琵琶のほとりのクリスティ

 舞台は滋賀県、近江八幡市。水路の町。
 そこへ引っ越して来た大学生の妹尾雫は、ふと立ち寄った喫茶店で、ふんわり穏やかな若店主・来栖汐里と出会う。
 まったり穏やかな雰囲気ながら、彼女のあだ名はクリスティ。なんでも昔、常連から『クリスの喫茶店やからクリスティやな』とダジャレを言われたことがきっかけなのだそうだが……どうやら、その名前に負けず劣らず、物事を見抜く力と観察眼、知識量には定評があるのだとか。

 そんな雫は、ある出来事をきっかけに、その喫茶店『淡海』でアルバイトとして雇われることになる。
 緊張や不安、様々な感情を覚えていた雫だったが、ふんわりぽかぽか、穏やかに優しく流れる時間、心地良い雰囲気に触れる内、やりがいや楽しさを見出してゆく。

 ……しかしてここは、クリスの喫茶店。
 日々持ち込まれる難題に直面する雫の日常は、ただ穏やかなばかりのものではなく……?

 それでもやはり、クリスティ。
 ふんわり優しく、包み込むように謎を解きます。



 時に楽しく、時に寂しく。
 時に笑って、時に泣いて。

 そんな、何でもない日々の一ページ。

 どうぞ気軽にお立ち寄りくださいな。
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