「ガレージ」の検索結果
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日本では、特に昭和の時代には、「悲劇のヒーロー、ヒロイン」が好まれた。
しかし、「瞽女」を語る時、必ずしもそれは正しい文脈ではない。
明治時代まで、盲人は珍しい存在ではなかった。医学が未発達で、栄養・衛生環境が悪かったからだ。
明治天皇が越後行幸の際に、沿道に盲人が多いことを嘆いて、研究資金を提供したほどである。
特に、小作人など貧しい家庭に生れた視覚障害者は、生きるすべが無かった。
「口減らし」にあうしかなかった。その中にあって、比較的裕福な家の子供が、瞽女の修行に出された。修行のためには、いわゆる今で言う「入学金・授業料」が必要だから、小作の家では難しい。
一方、男子の視覚障害児はどうか。
明治以前、当道座(とうどうざ)という、男性盲人のための自治的互助組織が存在した。 この組織に入座して、修行すれば、特権が手に入った。「検校(けんぎょう)」である。しかし、この組織とて、資金力がなければ入れなかった。
明治になり、この当道座システムが廃止され、津軽では「坊様」という人たちが増えていった。
坊様に、三味線と流行歌を伝授したのが、広域に活動した「瞽女」であったと云う。
これまで、それらの瞽女を「はなれ瞽女」「はぐれ瞽女」と言ってきたが、必ずしもそうではないだろう。
瞽女唄が元になったという「津軽じょんがら節」は、今や世界中で知られる。
三味線が津軽三味線となった瞬間に、「伝統芸能」は「ガレージ音楽」になった。“ガレージ”三味線は、スパニッシュギターがそうであったように、やがて「芸術」の域へと高まっていった。
そして、まもなく、オーケストラをバックに演奏される津軽三味線が当たり前になる時代が来ると、筆者は密かに期待している。
文字数 233,276
最終更新日 2021.08.14
登録日 2021.06.13
テレビドラマ『パパのガレージ』が好きだった。
『パパのガレージ』70年代後半から80年代前半に放送されていたテレビドラマ。
その主演俳優のマット・L・サイモンが亡くなって十年以上が経った。
今、ドラマについて覚えていること、感じたことを書き留めておこう。
*「カクヨム」に投稿しています(名義:@ns_ky_20151225)。
*「小説家になろう」に投稿しています(名義:naro_naro)。
*「エブリスタ」に投稿しています(名義:estar_20210224)。
*「ノベルアップ+」に投稿しています(名義:novelup20210528)。
文字数 1,806
最終更新日 2021.06.20
登録日 2021.06.20
ある雨の日、小学校6年生だった真帆は、自分で作ったピンク色の小さなうさぎのぬいぐるみを落としてしまった。その雨に濡れたぬいぐるみを、20代の達也が拾った。物語はそこから始まる……。
濡れたぬいぐるみを乾かしてあげるとやさしい言葉をかけてもらい付いて行くと、ある古いガレージに案内される。そして、そこで悲劇が起きる…。
達也の仕掛けた落とし穴に落ち、そこから真帆の地獄の監禁生活が始まる。真帆は、その監禁部屋へ落ちた際、不運にも足を骨折してしまう。
動けなくなった真帆は、医者の卵だという達也の言うことを聞くしかなかった。
しかし、長い年月をかけて真帆は、その監禁部屋から脱出する方法を考え出す。その脱出方法とは……?
監禁少女の悲しくも、切ないホラーミステリー。あなたなら、こんな時、どうしますか……?
【注意事項】
※この作品は、自分の小さかった頃の怖い体験が書く動機になっています。決して誘拐・監禁を肯定するものではなく、どうしたらこういう事件を止められるか、自分がそのような場面になったら、どう脱出するかという視点で書いていますので、ご了承下さい。
※特典にて、事件後に被害者がどう対処したらいいのか、一つの解を載せていますので、併せてご覧頂けると幸いです。
登録日 2022.02.13
“いつかきっと”を夢見た老人たちの、ロックンロールスペクタクル
資産家の老人・大西小次郎は、ラジオから流れた4分間のロックンロールに心を奪われた。あとは死にゆくだけの人生に抗うようにバンドのメンバーを集め、ガレージを建て、孫の尊敬を勝ち取る為に練習を続ける。
一癖も二癖もある老人たちの活動に巻き込まれる大西家の入婿・良介は、バンドの指南役を強引に託され、時には心折れそうになりながらも明日を夢見て進み続けるのであった。
登録日 2019.08.08
注)戦闘描写、および台風、地震、津波、噴火など一部災害描写があります。苦手な方はご注意願います。
とある家のガレージで飼われている、7匹の猫たち。
いつも通り、餌を食べて遊びに出かける。
いつも通り、夜には猫の集会に顔を出す。
そんな平和な毎日が続いていたのだが——。
ある日、7匹のうちの2匹——子猫ゴマとルナは、とある場所に突如出現した、底も見えぬ真っ暗な大穴へと転落してしまう。
どこまでも深く暗い世界に吸い込まれていく、2匹の子猫。その先に、一体どんな大冒険が待ち受けているのだろうか?
