じゃがマヨ

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毎日1話更新! ※思いついたものから更新するため、どの作品の話を更新するかは未定ですが、必ず1話は更新しています。また、自分では絶対に扱えない作品を読むのが好きです。
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ファンタジー 連載中 長編
高校生になったばかりの年端もいかない少年、竜胆カオルは、司法省管轄下の連邦刑務所局が管理している、世界で最も警備の高い刑務所に収容されていた。 彼は大量虐殺の罪と、魔法不適正使用の罪により、国際的な軍事機関が管理する魔法法執行部、『ウロボロス』の特殊部隊兵によって捕縛、連行されていた。 彼は竜神族、——すなわち「龍」と呼ばれる生命体の生き残りであり、古代種としての遺伝子を持つものだった。 竜神族とはこの星の純血種と言われ、人類の敵でもあった。 かつてこの星には“七神”と呼ばれる神々が住んでおり、自然界の長としてその絶対的な地位と権威を固辞していた。 しかし、約200万年前に起こった災厄、“カタストロフィ(運命の日)“と呼ばれる謎の気候変動によって、地球環境は一変してしまうことになる。 未だその災厄がどうして起こったのかの原因がわかっていない段階であるが、1つ言えるのは、その日を境に”人類”と呼ばれる種族が生まれたこと、龍の一族が滅びの一途に向かったことが、明らかとなっていた。 竜胆カオルは、かつての竜神族の血を引き継ぐものだった。 彼は自らがその一族の末裔であることを知ってはおらず、なぜ自らの“腕”に「黒い炎」が宿ったのかの理由を理解できずにいた。 ——そう、彼は突然理性を失い、自ら住んでいた街を一瞬で焼き尽くしてしまったのだ。 そしてその街には、彼の家族や友達が、何気ない日常の中に暮らしていた。
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文字数 2,461 最終更新日 2024.05.26 登録日 2024.05.26
ファンタジー 連載中 長編
2020年、3月。 この日、東京が消失した。 原因は未だわかっておらず、世界は混乱に包まれたままだった。 東京に住んでいたものたちは消息を絶ち、消失した都市部を中心に、何十キロにも及ぶ巨大な“クレーター”が出現していた。 消失したエリアに侵入することは、現在の科学では不可能だった。 そこは事象の境界面と言われ、異常な重力が働いている未知の領域だと、学会により発表されていた。 人々は、そこにあったものは全て、跡形もなく消えてしまったものだと思っていた。 そこに住んでいた人たちはもちろん、東京という街そのものが、完全に消失してしまったのだと。 東京都豊島区巣鴨一丁目のアパートに暮らしていた男子高校生、灰原ハジメは、世界から東京が消失してしまったことに気づいてはいなかった。 消失したはずの都市部では、人々は普段と変わらない生活を送っていた。 何も変わってはいなかった。 グラウンドに寝そべる午後の木陰も、街を行き交う電車の音も。 ——空から、「月」が消えていることを除いては。 子供の頃、隣の家に住んでいた幼馴染が、なんの連絡もなく突然彼のアパートを訪れる。 幼馴染の名前は、伊藤詩織といった。 彼女とは長い間会っていなかった。 …会えるはずもなかった。 なぜなら彼女は、小学生の時に行方不明になっていたからだ。 もうすでに8年もの時が流れていた。 この世界にはもういない。 とっくに死んでいるんじゃないか?と、周りの人たちは囁いていた。 「私とキスしてくれる?」 唐突なその言葉に、彼の頭は凍りつく。 …お前、誰だ? 顔も声も、目の色も、あの“詩織”で間違いなかった。 ただ、何かが違っていた。 突然押し倒され、無理やり唇を奪われる最中、彼は彼女の胸から、心臓の音が消えていることに気づく。 これは、世界の終わりと始まりを紡ぐ、失われた記憶の中にある物語。
