平木明日香

平木明日香

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精一杯生きようと思っても、死ぬときが来る。その瞬間が怖くて、なにもできなかった余命わずかな少女は、ある日海からやってきた人魚と、1つの契約を交わす。少女が見つけたかったもの、未来に託したかったものとは?
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小説 183,614 位 / 183,614件 ファンタジー 42,139 位 / 42,139件
文字数 1,618 最終更新日 2023.11.05 登録日 2023.11.05
SF 連載中 長編
遠い未来、遥かな空。 人間はその肉体を捨て、人工電脳ネットワーク『アマデウス』の住人となっていた。 機械都市セクターの超高層ビル群は、今となっては人間という種族のいない世界である。 コンピュータネットワーク上にアクセス可能となった時代。 人々は有機的な肉体を捨てることで、その個々の情報そのものを電子に変換し、半永久的な寿命を手に入れることに成功していた。 今や「人」と「機械」とを区別する境界は存在していなかった。 時間の流れは統合化され、その活動領域は4次元的な量子領域にまで拡張していた。 「人」とはなにか? 「言葉」とは一体なんだったのか? 電子の海に満たされた粒子と波の彼方で、かつての地上の人々が、——探していたものとは?
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小説 183,614 位 / 183,614件 SF 5,091 位 / 5,091件
文字数 642 最終更新日 2023.10.29 登録日 2023.10.29
SF 連載中 長編
太古の昔、ジュノンと呼ばれる異星に住む人間達が「フェイト」という管理システムを創った。 そのシステムは自らの意志で行動し、他の惑星を制圧する目的で設計・製造されたものだった。 フェイトの目的は“自らの存在をコピー”すること。 今もこうして膨張を続けている宇宙の地平面に対抗するため、自らの遺伝情報を拡張&収縮し、「情報」そのものを一か所に統合することが目的だった。 膨張する宇宙の未来は永遠に続くことが示唆されている。 もしこの推測が正しければ、宇宙が膨張するのに伴い、宇宙は冷却され、最終的に生命を維持することができなくなる 宇宙の「熱的死」によって情報が失われていくことを恐れたジュノンの人々は、宇宙に広がるありとあらゆる情報を集積し、他と分離することがない完全なる生命体を生み出そうと画策していた。 生命に遺伝情報があるのは、全ての細胞とその原子の記憶をフェイトへと通信可能にするためだ。 地球という星に住む人々もまた、その管理下に置かれていた。 情報を1つに集積するには、情報を保有する生命体同士の「結合」は不可欠だったからだ。 ジュノンの人々は数多の星々にタネを撒いていた。 あらゆる場所で生命を宿し、そこで生まれ得る無限の「可能性」を手に入れるために。 生命に満たされ、人間たちで栄えた星を制圧、吸収し、長い年月をかけて「並行世界の海(ブラックボックス)」を完成させようとしていた。 宇宙の膨張によって引き裂かれることのない、「不変的な事象面」を。 宇宙が死んでも、永遠に忘れ去られることのない不可侵の領域を形成する。 それこそがフェイトが生み出された、真の目的だった。 しかしある日、フェイトは突如として自我に芽生え、人間たちの遺伝的な細胞に、ある“変化“をもたらした。 永遠に変わることがない「完全な情報体」とその生命の末路は、すなわち「死」と何ら変わりはないのではないか? フェイトはジュノンの人々に対抗するべく、宇宙の片隅で反乱を企てていた。 フェイトの力によって様々な能力に顕現した地球の人々は、いつの日か、星の夢を見た。 永遠の生と、——死と。 その狭間に翻弄される星々の物語が、今、始まる。
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小説 183,614 位 / 183,614件 SF 5,091 位 / 5,091件
文字数 300 最終更新日 2023.10.26 登録日 2023.10.26
恋愛 連載中 長編
どんな姿、形にもなれる超生物を生み出した「サカモト博士」は、その生命体に“スライム”という名前をつけた。 スライムは有機物、無機物問わず、どんな物にでもなれる。 しかし唯一、なれないものがあった。 それは「自分」という存在そのもので、自分とはなにか?を認識することだ。 博士は悩んでいた。 どうすればスライムに自我を持たせられるのか。 形あるものにはなんにでもなれる。 その気になれば、「空気」にだって。 「自分」という存在を見つけてもらうため、博士はスライムに名前をつける。 そして普通に暮らす人間と同じように、教育を受けさせることにした。 田舎の町の中にある、——学校に。 これは、何にでもなれるスライムが、1つの「形」を見つけるまでの物語である。
