婚約破棄から始まるデュエル~後見人アシュリーの戦
大陸東方の大国、ザナドゥ王国のオルコット公爵家令嬢、アシュリー・オルコットは20歳。
幸せであり、更なる幸せな未来が待っているはずだった。
宮廷で大臣を務める温厚な父ベネディクトと、幼い頃から世話をしてきた11歳下の弟クリフに囲まれている上に、国王の勅諚により婚約した婚約者アカデミーの同級生ブラッド・ブラウニングがいる。
ブラッドは、剣を取れば無双の戦士であり、用兵でも敗北を知らぬ名将であり、幾多の戦闘をこなして無傷であることから、「三無」の称号を得た英雄である。
そんなブラッドは、王国に侵略してきた騎馬民族の族長を討ち取り、王国に平和をもたらし凱旋する。
その凱旋式の式場でブラッドは、アシュリーとの婚約破棄と聖女シンシア・クルザートとの結婚の許可を王に願い出るところから、アシュリーの転落が始まる。
婚約破棄に続き、ブラッドは、ベネディクトにデュエルを挑む。
英雄ブラッドとのデュエルという重圧を受け、ベネディクトは、凱旋式の翌日急性心不全で死亡してしまう。
クリフが公爵になるも、まだ幼いためアシュリーが後見人となる。
そして勝算の目途が立たぬまま、ブラッドとのデュエルに挑むことになる。
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