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文字数 85 最終更新日 2024.05.25 登録日 2024.05.25
恋愛 連載中 長編 R15
男にもお金にも、興味は無い。 興味があったのは、人を殺せる技術だけ。 だけど—— 殺し屋稼業を営んできた八王子タマキは、殺し屋としての生活ではなく、他の人と変わらない庶民としての生活に憧れを抱いていた。 ある事件をきっかけに逃亡生活を余儀なくされた彼女は、名前も国籍も変え、日本のある片田舎で生活を送るようになっていた。 カフェの店員として働く日々。 なんの変哲もない日常。 そんな中、ある“依頼”が彼女の元へと舞い込んできた。 依頼主は元『シルバー・ブレッド』のメンバーであるニルヴァーナであり、彼女の師でもあった。 依頼内容は、「lost memory(殺しの対象者)」とだけあった。 lostとは、組織の中で“殺し”を意味し、memoryは、“標的”を意味する。 「最後の依頼を聞いてくれないか?」 アパートのポストに届いたニルヴァーナからのメッセージに戸惑いを抱きつつ、 待ち合わせ場所に出向くことに。 人が死後に行く冥途にあるという険しい山、霊峰石鎚山。 電車に乗り、瀬戸大橋を渡って、石鎚山の聳える愛媛県久万高原町に行くことを決意した。 “もう誰も殺しはしない” そう胸に期していた彼女の心に、待ち受けていたものとは——?
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文字数 688 最終更新日 2024.05.24 登録日 2024.05.24
ファンタジー 連載中 長編
彼女との初体験を間近に控えていた葛城ユウトは、ついに、1つのベットの上で女子の体と交わろうとしていた。 下着に手を伸ばした、その時だった。 「貴様、私に触れようなどとは…」 キスまで交わし、同意を得たはずだった相手が、突然豹変したように顔を顰める。 手には「銃」が。 …ここ、日本ですよ? 学生兼殺し屋を営んでいる魔王の娘、——ブーニベルゼ。 日本の女子高生の魂に“憑依した”彼女とのドタバタ冒険活劇が、今、始まる。
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文字数 49,378 最終更新日 2024.03.31 登録日 2024.01.05
ファンタジー 連載中 長編
高校を卒業した後、夢も目標もなく退屈な日々を送っていた綾小路真人は、トンネルを抜けた先にある渓谷の道筋に、 『温泉スタッフ大募集中!!』 と書かれた求人広告を目にする。 真人の住んでいた日野草町には、1200年余の歴史がある由緒ある温泉があり、その場所は「奥の原温泉」として人々に親しまれていた。 地元を出ようと市街地の就職先を探していた真人だったが、思いがけず出会った見慣れない看板に目を奪われ、足を止める。 「温泉スタッフ…か」 飲食店の経験もあった真人は、接客業なら大丈夫かな… という軽い気持ちで電話をかけてみるが、電話先の「女将」は、その日のうちに面接ができないかと提案してきた。 思いがけない提案に戸惑う真人だったが、履歴書もスーツもいらないということで、ひとまず行ってみることに。 車を駐車場に停めて受付を通る。 「女将」がいるとされる奥座敷に向かう真人だった。 …が、そこで、露天風呂に浸かっている裸姿の『鬼』が、湯気の向こうに露わになって——
