最終更新日 2025.05.11 登録日 2025.05.04
ファンタジー 連載中 長編
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はるか昔、世界には2つの星が存在していた。 1つは、『自由の民』が暮らす星、ガイア。 そしてもう1つが、『魔法の民』が暮らす星、バベル。 ガイアに暮らす人々は、自らの星の繁栄のため、バベルにて“人工生命”である『アニムス』の開発と生産を、数100年にも渡って行ってきた。 「人の手で造られしモノ」、——通称“ゲノム”。 彼らは制限付きの生命を宿され、その活動期間が終わるまで、人々が生きていくための資源の製造とエネルギーの供給を強いられていた。 ガイアにはかつて、「アダム(魔神族)」と呼ばれる種族が住んでいた。 彼らは魔法が使え、人間よりも遥かに優れた知能と生命力を持っていた。 しかしガイア内で生じた内部抗争の末、星の住民は二分化、分裂してしまう。 ガイアを統治していた魔神族の始祖、——プロメテウスは、星の持つ生命が将来的に枯渇することを恐れ、未開の地である「バベル」への移住を企てていた。 しかしバベルには、太古の昔に誓約を交わした「イヴ(女神族)」が住んでいたことで知られていた。 誓約を破れば、約束された「悠久の平和」が失われる。 地上は災害に見舞われ、混沌と化す未来が訪れる。 古来より言い伝えられていた「禁忌」に触れることを恐れた一部の魔神族たちは、“バベル派”と呼ばれ、プロメテウスへの反旗を翻した。 女神族と手を組み、ガイアの王国とその壊滅を目論んだのだ。 それは、『最後の審判』と呼ばれた。 人間という種族が生まれたのは、それから数世紀が経った頃のことだ。 荒廃したガイアの大地には植物が実り、灰色の雲で覆われていた空には広大な青が広がるようになった。 戦争によって、女神族もまた滅亡の一途を辿ったのだった。 世界の平和を望んだ、ある魔神族との「約束」を残して。
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小説 207,507 位 / 207,507件 ファンタジー 48,704 位 / 48,704件
文字数 1,890 最終更新日 2025.05.08 登録日 2023.12.24
ファンタジー 連載中 長編
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アストリアは、空に浮かぶ森と草原の村だった。風が生まれる谷、星が降る丘。人々は空に語りかけ、風に名を呼ばれることで大人になった。 トレインもまた、いつか己の名を、空に刻むことを夢見ていた。 ギルド試験“風裂祭”は、ただの力比べではない。 天空の流れを読み、漂う島々を渡り、失われた言葉を拾い集める、古き誓いの儀式。 スカイタウンに集う若き挑戦者たちにとって、それは「風と契約する」ための初めての“空の航海”だった。 村の長老ダリオンは、かつて“空を渡る者”として名を馳せた伝説のスカイランナーだった。 老いてなお鋭いその眼差しは、トレインに多くを教えた。 風の呼び方、空の罠の見抜き方、そして、何よりも「耳をすませること」。 「風は声を持っている。だが、聞こうとしなければ決して語らない。  空に愛されたければ、まず自分が、空を愛せ」 その言葉を胸に、トレインは何度も村の外れの断崖へ足を運んだ。 夜ごとに吹き抜ける高空の風に、名もなき星のきらめきに、彼は小さな誓いを立て続けた。 だが、世界は静かに、確実に、崩れ始めていた。 帝国ヨルムンガンド──氷の王座に君臨するガーランドと、オシリスの神核を掲げるその軍勢は、既に四つの大陸を掌握し、神の庭に血の色を滲ませていた。 自由の地ヴェントゥスもまた、例外ではなかった。 帝国の飛行艦隊が空の霧を裂き、漂流島の上空に影を落とし始めたのだ。 大陸中枢の浮遊都市群では、目に見えぬ「占領」の兆しが静かに進行していた。 それでも、アストリアの村人たちは信じていた。 風が、まだ彼らを守ってくれることを。 空は、誰のものでもないということを。 ある日、断崖の上に佇むトレインのもとへ、吹きすさぶ風に乗って奇妙なささやきが届いた。 「──忘れられた時間が、風の中に眠っている」 それは、すべての始まりだった。 風裂祭のために旅立とうとするトレインの前に、 名もなき死者たちの声が、風とともに蘇りはじめる。 そして彼は、まだ知らなかった。 自らが拾い上げる一片の“言葉”が、 やがて十二の大陸すべてを巻き込み、世界そのものの運命を紡ぐ糸となることを。 ──これは、忘れられた記憶を拾い、   まだ見ぬ未来を切り開く者たちの、物語である。
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文字数 58,419 最終更新日 2025.05.06 登録日 2025.04.27
ファンタジー 連載中 長編
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年に一度の筆記試験に失敗した『見習い天使』勅使河原サユリは、下界への修行を言い渡される。 下界での修行先と住まいは、夏木りんという先輩天使の家だった。 りんは彼女に天使としての役目と仕事を指導する。 魔族との戦い。 魔法の扱い方。 天使の持つ「属性」について。 下界に転送され、修行を重ねていく最中、街に出現した魔族が暴走している場面に遭遇する。 平和だったはずの烏森町で暗躍する影。 人間の魂を喰らう魔族、「悪魔」と呼ばれる怪物が彼女の目の前に飛来してきた時、彼女の中に眠る能力が顕現する。 ——痛快バトルファンタジー小説 ここに開幕!!
