「平成元年」の検索結果
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平成元年、倉本夏海(くらもとなつみ)と結城龍太郎(ゆうきりょうたろう)は共に二十四歳、高校時代の同級生。在学中から付き合い始めて約八年になる。
「結婚が女の幸せ」とばかりに結婚をせっつく母親と、煮え切らない態度の龍太郎に揺れる夏海。だが、龍太郎との付き合いは、彼の浮気現場を目撃したことで突然幕を下ろしてしまう。そんな、傷心の夏海を励ましてくれた五歳年下の同僚、小夜子。その小夜子が連れて来た、高校時代の一年先輩だと言う男、武田康文。夏海は後輩の彼氏に次第に惹かれていく……
平成に適齢期を迎えた女性夏海と、彼女をとりまく3人の男性の20年。
文字数 104,215
最終更新日 2018.02.11
登録日 2018.01.07
ーこれは、愛とロマンの物語ー
地球と呼ばれる青き星、不景気渦巻く平成元年に生を受け、大人になった今なお中二病の後遺症と戦う一人の男がいた。
彼の名は『あきら』。
すまない、『彼』っていうか……オレだ。
この物語は、オレがオレの目線でお送りする、オレ要素強めのお話だ。
平々凡々に、そこそこ幸せな日々を過ごしていたオレはある日、突然出会った未知の発光体に頼まれ、なんやかんやあって『地球とは異なる星』へ移住することになった。
地球から持ち込んだ可愛い愛車達をお供に、『ロマンを叶える旅』に出たオレは、御多分に漏れず様々なトラブルに巻き込まれていく。
……期待してくれる人がいるかもしれないから今の内に言っておこう。
オレが無双する事はないし、愛車達が突然女体化して『あるじ』とか『マスター』とかぬかして、オレとイチャイチャする事もない。
オレが人より優れてる事と言えば、ゴールド免許を維持し続ける運転技術と、良質な漫画と映画によって育まれた、特濃のロマンへの憧れだけだ。
そんな普通のおじさんが、戦乱渦巻く未開の星で一体何ができるってんだろうな……
まぁ、あんまり肩肘張らずに、生暖かい目で応援してくれたら幸いだ。
できたらでいい、刮目してくれ……ヌルき男の魂を。
文字数 190,910
最終更新日 2023.02.18
登録日 2022.12.28
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文字数 364
最終更新日 2022.11.09
登録日 2022.11.09
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前書き その2 “福岡国際空港”
昨日から平成元年にタイムスリップしている。この時は昭和天皇崩御でとにかくえらい騒ぎだった。自粛ムードの真っ最中、名だたるテレビ番組は退屈で、僕もレンタルビデオ屋に走った。人気の作品は貸し出し中の札ばかりで、中に見つけた“ウエルター”という邦画(もう、この言い方も古いのかな)を借りて楽しむ。案外面白かった。実はカナダに行くまでにセルフディフェンスというか、何か格闘技を経験した方が良いだろうと小倉高橋ボクシングジムに通った。自分のペースでトレーニングが進められ、学生時代のような集団練習でないところに惹かれてボクシングを楽しんだ。その経験もあったせいか、現役のプロボクサーが演じた役はリアリティにあふれ興奮した。
さて、僕はというとカナダはおろか外国に出たこともなく航空券を買うのも大学を出た友人に頼った。わざわざ福岡市の生協関連の旅行代理店を紹介してもらい大韓航空の1番安いチケットを買ったのだった。今思えば小倉でも買えたのだろうが、高速バスで行った博多は随分都会に感じられた。その時にワーキングホリディの説明会に参加した気がする。そこから、週刊プロレスに宣伝が載っていたバッシュ=Troopのコブラという靴を買う。生活したバンクーバーではスケボー少年たちからよく履いているバッシュの銘柄を聞かれた。結果、それから5年ほどを履いてボロボロになってから捨てた。
福岡空港へは両親に送ってもらう。航空機に乗り込んでからも両親の姿が見えた。分からないとは思ったがMA-1を裏返してオレンジの色を窓に押し付けてここにいる事を示した。1年後に帰国して聞いたが全く覚えていない、との事で可愛がっていた犬にも死ぬほど吠えられた。こいつ(モモ)も僕も覚えていなかった。僕は少し泣いた。
文字数 53,247
