いのちうるはて、あかいすなはま。
近い未来、「いのち」は、売りに出されるようになっていた。それも、正式な政府のシステムとして。
市役所に勤務する「僕」は、日々その手続きに追われている。
病に伏している恋人。繰り返される「命の値段」についての問い。ふたつに板挟みになった「僕」は
苦悩し、精神をすり減らしていく。
彷徨の果て、「僕」が辿り着いたこたえとは――。
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