恋愛 魔法はない 小説一覧
12
件
1
エルディア国の名門伯爵家の令嬢・カタリナ。
二年間音信不通だった婚約者、
金髪碧眼の美貌を持つリュミエールと、
二十歳の誕生日に突然再会する。
飄々として掴みどころのない彼に、
真面目で品行方正なカタリナは戸惑いを覚える。
厳格な祖父母に育てられた彼女は、
規格外の婚約者との婚姻に悩みながらも、
二人だけの時間に密かな喜びを感じる。
学園時代の友人・アイザックも巻き込み、
翻弄されるカタリナの心。果たして、二人の恋の行方は――。
文字数 90,963
最終更新日 2025.11.11
登録日 2025.09.01
2
港都ヴァレンツァ。上京した製本見習いソフィは、
雑誌〈ルーメン〉の編集者マルセルと偶然、出会う。
灰青の瞳、浅いえくぼ。誰も独占せず、誰からも愛されるマルセル。
サロンの夜、食堂の昼、斜めの字の紙片
――ソフィは気づけば彼のやさしい身勝手に惹きこまれていた。
けれど、好き=所有ではない。
穏やかな関係はどこにある?
ソフィは、彼を“独り占めしたい”気持ちに蓋をして
【名付けないまま】の関係を選び直すがーー
甘く、少しほろ苦い――装丁のない恋の物語。
文字数 31,264
最終更新日 2025.11.10
登録日 2025.10.11
3
貴族の庶子として市井で生きてきたセレナ。
愛嬌と美貌だけを母から与えられ、
ただ誰かの望むとおりに微笑んできた。
そんな彼女に差し込んだ初めての光は、
ある青年――ユーグとの出会いだった。
けれど彼の視線の先にいたのは、
自分と瓜二つの、異母姉。
愛されたかった。
誰かの代わりではなく、“わたし”として。
そう願った少女は、やがて傷つきながらも自らの道を探し始める。
その先にあるのは、自立か、それとも――再び訪れる恋か。
これは、傷つくことでしか、愛を知れなかった少女が、
本当の“自分”を手に入れるまでの、ささやかな革命譚。
※は性描写があります。
※ 今回、十二年の歳月が経ったら?と思いを膨らませ、もう一つの物語として、【if〜十二年後〜】の話を掲載いたしました。
もしもの世界線で読んでいただいても 、もしもではなく、二人のその後の物語として読んでいただいても 、どちらでも好きなように解釈していただけたら幸いです。
文字数 235,412
最終更新日 2025.09.15
登録日 2025.07.19
4
美しく素直なだけの“可愛い妹”として愛されてきたアナベル。
だが、姉の婚約者に告白されたことで、家族の歯車は狂い始める。
両親の死、姉からの追放。何も知らないまま飛び出した世界で、
アナベルは初めて「生きること」の意味を知っていく。
初めての仕事、初めての孤独。
そして出会った一人の青年・エリオット。
彼との出会いが、アナベルを“綺麗なだけの私”から変えていく、
恋と成長の物語。
文字数 110,693
最終更新日 2025.08.31
登録日 2025.08.02
5
かつて「軍神」と讃えられた少女がいた。
その名前は、レオノーラ。
剣ひとつで戦場を駆け、誰よりも強くあろうとしたのは、
ただ――彼の隣に在るため。
しかし、運命は彼女からすべてを奪っていく。
記憶も名も、そして愛した人の声さえも。
これは、砕けた光の向こうで、もう一度あの光に手を伸ばす、
ひとりの少女の物語。
文字数 195,292
最終更新日 2025.08.08
登録日 2025.06.27
6
見向きもされない少女だった。
一度目の恋は、遠くから見ているだけだった――。
見返りを求めず嫁いだ歳の離れた男爵との穏やかな日々。
やがて訪れる静かな別れ。
そして、時を経て訪れた図書館。
そこには、あの日見つめていた「彼」がいた。
――恋は一度だけだったはず。
でも、心が求めたのは二度目の愛。
傷ついた少女と、すれ違った少年。
七年越しに始まる、大人のための恋愛譚。
※は、性描写があります。苦手な方はご注意ください。
文字数 103,503
最終更新日 2025.07.28
登録日 2025.07.09
7
二十年の時を経て、ふたりは再び出会った。