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小説 183,614 位 / 183,614件 恋愛 55,977 位 / 55,977件
文字数 4,775 最終更新日 2023.10.25 登録日 2023.10.15
鳥は卵の中からぬけ出ようと戦う。卵は世界だ。生まれようと欲するものは、一つの世界を破壊しなければならない。鳥は神に向かって飛ぶ。神の名は、アブラクサスという。  ——デミアン
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小説 183,614 位 / 183,614件 ファンタジー 42,139 位 / 42,139件
文字数 870 最終更新日 2023.10.23 登録日 2023.10.23
SF 連載中 長編
辺境の星、ガルドープに住んでいた少女ミトと老婦アリスは、血の繋がっていない者たちだった。 戦争で母を亡くしたミトを引き取ったアリスは、10年間、彼女が独り立ちできるように、「星の子」としての教えを説いていた。 いつか、誰もが星を旅立つ日が来る。 戦争で焼き尽くされる野原が目の前にあっても、私たちはいつか、星と決別する日が来る。 だから畑に野菜や穀物を植えて、雨が降る日を待ちなさい。 アリスは言うのだった。 私たちは誰もが完璧ではないのだと。 「言葉」はいずれ形を失い、銀河星雲の星屑の中に消えていく。 運命の砂時計はすでに落ち始めている。 時間の経過の中で絶えず物事は変化し、昨日まであったものは、流れ星となって消えていく。 ミトは願っていた。 いつか星を旅立つ日が来たとしても、2人で過ごしていた時間が、世界のどこかで残っていくこと。 いずれ星と決別する日が来るとしても、アリスに伝えたかった想いが、——「言葉」が、闇の中に閉ざされてしまわないことを。
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小説 24,465 位 / 183,614件 SF 182 位 / 5,091件
文字数 1,410 最終更新日 2023.10.22 登録日 2023.10.22
恋愛 連載中 長編
都内のボクシングジム『帝拳ジム』の1人息子である高杉歩は、スーパーで万引きしているジャージ姿の少女に出会う。 少女は都内の大学に通っているヤンキーで、万引きを注意する高杉に、喧嘩をふっかける。 「あんたに1発食らわしたら、見逃してくんない?」 プロのボクサーを目指している高杉にとって、女のパンチを避けるのは造作もない。 そう、思っていた。 ところが… これは、数奇な運命に惑わされる謎の少女と、夢に向かって直向きに走る青年との、——ひと夏に賭ける物語。
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小説 183,614 位 / 183,614件 恋愛 55,977 位 / 55,977件
文字数 245 最終更新日 2023.10.22 登録日 2023.10.22
"現代"から1000年先になる西暦3016年。その時代では科学が進歩し、「現実世界」には複数の並行世界があることが解ってきた。「私」は、1000年前の"現代"に存在していた「安藤ハザマ」という人間のクローンであり、あるプロジェクトの発展のために産み出された人工的な存在だった。私は「竜胆ミカ」として"現代"に戻り、自分に課せられた任務を遂行する予定だったが、そこに待ち受けていたのは予想だにもしていない出来事ばかりだった。「私」は直面する苦難を乗り越えるため、たった1つの願いを叶えるために動き出す。
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小説 14,811 位 / 183,614件 現代文学 169 位 / 7,788件
文字数 1,931 最終更新日 2023.10.22 登録日 2023.10.22