最終更新日 2023.12.07
登録日 2022.11.10
猪野一郎は、練馬区石神井にある新聞販売店と、武蔵野市吉祥寺にある四年制私立大学に籍を置く、いわゆる新聞奨学生である。高校卒業後に一年浪人し、故郷の熊本から上京して八ヶ月足らず。バブル景気を迎えて世間が沸き立っていた昭和六十三年十一月に、新聞屋の仕事と大学の勉強を地道に両立させる生活にようやく慣れつつあった。
起床は、未明の三時ごろ。三百部を超える朝夕刊の配達の合間に通学し、晩には集金、販売拡張、翌朝の折込みの準備、読者管理といった業務をこなす。就寝は、深夜の十一時をすぎてしまう。時代に浮かれてお祭り騒ぎの普通の大学生たちを尻目に、雨にも負けず風にも負けず、都会の世知辛さや新聞販売業界の悪習にも負けず、親から自立し、社会に貢献していることを誇りに毎日を送っていた。
そんな一郎の最上の楽しみは、二トントラックを運転している担当読者の「佐藤の若奥さん」と、夕刊配達中にときおり路上で擦れ違うことだった。毎月の集金時にも、小学一年生の一人娘がいて訳ありのシングルマザーかもしれない三十歳前後の女性の明るい笑顔に、日々の厳しい生活でささくれかけた心をなだめてもらっている。
去る八月に、童貞のままで二十歳になった。新聞奨学生寮の同室の先輩から新宿区歌舞伎町の個室高級サウナに誘われつづけているが、彼女を「裏切る」ことはできずにいた。
昭和六十四年が明け、ほどなく元号が平成に改まったころから、夕刊配達中に佐藤の若奥さんを見かけなくなる。仲の良かった同僚の失踪に心を痛めていた二月下旬に、彼女が転出することを知り、愕然としてしまう。引っ越し当日の昼下がりに、集金のためにアパートの部屋を訪ね、トラック運転手を辞め転職していたことを聞かされた後に、一組の布団と電気ストーブだけが残った肌寒い六畳間で、素人でなくなった彼女を相手に初体験をする。
文字数 35,346
最終更新日 2021.06.14
登録日 2021.06.05
旧》オメガバースネタ帳。
此処はオメガバースの短編をぶち込むことにします。
改変あり、ありまくりです。
僕の考えた最強のオメガバースです。
一作目「男らしい高タンパク質の〜」
世界大戦後オメガバースの知識が入り、平成元年にバース性について国民に普及し始めたバース性教育に遅れをとっている現代日本。
ショタと幼馴染みとそれを誑かし背中を押す理解者がいます。ザー飲描写あり。
9/4完結
二作目「普遍ネズミは色恋の夢を見るか」
世界大戦後、平成より前。オメガバースがまだ知れ渡ってない頃に起こった研究者と被験者の恐ろしい愛憎劇。
文字数 29,776
最終更新日 2020.09.08
登録日 2020.08.31
平成元年生まれのサラリーマン、はじめは外回りの途中、なんだかんだあって絶命してしまう。
あまりにも哀れな死に様に、一つだけしたいことを叶えてやると神に言われ「国王」と答えるはじめ。
リーダー論なんてまだ先とあしらっていたことに後悔しながら無事、国王不在の世界へ転生し…!!
文字数 1,926
最終更新日 2021.02.13
登録日 2021.02.07
美しすぎる青年が令和から平成へタイムスリップして恋に落ちる、ちょっとSFでサスペンス調の物語。
【あらすじ】
変な男から狙われがちな美青年、十羽(とわ)。
会社の先輩から強引に言い寄られて辛いを思いをしていたとき、ふとしたことで平成元年にタイムスリップする。
そこで出会った少年、蓮也(れんや)に助けられ、二人は時を超えて友達になる。
現代と過去を行き来するうちに、十羽と成長した蓮也は惹かれ合っていくが──。
* * *
■十羽
グラフィックデザイナーの卵。控えめな性格。
人目を引く美しい容姿のせいで幼少から危険な目に遭ってきた。
■蓮也
最初の登場時は木工が大好きな小学生。逞しく心優しい青年に成長する。
■牛丸
会社の先輩で十羽のストーカー。やばいです。
* * *
暗めの雰囲気ですし、牛丸の言動にストレスを感じるかもしれません。
しんどい展開もありますが基本無事です。
時間の壁とストーカーに悩まされながらも想いを深め合っていく、十羽と蓮也の運命的な恋を楽しんで頂けたらうれしいです。
文字数 125,010
最終更新日 2022.11.24
登録日 2022.10.29
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