もっふもふのちょっと小生意気な子猫が、剣と魔法をマスターしてレベルアップしていき、悪の組織と戦い、世界を救う旅に出ます。
その過程で知ることになる、〝誰もが幸せに生きていくための秘訣〟とは——?
アクションあり恋愛ありバトルあり、猫満載なハチャメチャ物語の、はじまりはじまり!
文字数 383,118
最終更新日 2021.05.14
登録日 2020.11.20
翌日、河野さんたちが合流し、5人でお昼を食べた。原田さんと秀子さんはもう帰るという。僕はちょっと怖かったけど、ワクワクもしていた。午後は河野さんと矢崎さんは釣りに行く。この時期だと堤防のあたりでクロソイが釣れるらしい。河野さんは僕が逃げないように、縛っていくという。2階のロフトに上るように言われ、そこで麻縄で後ろ手に胸回りもぎっちり縛り上げられた。矢崎さんに猿ぐつわをされ、足は股まで縛られた。上はセーターだけど下はデニム短パン。やはり寒い。2人は当分戻ってこない。ロフトの小さな窓から海が見える。まだ冬の日本海の佇まいだ。時を刻む柱時計の音だけ聞こえる。少年時代の記憶の迷路に迷い込んだかのよう。レトロな別荘の片隅に短パン姿の僕。縛り上げられている自分がいとおしい。
やがて2人が帰ってきた。釣果はやはりクロソイだった。結構長い時間縛られていたので、帰ってくるかちょっと心配だった。矢崎さんが魚をさばいて刺身とあら汁を作ってくれた。これがおいしい。
「やっと生き返りましたよ。長かった。でもおいしい」
「昼間はなかなか釣れないんだよ、クロソイは」
夜はポーカーをやろうということになった。僕が勝てば2人が持ち込んだ高いワインやシャンパンを飲ませてもらえる。負ければ勝った人にパドルでお尻をひっぱたかれる。昔アメリカの学校で使われていたような長方形の木のパドルだ。最初は勝ったり負けたりだった。でも僕の酔いが進むにつれてほとんど勝てなくなった。「痛ーい!」。僕のお尻の音が夜の静寂に響く。2人は深夜まで僕を解放してくれなかった。
翌朝は早く起こされた。犬の散歩が日課の河野さんは、代わりに僕を繋いで近所を散歩したいという。僕はまたセーターにデニムの短パン。麻縄で上半身をぐるぐる巻きにされ、その縄の先を河野さんが握っていた。この時期の別荘地の朝にひとけはない。坂が多いから河野さんにひっぱってもらう。結構爽やかな朝だけど、飼い犬の気持ちがわかった気がした。
散歩から戻ると、僕は体操服と紺のブルマーに着替えさせられた。脚は白のハイソックス。3人でお昼を食べ、原田さんが撮影した僕の緊縛ムービーを見た。夜までに帰ることになった。帰りはワゴン車を2人で交代して運転する。1人は僕と後ろのシートへ。僕はまたいつものように手足を縛り上げられておじさんの膝の上に。「躾は厳しく! 男の子にはまだまだお仕置きだ!」ハーッ! 「ごめんなさい」。ブルマーのお尻に平手打ちの雨。やっぱり2人とも筋金入りのスパンカーだ。ガレージで縄を解かれ、ブルマーのお尻に手を当てる。縄の跡も腕についている。
「俺が送ってやるよ。やあ楽しかった。また3人でどっか行こうぜ」と河野さん。
僕はまだお尻をさすりながら力なくうなずいた。
文字数 1,139
最終更新日 2022.08.16
登録日 2022.08.16
人が3mくらいのロボットで戦うスポーツが実現した世界。古ぼけたガレージを中心に整備の苦労などをはさみながら話を広げていきたいなぁ、と考えながら執筆中
文字数 12,578
最終更新日 2016.06.30
登録日 2016.05.30
受験を控えた高校生、古谷 守(ふるや まもる)はある日突然、奇怪な事件に巻き込まれる。
父親が見知らぬ男と二人、自宅のガレージで死亡していたのだ!
守は事件の解明を望むが、警察はお手上げ状態。
そんな守の元に、三人の小人達を配下に従える不思議な探偵がやってきて……。
時ならず接触してきた怪しげな情報屋、神懸かりの少女などを巻き込み、
事件は思わぬ様相を呈しはじめる!
※毎日20時頃更新します。よろしく!
文字数 143,084
最終更新日 2019.09.03
登録日 2019.05.05
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