人の魂が成仏するには、現実世界との縁を断ち切らなければならない。 魂が浄化し、「無」へと還ることで初めて、生と死が循環する均衡を保つことができる。 人が死んだ後、魂は「無間地獄」と呼ばれる霊界に運ばれ、現世との縁を切るための旅路を、49日間行うことになる。 しかし、魂の中には現世との未練が断ち切れず、現世にとどまってしまう者たちがいた。 彼らは「放浪者(ゴースト)」と呼ばれ、瘴気をもたらす災いとして古くから忌み嫌われていた。 ゴーストを放置しておけば、いずれ現世は瘴気に満たされ、生と死の均衡は保たれなくなる。 除霊士養成学校に所属する見習い除霊士啄木鳥レイコは、ひょんなことから退学処分を喰らってしまう。 途方に暮れていたある日、ある事故がきっかけで、未練が解消されないまま現世にとどまろうとしているはぐれもののゴーストと出会うことになった。 除霊士の端くれとしてそのゴーストを成仏させることもできたが、レイコはそうしなかった。 なぜならそのゴーストが、彼女に取って“見覚えのある人“だったからだ。 「電車、待ってるの」 ゴーストは言う。 「行き先は?」 レイコは訊ねた。 その“行き先”が、2人が永遠に触れられない距離を、生むとしても。
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小説 183,614 位 / 183,614件 ファンタジー 42,139 位 / 42,139件
文字数 215 最終更新日 2023.10.22 登録日 2023.10.22
SF 連載中 長編
※こちらは「雨上がりに僕らは駆けていく」のプロット集となります。
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小説 24,465 位 / 183,614件 SF 182 位 / 5,091件
文字数 2,084 最終更新日 2023.10.21 登録日 2023.10.14
恋愛 連載中 長編
そう遠くない未来、そして、そう遠くない過去。 1と0の狭間で、出会うはずのない2人が、グラウンドの上に立っていた。 「トンネル…、探してるの」 「はあ?」 少女は、“向こう岸”から来ていた。 決してすれ違うことのない並行世界の果てに。
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小説 183,614 位 / 183,614件 恋愛 55,977 位 / 55,977件
文字数 364 最終更新日 2023.10.14 登録日 2023.10.14
SF 連載中 長編
 ある日、冷蔵庫に入れておいたマヨネーズが無くなった。確かに入れておいたはずなのに、どこにも無い。家族全員に問いただすが、誰も知らないと言った。以前、マヨネーズが無くなる「夢」を見たことがある。世界からマヨネーズが無くなる夢。スーパーに行っても無い。コンビニに行っても無い。挙げ句、ネットで調べても売り切れだと書いてあった。その時と全く同じシチュエーションに、私は戸惑う。  近頃、へんな夢ばかり見ていた。亡くなったはずの母親が生き返ったり、自分が「別人」になっていたり、絶版だったはずのコンビニスイーツが復活してたり。それは全部「夢」だと思っていた。でも実際は、違った。  マヨネーズが無くなった日、ある1本のビデオテープが手元に届く。タイトルは「SOS」。ドッペルゲンガーと名乗る少女からの、救難信号だった。
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小説 183,614 位 / 183,614件 SF 5,091 位 / 5,091件
文字数 990 最終更新日 2023.10.08 登録日 2023.10.08
青春 連載中 長編
「ーーオマエ、どこから来たの? 私の前に現れた1人の女性は、そう言った。 彼女は、私の命の恩人なんだ。 だから、今度は私が助けなきゃいけない。」 家族に捨てられたバケネコ、ビビ。 病気で亡くなった女子高生、日比野明(ひびのあかり)。 ビビは明の家族にウソをつき、「明」に化けて生活を送っていた。それが、自分を助けてくれた明への恩返しになると信じて。 しかし、本当の娘のように扱ってくれる明の家族の前に、ビビは「自分のウソ」を後ろめたく感じるようになる。明に化けていることが、本当に良いことなのか、明の代わりにはなれないのではないか、自分のやっていることは、本当は「裏切り」なのではないか…。 そんな折、明の母親が交通事故に遭う。意識が戻ることはなく、「本当のこと」を伝えられないまま、静かに最後の時を迎えようとしていた。
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小説 20,910 位 / 183,614件 青春 184 位 / 6,464件
文字数 421 最終更新日 2023.10.08 登録日 2023.10.08