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文字数 636 最終更新日 2024.03.17 登録日 2024.03.17
ファンタジー 連載中 長編
「俺はお前を裏切ったことなど一度もない!!」 突然意味不明な弁明をかましてくる彼を横目に、金属バットを手に取る暴走族のリーダー、蒼井霞。 彼女は付き合って2年目の彼に、いつも溺愛だった。 彼のためなら真っ当に生きる—— そんな決意をしたのも束の間、見知らぬ女とやり取りしている彼のライン履歴を見てしまう。 「これ、どういうこと?」 彼に問いただすが、その「弁明」は理解に苦しいものだった。 こうなったら、その女に直接会ってどういうことか説明してもらう。 最悪、海に沈めるなんてことも… 「俺、お前に言わなくちゃいけないことが…」 神妙な面持ちでそう言った彼、——東雲スバルは、とある衝撃事実を暴露する。 しかしその「内容」は、あまりに現実離れしたものだった。
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文字数 2,352 最終更新日 2024.03.17 登録日 2024.03.03
ファンタジー 連載中 長編
青山学園の数学教師に就職していた日比野飛鳥は、10年前に失踪した幼馴染、杉山健太の行方を追っていた。 健太は霊界の“反逆児“と呼ばれるハデスの勧誘を受け、魔族たちの住む冥府へと旅立っていた。 生まれつき特異な体質を持っていた彼は、ハデスのある「計画」に利用できるのではないかと目されていた。 “触れた者の魂を無形化できる“ その、『特性』を。 ハデスは霊界の六王と呼ばれる魔導府の使者たちの追手を掻い潜り、ある“野望”を企てていた。 人間界と霊界の境界を壊す。 人間たちの心を融かし、すべての生命と原始大海が覆っていた太古の地平を取り戻す。 そのために、人間たちの魂で汚れた「不浄の土地」を一掃しようとしていた。 霊界を守護する、『魔法省』の転覆を手始めに。
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文字数 13,918 最終更新日 2024.01.23 登録日 2023.12.10
ファンタジー 連載中 長編
『アノマリー』と呼ばれる神々に統制された世界、ドミニオン。 ここでは、“魂の器”と呼ばれるコモンが製造され、かつて世界を支配していた「人間」という種族を復活させるためのプロジェクトが、着々と進行していた。 ドミニオンは西暦2099年に起きた機械戦争、通称「中央大陸戦争」によって荒廃した世界から発展した架空都市であり、当時の社会の環境保全を担っていた通信ネットワーク「STREAM(ストリーム)」により生まれた、“仮想空間”だった。 この仮想空間は【スコール(電子雲)】と呼ばれ、非物質と物質の境界線上にある“ホログラフィック・ルーム(存在と非存在の断層)“とも揶揄された。 アノマリーは現実世界に於いて、暗闇に飲み込まれた人間の魂を呼び戻すため、魂を入れることができる人形をつくり続けていた。 しかし人々の魂を呼び戻すには、中央大陸戦争を引き起こした7体の悪魔、『七つの大罪』を抹消し、彼らを闇へと葬り去る必要があった。 アノマリーは彼らが鎮座する7つの大陸にそれぞれ兵士養成学校を創設し、悪魔を討伐できる「ゴースト・プロトコル(傭兵部隊)」の育成を試みる。 戦いは長きに渡って繰り広げられていた。 人と魔物と、——滅びし世界と。 かつての地上と空を取り戻すべく、ゴースト・プロトコルたちは立ち上がる。 爽快バトルファンタジー、ここに開幕!
