「寵愛」の検索結果
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後宮の医官付助手を務める史 慧琳は、皇太子・志翔とその護衛武官の周 亮宇とは乳兄弟として育った。
後宮内の世界しか知らず、そして皇后と皇太子の策略により後宮を出ることもかなわない彼女。
何度断っても妃として迎えたいという皇太子の求婚を躱すうち、いつしか「幻の第二妃」と呼ばれ後宮の悪女として名をはせるようになる。
幼馴染への想いを胸にしまい込み、後宮医官の手伝いをしながら静かに生活をすることを望む慧琳。
しかし皇太子のために開かれた後宮で寵愛を競う妃たちの思惑が、彼女を陰謀の渦に巻き込んでいく。
記憶力と洞察力に長けた慧琳の元に舞い込む事件は、どれもきな臭いものだった。
医官助手のヒロインが探偵として挑む、中華風後宮内倒叙ミステリー。
文字数 83,412
最終更新日 2026.07.22
登録日 2026.06.30
後宮最下層の下級宮女・鈴花は、ある夜、見てはいけないものを見てしまう。
皇后の薬湯に毒を入れたのは、皇帝最愛の寵妃・玉蘭妃だった。
だが、鈴花は何も言えない。
玉蘭妃は皇帝の寵愛を一身に集め、女官長も医官も宦官も、すでに彼女の手の内にある。
翌朝、皇后は死に、罪を着せられたのは鈴花を妹のように守ってくれた上級女官・明霞だった。
「私はやっていない……鈴花、お願い、忘れないで」
明霞は拷問の末に自白させられ、処刑される。
しかも死の間際、彼女は鈴花に謝った。
「ごめんね。私も最初は、あなたを利用するつもりだった」
信じていた姉代わりの女官も、自分を道具として見ていた。
さらに鈴花を後宮に売った実母は、玉蘭妃の手先として現れる。
「余計なことを言うんじゃないよ。お前ひとりが死ぬだけじゃ済まないんだ」
母に売られ、姉に利用され、犯人には脅される。
味方など、どこにもいない。
そんな鈴花の前に現れたのは、後宮監察を担う若き宦官・黎星。
彼は鈴花を救う代わりに、冷たく告げる。
「お前の目が必要だ。皇后毒殺の証人として、俺に使われろ」
助けてくれた男でさえ、鈴花を人ではなく証拠として見ていた。
けれど鈴花は、もう泣かない。
下級宮女は、誰にも見られていない。
だからこそ、すべてを見ている。
妃の衣に残った香。
薬湯の器に沈む銀の曇り。
夜半に門を通った宦官の足音。
女官たちの嘘。
皇帝の見て見ぬふり。
そして、寵妃の美しい微笑みの裏に隠された偽りの懐妊。
皇后を殺したのは玉蘭妃。
だが、皇后を殺せる後宮を作ったのは、そこにいる全員だった。
鈴花は決める。
叫ばない。
許しを乞わない。
正義を語らない。
ただ、後宮の奥に腐り落ちた罪を、一つずつ暴いていく。
「私は下級宮女です。妃様方の嘘を聞く耳も、床に落ちた証拠を拾う手もございます」
犯人は分かっている。
でも証拠はない。
そして犯人も、鈴花が見ていたことに気づいている。
毒と密告、裏切りと偽りの寵愛が渦巻く後宮で、名前もなき宮女の復讐が始まる。
文字数 558,094
最終更新日 2026.07.02
登録日 2026.06.15
華やかな恋愛リアリティショー。
その裏側は、脱落した女たちがに矯正される絶望の処刑場だった。
自分に自信がなく、少しむっちり体型がコンプレックスの望月紬。少しでも変わろうと応募した恋愛リアリティショーに参加することになった。
絶海の孤島を舞台にした超大型・恋愛リアリティショーに参加することになった彼女を待っていたのは、地獄のような日々だった。
ただ一人の恋愛対象であり、番組の『支配人』でもある若きCEO・瀬崎晶の寵愛を巡り、集まったのは美しき強者たち。
100万フォロワーのインフルエンサー、清楚な人気女子アナ、高飛車な社長令嬢、そして世界的トップモデル。
「あなたなんて、ただの引き立て役よ」
カメラの死角で繰り返される、傲慢な女王様たちからの陰湿なイジメ。
そして毎晩行われる、参加者同士の無記名投票によって1人ずつ消えていく狂気の追放システム。
極度のストレスと恐怖に追い詰められながら、紬は震える手で、自分を虐げる加害者の名前をタブレットに打ち込み続けた。
表向きはキラキラした純愛ショー。しかしその裏側は足をひっぱりあう狂気の7日間の物語。
文字数 71,238
最終更新日 2026.07.05
登録日 2026.06.15
琮(そう)王朝・天章年間。京師はおおむね平和であった。だが宮廷では、改革を求める「新令派」と、守旧を求める「旧律派」とが激しく実権を争っていた。
地方出身の少女「杏杏/シンシン」は、後宮に新入り料理人として雇われた。右も左もわからない中、皇后付きの下級宮女「桃桃/タオタオ」と仲良くなり、共に忙しい日々を送っていた。
だがある日、桃桃は宮中の道観で殺害される。何者かが邪悪な禁術を行い、桃桃は儀式の生贄として捧げられたのだという。
場の状況から、術を行ったのは皇后の曹氏と特定された。長く寵愛を失っていた皇后は、皇帝の心を引き寄せるため禁忌に手を染めた。そのために、忠実な侍女であった桃桃を犠牲にしたのだという――
――はたして、本当にそうだろうか?
