「笛」の検索結果
全体で321件見つかりました。
「お前はもう、俺のものだ」
反逆罪により一族を粛清された公爵令嬢リーゼ・フォン・アーレンス。唯一の生き残りである彼女は、家を焼いた張本人――王国最強にして最も冷酷と謳われる「氷狼」、ジークヴァルト・フォン・ローエンタール将軍に、戦利品の花嫁として下げ渡された。
胸に秘めるは、ただ一つ。復讐。妻の座に潜り込み、いつか必ずこの男の喉笛に刃を突き立てる――そう誓って嫁いだリーゼだったが、初夜、ジークヴァルトは彼女に指一本触れようとしなかった。それどころか、彼女の好む色のドレス、亡き母が愛した白薔薇、稀覯本の数々……まるで、ずっと前から「彼女を迎える」と決めていたかのように整えられた部屋が、リーゼを戸惑わせる。
冷たいはずの手は、なぜか熱い。憎いはずの男に、なぜか心が揺れていく。やがて忍び寄る暗殺の影、優しく囁く第二王子の毒、そして引き裂かれる二人。すべての嘘の向こうで、彼が六年間隠し続けた、たった一つの真実とは――。
憎しみから始まる、執着と純愛のヒストリカル・ロマンス。
文字数 101,019
最終更新日 2026.07.24
登録日 2026.06.22
昨年の夏、日本平のレストランで奈緒子が指差した小さな山――虚空蔵山。その名は丑寅生まれの守り本尊・虚空蔵菩薩を祀る聖峰であり、海を行く船人や人々の信仰を支えてきた。標高わずか百二十六メートルながら、古来より祈りと歴史を刻んできた山である。明治には無線通信実験の舞台ともなり、如月の大祭には参拝客が賑わう。山頂からは駿河湾や富士の絶景が広がり、鐘の音が風とともに響く。
語り手は青春時代、瀬戸川で仲間とサーフィンを楽しみ、後に息子を海で遊ばせた記憶を抱いていたが、その背後に虚空蔵山があることを知らなかった。半世紀を経て、山の存在を知った彼は、人生を見守り続けていた小さな聖峰に深い感謝を覚える。
やがて敬老の日、ついに虚空蔵山への登頂を決意。参道を登る途中、駿河湾の青や焼津港の汽笛が過去の思い出を呼び起こす。山頂の香集寺で虚空蔵菩薩と対面した瞬間、風と鐘の響きに包まれ、青春への感謝や奈緒子夫婦の絆の真理を悟る。丑と寅が鬼門を守るように、夫婦や家族、友情など人の世の大切なものを山が守り続けていると感じるのだった。
虚空蔵山――海と空の狭間で永遠に微笑み続ける慈愛の峰は、語り手にとって信仰や郷愁を超え、人生のもう一つの故郷となる。
文字数 5,659
最終更新日 2025.09.16
登録日 2025.09.16
夏休みが終わって初めての登校日。光(ひかる・四年生)や心実(ここみ・二年生)のクラスでは飼い犬が失そうした友達が続出していた。家に帰った後、サスペンスドラマ大好きのママに伝えると、「これは事件のにおいね。Let’s 調査!」とノリノリ。水沢家は事件解決に乗り出した。プロレスラーのパパ強英(つよふさ・40歳)、サスペンスドラマ好きのママ春美(はるみ・年齢不詳)、好奇心旺盛な光(10歳)、慎重派の心実(8歳)、臆病者の秋人(あきと・4歳)の5人家族の水沢家。素人家族探偵団のドタバタ事件解決劇!
消えた犬の家ではどこからか口笛が聞こえたという証言が…果たして犯人は誰だ??
文字数 1,256
最終更新日 2022.05.12
登録日 2022.05.12
「好きだよ」と告げれば「君が好き」と答えられる。「愛してるよ」と伝えれば「君を愛してる」と返事がある。そのことにクロードは満足していたが、彼には恋人エヴァレットに決して言えない秘密があった。
本当はただ寂しかっただけだなどとは、エヴァレットは知らないままでいい。
後味の悪い話(バドエン、バッドエンド)です。
嘘と狂気がぼんやりとテーマなので、人名元ネタは戯曲「ハムレット」のクローディアス王と、同戯曲を元にした絵画『オフィーリア』を描いた画家さんたちのお一人のお名前です。
文字数 20,409
最終更新日 2022.10.23
登録日 2022.10.22
学のない田舎の少女だったラズ、
鬼神の血を引く一族の末裔だという旅を続ける青年のティファン、
相容れない筈のもの同士がぶつかると、どんな音がするのだろうか
2人が出会って生まれた音が
2人の人生を変えていく
名前も知らない国の名前も持たない村から始まる物語
そこでは誰もが最果ての詩を紡ぎながら暮らしている
♪最果ての詩聴こえる
最果ての地で魔人がひとり
鳴らしてる笛の音聴こえる
最果ての地で誰かを待って
〜村の口伝の機織歌
登録日 2021.03.28
文字数 1,151
最終更新日 2025.07.21
登録日 2025.07.21
文字数 1,521
最終更新日 2025.09.29
登録日 2025.09.29
笛吹遊太郎はどんな扉でも開けることができる体質を持った高校生である。
その体質を悪事に用いることをよしとしない彼だったが、ある日、高校の資料室で女生徒が自慰をしている場面を目撃してしまって以来、さまざまな事件に巻き込まれるようになる。
果たして、扉を開けるぐらいしか能のない彼はこれからどうなってしまうのだろうか!
登録日 2015.03.29
僕はあるトラウマを負って、夏休みに一人旅に出た。波富街という港町へとたどり着くが、そこである一人の女性に出会う。彼女は『無色が青になる』という曲を口笛で吹き、僕に話しかけてきた。
甘く、ほろ苦い、青春の夏。胸を締め付けるあの日の思い出――。
登録日 2014.05.28
鳴くんは口笛が上手な男の子。
お父さんといっしょにおばあちゃんの家に遊びに来ていました。
だけどおばあちゃんの家はとても古く、風が吹くたびに家が揺れてしまうほどです。
外は吹雪でどこかへ遊びに行くこともできません。
コタツの中でミカンを食べていると鳴くんは気づきます。
「お父さん、お父さん」
「どうした、鳴」
「さっきから口笛がうるさいね」
文字数 3,111
最終更新日 2022.07.31
登録日 2022.07.31
2040年、プレイヤー数10億人以上を誇った世界的ゲーム『World Ruler Online』は時代の変化で13年の歴史に幕を閉じようとしていた。
このゲームをサービス開始日から始め、人生の糧に借金をしてまでし続けていた廃人「天沢拓弥(あまざわ たくや)」はサービス終了と同時に自殺しようとしていた。しかし、目覚めたら、そこは10年前のサービス開始日だった。
拓弥は前世では成れなかった全プレイヤーの頂点、支配者(ルーラー)になるためにゲーム知識を使って成り上がる!
※処女作なのであたたかい目で見てくれると嬉しいです。
文字数 3,871
最終更新日 2021.08.08
登録日 2021.08.07
10年くらい前にこの愛情の時差について自分の考えや気持ちを書いたことがありました。
そして改めてまたこの事について書く事にしました。
今の自分はどう感じるだろうそう思ったからです。
書いていくうちに段々と以前とは違う風に感じたり、気づいたりすることがありました。
また10年後はこの事について書いてみたら全く違う作品になるような気がしています。
文字数 1,029
最終更新日 2025.07.15
登録日 2025.07.15