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文字数 566 最終更新日 2024.01.04 登録日 2024.01.04
ファンタジー 連載中 長編
古来より妖怪や悪魔と呼ばれ、人々の生活を脅かす妖魔族の“ドラゴニュート“を退治してきた非国家団体組織・WR(ワールド・ランディング)社の職員である桜間透子は、幼い頃から死者の魂に干渉することができる異常体質者の1人だった。 彼女はある日、街中の古びた電話ボックスから、異様な瘴気が立ち上がっている現場を目撃する。 異世界へと繋がる“回線”。 記憶にはない日常のシーン。 天神町で暗躍するA級妖魔の「ユラマキキ(夢魔)」が、彼女の通っていた緑間高校の生徒にまで、魔の手を伸ばす。 町の人の“夢”を媒介としてその勢力を広げようとしている中、透子はシャーマン(対魔師)としての素質に突如目覚めた。 これは、彼女が“火剣使いの封魔”と呼ばれるまでのエリートとなった、——前日潭だ。
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文字数 8,837 最終更新日 2024.01.03 登録日 2023.12.29
ファンタジー 連載中 長編
「18歳の誕生日の日没までに糸車で指を刺して死ぬ」という呪いを解くため、未来に転送された王女セラ。召使いのカエルと、使用人のサリエルと一緒に、転送先の現代で、お好み焼き屋の店主、「片岡商店」の平木世津子(60)に匿ってもらう日が始まる。 17歳の夏、飲食店の経営について学びながら、自分の夢を追っていたセラ。「おばあちゃん」と呼ぶようになった世津子のために、後継ぎのいない「片岡商店」を継ぎたい。その夢を背に、クラスメイトの篠田アキラと、中学の頃幼じみだった黒崎千冬の3人で、休みがてらお店の手伝いに携わっていた。 親友たちとの日々、蝉時雨の夏休み、将来のこと、それぞれの日常と生活。ひと夏の青春と冒険が彼女らの間を交錯しながら、明るい未来が待っているはずだった。 そんな矢先、登下校の道中に、世津子が店先で倒れたという連絡を受ける。
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文字数 13,277 最終更新日 2024.01.02 登録日 2023.10.07
青春 連載中 長編
学校の帰り道に突如現れた謎の女 彼女は、遠い未来から来たと言った。 「甲子園に行くで」 そんなこと言っても、俺たち、初対面だよな? グラウンドに誘われ、彼女はマウンドに立つ。 ひらりとスカートが舞い、パンツが見えた。 しかしそれとは裏腹に、とんでもないボールを投げてきたんだ。
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小説 212,770 位 / 212,770件 青春 7,542 位 / 7,542件
文字数 299,145 最終更新日 2023.12.31 登録日 2023.02.12
ファンタジー 連載中 長編
地中海西部、イタリア半島の西に位置するスイス領の島の上で、『学園都市バラム』と呼ばれる学園の生徒が、国際的な目を逃れて暮らしていた。 彼らはアメリカで開発されていた国際的な科学技術の被験者であり、同時に、遺伝子科学の突然変異によって、特殊な能力を持つようになった『イレギュラー』と呼ばれる存在だった。 彼らが研究の過程で生まれた当時、国際連合の人々は彼らを危険視し、存在自体を秘匿的に消去しようと、科学施設の研究の停止とイレギュラーたちの機密抹消処理を試みようとした。 しかし、イレギュラーにも人権と、「人」としての生きる権利があると主張した研究施設の管理者、『東堂院アヤカ』は、彼らを収容した船をニューヨーク/ニュージャージー港から出航させ、永世中立国家スイスへと渡ることを決意する。 自由を求めて旅立った彼らは、今では“独立国家”を目指して絶海の孤島に移り住み、平和な日々を送っていた。 いつしか、「人」として認められる日が来ること、——自由に世界を歩ける日が来ることを、願って。
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文字数 25,350 最終更新日 2023.12.31 登録日 2023.11.12
ファンタジー 連載中 長編