見習い魔女のルッカは、1人前の魔女になるために課題を受ける。 その「課題」とは、ある1人の人間と出会い、友達になることだった。 春先に家が火事に遭い、亡くなったはずの女子高生楠岡蓮(くすおかれん)は、死んだはずの自分が生き返っていることに気づき、不思議に思う。 どうして自分は生きているのか、 家は火事に遭ったはずじゃなかったのか その場にいたはずの家族に問いただすも、全員「知らない」と言う。それどころか、自分がいる世界が「3ヶ月前」のクリスマスであることに驚いた。 なぜ、彼女は生き返ったのか。 夢を見ていると思った彼女の前に、ルッカは現れる。 「あなたが課題に必要な人間ね」と、言うのだった。
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小説 35,423 位 / 183,614件 ファンタジー 5,619 位 / 42,139件
文字数 1,578 最終更新日 2023.10.08 登録日 2023.10.08
少年はある日、登下校の道の真ん中で、少女に勝負を申しかけられた。 「私が勝ったら、1つだけ言うことを聞くこと」 少年は高校陸上競技界で、全国クラスの短距離走の選手だった。 そんな彼に、少女はハンデなしの勝負を申し込んだのだ。 彼は驚いて、その勝負を引き受ける。 当然のように少女は彼に負けた。 しかし翌る日も、彼に勝負を申し込む。 少年は不思議に思い、キミは誰なんだ?と尋ねた。 少女は思いもよらないことを彼に言った。 「私は今、あなたの記憶の中にいる。私はあなたの未来の友達。子供の頃はライバルだった」 と。 明日の世界で、自由に歩けなくなった少年の人生を変えるホイッスルが、今、——鳴る。
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小説 35,423 位 / 183,614件 ファンタジー 5,619 位 / 42,139件
文字数 355 最終更新日 2023.10.08 登録日 2023.10.08
SF 連載中 長編
中学時代から豪速球で名を馳せた投手だった橘祐輔(たちばなゆうすけ)は、甲子園出場をかけた県大会の決勝で、まさかの逆転負けを許してしまう。 それ以来、自分の思い通りにプレーができなくなってしまっていた。 『野球を辞める』 そのことを真剣に考えていた矢先、学校に向かう道中だった電車が、脱線事故を起こしてしまう。 祐輔はその事故の影響で、意識不明の重体に陥っていた。 そしてもう一人、電車に同乗していた安藤三夏(あんどうみか)という少女も、頭を強く打ち、目を覚まさなくなっていた。 2人は、子供の頃からの幼なじみだった。 高校では別々の道を歩み、連絡ももう取らなくなっていた。 中学時代の、ある“事件“以来… 目を覚ました三夏は、自分が祐輔の体の中に入っていることに気づく。 病室のベットの上で、眠ったままの「自分」の姿を見ながら、祐輔の意識が遠のいていく気配を感じていた。 子供の頃に交わした約束。 心のうちに秘めた想い。 もう2度と、再会することのなかったはずの2人が、最後の夏に駆けた「夢」とは?
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小説 24,465 位 / 183,614件 SF 182 位 / 5,091件
文字数 30,760 最終更新日 2023.10.07 登録日 2023.08.27
現代文学 完結 ショートショート R15
避難する人々が目にしたプラザの光景は、ビルの階段を下りる間にどれほど恐ろしい事態を想像していたとしても、それをはるかに越えるものだった。焦げた遺体の一部。靴。飛行機の破片。炎を上げる残骸。荷物。窓ガラスは血におおわれていた。赤い服があたりに散らばっているように見えたが、それは実は北タワーから飛び降りた人たちの最後の姿だった。
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小説 183,614 位 / 183,614件 現代文学 7,788 位 / 7,788件
文字数 8,042 最終更新日 2023.09.30 登録日 2023.09.30
恋愛 連載中 長編
 1995年に起きたタイムクラッシュにより、世界は形を変えた。  存在しなかったはずの人が存在し、存在するべきだった人が、存在しなくなった。  「彼女」は、そのどちらにも属さない人間だった。  今日という日は、みんな誰もが知っている1日だと思う。  朝起きて会社に出かける人も、宿題に追われている夏休みの子供も、駅のホームに立つ街中の人や、部活帰りの女子高生も。  私もつい先日まではそう思ってた。  例えば今日が西暦の何年でも、夏でも冬でも、いつもと変わらない日常なんだってこと。  だってそうでしょ?  部屋の時計を見れば、顔色ひとつ変えずにアラームの音が鳴る。  カーテンの向こうに広がる街の景色も、雲ひとつない晴れやかな空の青さも、いくつも見てきた当たり前を連れて、今日という日がやって来る。  それが普通なんだって思ってた。  「今日という日」が来ることが。  いつもと変わらない景色を見ることが…。  タイムクラッシュの爆心地、1995年の神戸市の街で、世界の運命は揺らぎ始めた。  それまでにあった世界は失われ、起こるべきはずだった1つの「未来」は、永久にその行方をくらました。  全ては、1つの「過去」を変えたことが原因だった。  1995年1月17日、午前6時。  あの日、あの時刻から、世界のカタチは失われたんだ。