杏杏は疑いを抱く。あの朗らかだった桃桃が、そのような恐ろしいことに関わるだろうか。
疲れ果てた表情の曹皇后は、その手で人を殺せるような人物だろうか。
桃桃の正当な弔いのため、杏杏は、記録官の「小青/シャオチン」と共に不審な点を調べ始める。その調査がどこへ行き着くのか、予測もしないままに。
すべてを共謀したのが、寵愛第一の妃たる林貴妃、そして今上皇帝その人だなどとは、まったく知らぬままに。
北宋風架空王朝が舞台の倒叙ミステリーです。
作中名詞は、主要3人の綽名(杏杏/桃桃/小青)を除き、基本的に日本語読みとしております。
架空王朝が舞台ではありますが、ファンタジー的要素・超自然的要素は登場しません(信仰や祭祀はされています)。
原則1日2回(7:10, 17:10)更新を予定しておりますが、ストック調整の都合で1日1回更新になる可能性があります。その際はご容赦ください。
プロット作成支援・設定作成支援に生成AIを利用しています(本文はすべて筆者が書いています)。
表紙画像 / 写真AC さくら✿様
https://www.photo-ac.com/main/detail/33935305
文字数 77,964
最終更新日 2026.07.24
登録日 2026.06.06
後宮の下女であるアリは、名もなき「蟻」のような存在だった。
そんなアリを変え、阿梨という名を与えたのは、後宮で最も美しい妃・乱華。
乱華は皇帝の寵愛を一身に受ける、後宮に咲いた一輪の大華だった。
阿梨は乱華を神のように崇め、その身も心も捧げると誓う。
しかしある日、阿梨は乱華の無惨な死を目の当たりにする。
乱華を殺したのは誰か。
元寵姫であり、乱華を憎んでいた第二妃・白瑛か。
乱華の秘密を知る第一妃・玉環か。
それとも、乱華を愛という名で縛りつけた皇帝か。
阿梨は復讐を誓い、後宮の闇を探り始める。
これは、蟻と呼ばれた下女が、死せる花に忠を捧げ、後宮を噛み砕く物語。
文字数 59,085
最終更新日 2026.07.23
登録日 2026.06.05
――皇后の無実? そんなことよりも、この事件は面白そうね。
後宮の片隅で静かに暮らす才人妃・玉真は、出世にも寵愛にも全く興味がない。
興味があるのは、お茶と書物、そして面白そうな不可解な出来事。
ある日、侍女の秋花が拾ってきた一本の飾り紐をきっかけに、玉真は事件に関心を抱く。
――徳妃の赤子が殺された。
――しかも犯人は皇后だという。
後宮中に駆け巡る皇后の犯行説。
「俺のために、事件を調査してくれ。解決したら、俺からの愛が待っている」
「あ~、そっちはいらないかな」
幼馴染の皇帝の寵愛にも興味がない。気まぐれな才人が、冷めたお茶を片手に今日も真相を暴く。
後宮を舞台にした中華ミステリー。
文字数 25,751
最終更新日 2026.07.14
登録日 2026.06.26
皇帝の寵愛を受けていた華照宮の妃が殺された。
皇后ゆかりの短剣。皇后宮の香り。儀礼前日に繰り返された使いの出入り。
後宮では、皇后の嫉妬による殺人だという噂が囁かれる。
事件の記録整備を任されたのは、商家の娘として帳簿に親しみ、その字と情報整理の才を買われて後宮録事となった「私」だった。
「私」に分かるのは、人の心ではない。
いつ、誰が、どこへ入り、何を渡したのか。
その記録と証言が一致しているかどうかだけだ。
やがて一つの受領記録をめぐる齟齬から、事件の真相は明らかになる。
だが本当に問われていたのは、犯人が誰かではなかった。
華照宮の妃は、なぜ寵姫として振る舞っていたのか。
静月宮の妃は、なぜ記録に現れないのか。
皇后は、何を守っていたのか。
これは、殺人事件の記録。
そして、記録には決して残されない寵愛の物語。
文字数 50,860
最終更新日 2026.06.25
登録日 2026.06.19
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