1999年、4月。 世界中で発生した『アンチ・ワールド』と呼ばれる謎の反物質空間が、世界の「形」を変えた。 時空は歪み、人々の暮らしや日常は失われ、物質は反物質の闇の中へと葬り去られようとしていた。 たった1つの「時間」と、——「空間」を除いて。 世界が無秩序な原子の海に呑まれようとしている中、物質と反物質の境界線上に残った新都市、グラウンド・ゼロでは、「最後の人間たち」と呼ばれる特殊能力者たちが、独自の文明と発展を遂げて生活していた。 反物質を操る“イノセント”と呼ばれる怪物たち。 アンチフィールドと呼ばれる『黒点エネルギー』が街を汚染する中、人々は戦う。 かつて世界を覆っていた確かな時空と、——広大な「空」を追い求め。
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文字数 16,032 最終更新日 2023.12.30 登録日 2023.11.26
SF 連載中 長編
西暦2111年。 謎のウィルスが蔓延した世界。 人は体内に埋め込まれたナノマシンによって管理、統制されていた。 通称クラウドシステムと呼ばれるこの「制御プログラム」は、人類の増加による地球環境の悪化によって計画された極秘プロジェクトだった。 全人類へナノマシンを埋め込むために用いられた人工ウィルス「CB」は、脳幹細胞へと侵入し、“自己人格“を破壊する。 人類は「自己」という生物学的にプログラムされた知覚を失ったことで、争いのない平和な世界を手に入れていた。 変化のない生活。 永遠に繰り返される「日常」を。 しかし、ナノマシンの制御プログラムにもバグが存在し、自己人格を取り戻すイレギュラーな人間も存在する。 そういった人間たちによって立ち上げられた組織、『ブルーアーカイブス』は、統制された世界から「自由」を取り戻すため、影から世界をコントロールしている国際組織『ICBM』の破壊を目論んでいた。 自己人格を取り戻しつつあった少年、水崎潤平は、ブルーアーカイブスの隊員、猪本サツキと出会う。 彼らは世界の“日常“を取り戻すため、共に戦うことを決意した。 ——その先に待ち受けていたものとは?
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小説 212,770 位 / 212,770件 SF 6,138 位 / 6,138件
文字数 12,917 最終更新日 2023.12.29 登録日 2023.09.17
恋愛 連載中 長編
2020年8月。 この年に起こった観測史上最大の豪雨。 川の氾濫によって命を落とした渋谷大輝は、当時高校3年生だった。 彼は氾濫に巻き込まれる間際、幼馴染の宮野ひかりに電話をかけていた。 約束を守れなかったこと。 「野球を辞める」という決断を告げようとして。 彼の葬式の日、ひかりは帰りの電車のホームで、「3番線乗り場の駅員」と名乗る男と出会う。 男は彼女に告げた。 次に来る電車に乗れば、彼にもう一度会える。 ただし帰りの電車が、いつキミの前に現れるかはわからない。 そう、——告げて。
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文字数 6,640 最終更新日 2023.12.11 登録日 2023.12.03
現代文学 連載中 長編
あの日、僕は山にいた。 大好きだったお婆ちゃんが、行方不明になった日に。 高校を卒業して、家を継ぐことになった木下ユウスケ。 彼は学生時代に、いじめられた過去を持っていた。 人と馴染めない日々。 バラバラになった家族。 そんな彼の元に、1通の手紙が届く。 遠方に住んでいる祖母からだった。 『もし貴方が良ければ、いつでも遊びに来なさい』 住む場所も、行くあてもなく、祖母の家に足を運んだ彼は、それから10年間、彼女の家に住むことになった。 生きるとはどういうことか、夢を持つとはどういうことか、祖母は教えてくれた。 いつか、家族と、——みんなと笑い合える日々を取り戻したい。 彼女はいつも願っていた。 山の麓にある海の店。 かつて家族と共に過ごしていた小さな店に、海で溺れた娘がいたこと。 あの日の出来事を変えることができないとしても、前を向こう。 あの子の分まで笑っていよう。 ——そう、口ずさんで。
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小説 212,770 位 / 212,770件 現代文学 8,976 位 / 8,976件
文字数 484 最終更新日 2023.12.09 登録日 2023.12.09
青春 連載中 長編
戦地へ向かう1人の青年は、18歳の歳に空軍に入隊したばかりの若者だった。 彼には「夢」があった。 真夏のグラウンドに鳴いたサイレン。 飛行機雲の彼方に見た、青の群像。 空に飛び立った彼は、靄に沈む世界の岸辺で、1人の少女と出会う。 彼女は彼が出会うべき「運命の人」だった。 水平線の海の向こうに、「霧の世界」と呼ばれる場所がある。 未来と過去を結ぶその時空の揺らぎの彼方に、2人が見たものとは——?
