恋愛 先輩後輩小説一覧
転勤することになった俺はある日彼女からとんでもないお願を受ける。
俺は最後まで良い先輩でいたいところだが、さて..
文字数 1,311
最終更新日 2024.01.07
登録日 2024.01.07
同性愛に関する理解が世界的に広まり、日本でも遅れて同性婚が認められた。
とはいえ、閉鎖的な日本ではまだ同性愛があまり良いふうに見られない中、世界中でとある病が発見され始めた。
症状そのままに付けられた病名は“恋愛性性転換病”。
その名の通り、この病に侵された者は性転換してしまうものであり、感染者の共通点は『本気の恋』をしているというものだった。
しかし、感染経路や病原体は不明。
そのため治療法もなく、一部の学者からは同性愛の一般化に伴う人類の進化ではないかとまで言われていた。
多くの学者による研究が病の原因に関しての成果を上げぬまま数年が経った今、治療法がただ一つだけ発見され、それによりこの病に対する危機感は一気に小さなものへと変化していた。
【好意の対象者への告白】
これこそが唯一の治療法だった。
そのため世間はこの病のことを、告白する機会の提供をするモノとしてみなし、告白転機と呼びだした。
しかし、性転換してしまう者もある程度いたため、違和感緩和などに対しての政策もとられた。
この話は、そんな病にかかった少女の青春ラブストーリーである。
果たして彼女はこの告白転機を活かせるのか。
是非ともお楽しみ下さい。
文字数 8,640
最終更新日 2018.12.08
登録日 2018.12.04
【ヒロインは一人――感情(キャラ)は無限大】
劇場館高校の高嶺の花にして、どんな時でも無表情で有名な『鋼鉄の文学少女』の異名を持つ少女・隠神刑部鉄火(いぬがみぎょうぶ てっか)。
彼女にはとある秘密があった。
それは――、
「それでだ、わが助手よ! 事件についてなのだが」
「ちょっと聞いてるの!? アンタ!」
「話の途中でよそ見をするでないわ、我が眷属よ」
「よーし、ちょっと一旦黙ろうか? 先輩」
「三人でなく、どうして私に言うのかしら? 百目鬼君。私はただ部室の片隅で本を読んでいただけよ」
「アハハハハっ、何言ってるんですか。今喋っていたのは全員、あなたでしょうが」
彼女はネットの投稿サイトで小説を書いているネット小説家であり、書く作品によって、真顔のままその作品のヒロインになりきるという、変わった癖を持っていた。
様々な偶然や災難が重なり、そのことを知ってしまった主人公・百目鬼深読(どうめき ふかよみ)は、持ち前の超観察眼の目を見込まれて、彼女の作品作りに強力させられるため、文芸部に監禁されてしまう。
「お願いよ、百目鬼君。私には、あなたのその『目』が必要なの」
目指すは、彼女の作品の完成させること。
百目鬼の強力もあって、出来上がっていく物語。
だがそれは後に、隠神刑部鉄火の抱える、忌まわしい過去の事件が絡んでくることになる――。
これは、とある男女二人が織りなす『物語作り』の物語。
文字数 21,118
最終更新日 2019.06.25
登録日 2019.06.22
「あの先輩、パパ活始めたらしいよ」
ある日の朝、中川竜也はある先輩の噂を耳にする。
それは、有名雑誌の専属モデルである花岡美咲がパパ活をしているというもの。
噂を聞いたその日、竜也は偶然その先輩と出会った。
文字数 11,030
最終更新日 2024.03.15
登録日 2024.03.14
このところぼんやりしてお酒を飲むバー、この間も二度とこないって思ったのに。
見るからに訳ありでやっぱり相当変だったと思われたらしい。
だからもう行かない、行けない。
だからもう思い出さない、忘れよう。
棚旗すみれ 23歳
ちょっとだけ特別だと思った人に振られました。
それは私には突然の出来事で、なかなか忘れられなくて。
でも自分だけが知らなかった事実があったみたい。
いい加減だと知っても、急に失くなった存在は私を空っぽにした。
ため息の多い私を元気づけようと誘ってくれた先輩に連れて行かれた飲み会。
思わぬ誘いもあったけど、そんなに簡単には誘われるのはやめたいと思ってた。
それでも世話焼きの先輩のお陰で、少しづつ思い出が古くなり、小さくなり、思い出さなくなり。
新しい笑顔でいられる時間を見つけられました。
今度の始まりはドラマのようなセリフからでした。
絶対忘れない。非日常過ぎます。
きっと他の思い出にも負けない始まりだから。
文字数 40,523
最終更新日 2019.10.20
登録日 2019.10.11