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文字数 194,214 最終更新日 2025.05.05 登録日 2023.10.29
ファンタジー 連載中 長編 R15
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世界には、エッグモンスター(現代生物学的に確認されていない生物、種族、精霊、幻獣、怪物、魔物など)と呼ばれる未知の生物たちが存在し、人々の生活を脅かしていた。 最初にその姿が確認されたのは、今から約半世紀以上も前のことだ。 膨大な犠牲者を出した第2次世界大戦。 戦火に包まれ、瓦礫と化してしまったベルリンの市街地で、謎の光に包まれた卵が見つかったという。 それ以来世界各地で無数の卵が見つかっているが、共通しているのは、いずれも多くの人命が奪われた後の場所で見つかっているという点だった。 卵は物理的に破壊することはできず、また、科学的な分析もままならない状況であった。 それからだ。 卵の殻が破れ、未知の生物たちが生まれ始めたのは。 世界は混乱に包まれていた。 エッグモンスターたちは人間を殺し、それを養分とする怪物たちであった。 人類を「敵」とし、世界からすべての人類を消し去ろうとしている。 人類の“負の感情”によって生み出されたと仮説する研究者がいる中、「国際防衛機構軍 WDF(World Defence Force)」と呼ばれる防衛機関が発足し、特別な力を持つ“アンダーテイカー”と呼ばれる改造人間が、世界を守るべく立ち上がっていた。 そのメンバーの1人、“天才狩猟者“として名を馳せていた燕子花紅蓮(かきつばたぐれん)は、ゾフィーと呼ばれる精神系の魔物(※怪物にはいくつかの系統が存在している)が、アンダーテイカーの育成学校、東京第3支部高等学校で出現したという情報を受ける。 彼は急ぎ、現地調査へと向かうことに。
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文字数 63,059 最終更新日 2025.05.05 登録日 2025.01.13
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SF 連載中 長編
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「心臓」を無くした少年と、「心」を無くした少女。 少年は大手企業の御曹司で、将来は一流のファッションデザイナーになることが夢だった。 父親の反発にあいながら、自らの夢を叶えようと家を出て、単身アメリカに渡っていた。 彼には才能があった。 そして、情熱があった。 父親のツテで知り合った大手ファッションメーカーの社長に無理を言って、自らの才能を試そうとしていた。 1年間でいいから、チャレンジさせてほしい。 自分がデザインした服を、ニューヨークで開催されるコンテストで発表させてほしい。 そんな矢先だった。 ストリートギャングに襲われ、心臓に「穴」が空いたのは。 彼はあの日、死ぬ運命だった。 何者でもなかった彼にとって、たった1発の銃弾は、世界を終わらせるには十分だった。 あの日、少年は世界と決別した。 脳死状態になった彼の「情報」を移植する。 世界最高峰の医療施設で、莫大な費用をかけて行われた「生態情報保存プロジェクト」。 その実験対象となった、“青川涼風”という少女の体を、借りるまでは。
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文字数 682 最終更新日 2024.12.29 登録日 2024.12.29
青春 連載中 長編
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 「俺、未来から来たんだぜ?」  「何それ…」  「俺とお前は永遠の親友。って言っても、可能性のひとつだけどな?」  菅野拓也はへんなやつだった。  出会った時から、まるで昔から知り合ってたみたいに絡んでくるやつだった。  俺たちは同じ町の、違う地区に住んでいる子供だった。  中学生になるタイミングで同じ学校になり、クラスも同じになった。  拓也は野球が好きだった。  いつかプロ野球選手になるんだって夢見てて、そのために“過去に戻ってきたんだ”って、息巻いてた。  「俺さ、人生をやり直したいんだ。未来じゃお前を殺しちまったけど、この世界じゃ、絶対にそんなことしないから」  「俺を殺した!?」  「ハハッ。まあ笑えない話なんだが、一応言っておく。俺はお前を殺した罪で指名手配になって、逃亡中に死んだ」  「はあ??」  「まあ、大丈夫だ。こっちの世界じゃ、なんの関係もないことだから」  俺を殺した?  最初聞いた時、頭おかしいなって思った。  信じるつもりはなかったし、それは今もだ。  拓也はどこか、他のことは違ってた。  どこか別世界にいるようで、他の子にはない明るさを持ってて。  いつも笑顔を絶やさないやつだった。  いつも、人一倍努力してるやつだった。  拓也の訃報を聞いた時、俺はどうすればいいかわからなかった。  かつて同じグラウンドにいたあの頃のことを思い出して、夏の終わりに蝉時雨が、町のどこかに響いてて。
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文字数 716 最終更新日 2024.12.29 登録日 2024.12.29
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