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小説 212,770 位 / 212,770件 青春 7,542 位 / 7,542件
文字数 5,289 最終更新日 2023.11.23 登録日 2023.11.23
ファンタジー 連載中 長編
 古代の人々が暮らす世界、アクロポリス。  約2000年前から存在しているこの世界は、『竜族』と呼ばれる魔法使いが、人々の目を逃れて暮らしていた。  彼らが暮らす街は、「壁」の中にある。  ブロック塀や電信柱、路地裏のフェンス、——学校。  その、どこにでも。  世界にはもう一つの「世界」があり、それは別名“裏のチャンネル“と呼ばれていた。  その世界では、地球と瓜二つの世界があり、魔法がまだ現存していた。  “瓜二つ”?  いいや、それは似て非なるものなのかもしれない。  『古代の人々』というのは、かつてローマ帝国を率いていた軍勢のことである。  彼らは魔族を率いて、地中海沿岸全域に加え、ヨーロッパはヒスパニア、ゲルマニア、ガリア、ブリタンニア、クリミア、北アフリカ一帯。  西アジアではメソポタミア、シリア、アルメニア、ペルシア西部などをはじめとする広大な地域を中心とした大規模な領土を支配していた。  ハドリアノポリスの戦いでゴート族と呼ばれる人々に敗退したローマ軍は、以後、トラキア地方をはじめ、各地の領土を占領されることになった。  『中世』の始まりである。  戦争に敗れ、滅亡の危機に追い込まれたローマの人々は、世界の「影」になることを決意した。  影は「光」の速度を越えることはない。  同時に、人は自らの影を“捕まえる”ことはできない。  世界の影になるということは、互いに干渉することのない絶対的な境界を敷くということでもあった。  永遠に交わることのない、『事象の特異点』を。  それ故にローマの人々は、「今日」という時間にたどり着くことができなくなった。  あの日から空に飛び立つための翼を失い、世界の「外」へと触れることができなくなっていた。  壁の中の世界は、人々の記憶の断片の中にしか、“存在することができなかった“のだ。  「影」が、光をなくして存在することができないように。  いつかまた、世界の「外」に出る。  その夢を願って、壁を打ち破れる方法を探している。  誤って裏のチャンネルに紛れ込んでしまったある少年。  彼もまた、人間界に戻れる方法を探していた。  竜王の娘、『イヴ』と出会い、人間の心を教えてくれとせがまれながら。  
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小説 212,770 位 / 212,770件 ファンタジー 49,585 位 / 49,585件
文字数 2,207 最終更新日 2023.11.11 登録日 2023.11.11
ファンタジー 連載中 長編
同じ日が繰り返されるという時空の歪みが発生した機械都市、ベベル。 謎の異空間に閉じ込められた街の人々は、繰り返される時間と日常の地平面上に、何年も取り残されたままだった。 学園都市カントーの研究者たちは、この謎の現象に立ち向かうべく、何人もの派遣部隊を送り込み続けていた。 東堂ハルカもその1人だ。 異空間に閉じ込められたままの妹を助けるため、立ち入りが封鎖されたベベルへの調査団に、自ら志願したのだった。 神の実験と称された『時間結晶化プログラム』 その壮大な計画を阻止すべく、人々は立ち上がる。 全ては、遠い昔に失われた「今日」を、取り戻すために。
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小説 212,770 位 / 212,770件 ファンタジー 49,585 位 / 49,585件
文字数 1,172 最終更新日 2023.11.08 登録日 2023.11.08
ファンタジー 連載中 長編
精一杯生きようと思っても、死ぬときが来る。その瞬間が怖くて、なにもできなかった余命わずかな少女は、ある日海からやってきた人魚と、1つの契約を交わす。少女が見つけたかったもの、未来に託したかったものとは?
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小説 212,770 位 / 212,770件 ファンタジー 49,585 位 / 49,585件
文字数 1,618 最終更新日 2023.11.05 登録日 2023.11.05
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