伯爵家三男のバルタザールは十二歳の時に
二歳歳下の子爵家の次女、ミリアと出会う。
その三年後に、ミリアの希望で婚約が結ばれたがーー
突然、ある理由でミリアが隣国に移住することになり、
婚約が有耶無耶になってしまった。
一度は離れた時間。その間に彼女は、自分の未来と向き合い、
彼は建築家としての信念を試される。
崩れゆく土地を前に、人々の手で再び築かれる暮らし。
「待っていた」と言えるその日まで。
――これは、静かに支え合いながら生きるふたりの、再出発の物語。
※「君を迎えに行く」のバルタザールの話になります。
「君を迎えに行く」を読んでいなくても、大丈夫な内容になっています。
文字数 57,787
最終更新日 2025.07.19
登録日 2025.07.04
8
顔だけは完璧、中身はちょっぴり残念な侯爵子息カインと、
ふんわり掴みどころのない伯爵令嬢サナ。
幼い頃に婚約したふたりは、静かに関係を深めていくはずだった。
けれど、すれ違いと策略により、婚約は解消されてしまう。
その別れが、恋に鈍いカインを少しずつ変えていく。
やがて彼は気づく。
あの笑顔の奥に、サナが隠していた“本当の想い”に――。
これは、不器用なふたりが、
遠回りの先で見つけた“本当の気持ち”を迎えに行く物語
文字数 135,411
最終更新日 2025.07.04
登録日 2025.06.01
9
名前を偽り、居場所を失くした青年と、静かに薬草を育てる女性。
わずかな時間の出会いが、ふたりの心を確かに結んでいた――。
けれど、それは決して許されない絆だった。
別れの先に残るのは、想いか、それとも痛みか。
──これは、運命に抗えなかったふたりが、それでも生きていく物語
※全十一話を予定しています。
文字数 19,237
最終更新日 2025.06.26
登録日 2025.06.21
10
あの日、彼は約束の場所に現れなかった。
それは裏切りではなく、永遠の別れの始まりだった――。
孤児院で出会い、時を経て再び交わった二人の絆は、すれ違いと痛みの中で静かに崩れていく。
偽りの事故が奪ったのは、未来への希望さえも。
それでも、彼を想い続ける少女の胸には、小さな命と共に新しい未来が灯る。
中世異世界を舞台に紡がれる、愛と喪失の切ない物語。
※短編から長編に変更いたしました。
文字数 99,370
最終更新日 2025.06.07
登録日 2025.05.19
11
華やかな美貌を持つ妹・ミレイア。
静かに咲く野花のような癒しを湛える姉・リリエル。
騎士の青年・ラズは、二人の姉妹の間で揺れる心に気づかぬまま、運命の選択を迫られていく。
そして、修道院に身を置いたリリエルの前に現れたのは、
ひょうひょうとした元軍人の旅人──実は王族の血を引く男・ユリアン。
愛するとは、選ばれることか。選ぶことか。
沈黙と祈りの果てに、誰の想いが届くのか。
運命ではなく、想いで人を愛するとき。
その愛は、誰のもとに届くのか──
※短編から長編に変更いたしました。
文字数 64,713
最終更新日 2025.05.31
登録日 2025.05.17
12
マリアは聖女の血を受け継ぐ家系に生まれ、次期聖女として大切に育てられてきた。
マリア自身も、自分が聖女になり、全てを国と民に捧げるものと信じて疑わなかった。
そんなマリアの前に、異父妹のカタリナが突然現れる。
そして、カタリナが現れたことで、マリアの生活は一変する。
どうやら現聖女である母親のエリザベートが、マリアを追い出し、カタリナを次期聖女にしようと企んでいるようで……。
2022.6.22 第一章完結しました。
2022.7.5 第二章完結しました。
第一章は、主人公が理不尽な目に遭い、追放されるまでのお話です。
第二章は、主人公が国を追放された後の生活。まだまだ不幸は続きます。
第三章から徐々に主人公が報われる展開となる予定です。
文字数 36,659
最終更新日 2022.08.28
登録日 2022.06.02
12
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