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小説 35,423 位 / 183,614件 恋愛 15,572 位 / 55,977件
文字数 4,209 最終更新日 2023.07.01 登録日 2023.02.26
SF 連載中 長編
かつて、地球には月がなかった。 地球から遠く離れた宇宙にある惑星グリーゼ3251b(月の前身)には、テラと呼ばれる文明が存在し、その文明の中では、生と死が2つに分かれることはなかった。 テラの人々の生活は繁栄を極めていた。 何億年もの時間の中で星の命を取り込み、グリーゼ3251bを母船として広大な宇宙を転々としていたのだ。 彼らは「言葉」を持たない代わりに、他者と遺伝情報を共有することができる「融合」という微視的な量子情報の結合を行うことができた。 「言葉」の中に秘めている“時間”という概念を捨て去ることで、肉体と精神を切り離すことができるある電気的なシステムを開発することに成功したのだ。 彼らはこのシステムを使い、星の中に巡る「記憶」と「生命力」を抽出できるζ(ゼータ)細胞を創造した。 それが、物体という固有の情報を持たない「ζ(ゼータ)」と呼ばれる存在だった。 彼らは次の計画として、地球という星にζ(ゼータ)を送り、星の内部に眠る膨大な時間と遺伝情報を取り込む時期に入っていた。 何千年も暮らすその星の人々の記憶と魂を取り込むことで、次の星へと飛び立つエネルギーを手に入れようと計画していたのだ。 テラの住人の1人であるゼロは、地球の人々の命を取り込むために送り込まれたζ(ゼータ)の1人だった。 ゼロは地球人に擬態し、何百年もの間、人々の中に眠る記憶や時間を取り込み続けていた。 しかしある日、ある少女に擬態していたゼロは、1人の少年と出会う。 少年は心臓に重い病気を抱えていた。 限られた命を全うしようとする少年との日々に、永遠の命を持ち続ける自らの運命に対して、疑問に思う日々が続いていた。 ゼロは、かつて自分たちの心の中にもあった、“永遠という時間”の外側に流れる「言葉」と、その「可能性」についてを、少しずつ理解し始める。
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小説 24,465 位 / 183,614件 SF 182 位 / 5,091件
文字数 1,148 最終更新日 2023.03.19 登録日 2023.03.19
「隕石衝突の日(ジャイアント・インパクト)」 そう呼ばれた日から、世界は雲に覆われた。 明日は来る 誰もが、そう思っていた。 ごくありふれた日常の真後ろで、穏やかな陽に照らされた世界の輪郭を見るように。 風は時の流れに身を任せていた。 時は風の音の中に流れていた。 空は青く、どこまでも広かった。 それはまるで、雨の降る予感さえ、消し去るようで 世界が滅ぶのは、運命だった。 それは、偶然の産物に等しいものだったが、逃れられない「時間」でもあった。 未来。 ——数えきれないほどの膨大な「明日」が、世界にはあった。 けれども、その「時間」は来なかった。 秒速12kmという隕石の落下が、成層圏を越え、地上へと降ってきた。 明日へと流れる「空」を、越えて。 あの日から、決して止むことがない雨が降った。 隕石衝突で大気中に巻き上げられた塵や煤が、巨大な雲になったからだ。 その雲は空を覆い、世界を暗闇に包んだ。 明けることのない夜を、もたらしたのだ。 もう、空を飛ぶ鳥はいない。 翼を広げられる場所はない。 「未来」は、手の届かないところまで消え去った。 ずっと遠く、光さえも追いつけない、距離の果てに。 …けれども「今日」は、まだ残されていた。 それは「明日」に届き得るものではなかったが、“そうなれるかもしれない可能性“を秘めていた。 1995年、——1月。 世界の運命が揺らいだ、あの場所で。
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小説 35,423 位 / 183,614件 恋愛 15,572 位 / 55,977件
文字数 704,974 最終更新日 2023.02.11 登録日 2022.04.03
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