「漢詩」の検索結果
全体で30件見つかりました。
【第1部 完結】
彼女はまさに、安楽椅子探偵ならぬ、『安楽御簾探偵』ーーー平安時代、権大納言 花房家には、変わり者の次女がいた。
華やかな姉、可憐な妹に比べて、地味な顔立ち。女だてらに漢詩を読みこなす彼女は、皆から、頭でっかちな「土筆(つくし)」姫と呼ばれていた。
ある日、野心家な父が、今をときめく近衛中将、藤原時峰(ときみね)を婿にしたいと、「家に招いて、しこたま酒を飲ませ、三女の菫の寝室にぶち込んで既成事実を作る」という、とんでもない謀略を企てた。
男嫌いの菫に泣きつかれ、菫の代わりに時峰と対峙する土筆。色男と名高い時峰に警戒する土筆だったが、会ってみると、時峰は意外と紳士的だった。それどころか、時峰は土筆に悩みを打ち明ける。
その悩みとは、友人の姫が何者かに殺されたらしいーーーというもので……
時峰の話を聞いていた土筆の頭に、ある考えが浮かんだ。
事件を解決に導く探偵は、御簾の向こうにいる。土筆姫の平安探偵譚、ご覧あれ。
*キリの良いところなので、資料集め等々のために一時的に更新を止めてます。再開までお待ちください。*
※R15。一般的な推理小説レベルの描写が出てきます。
※5〜7話で一つの話となるように書く予定です。
※区切りの良いところまでは、なるべく一気に更新しましすが、話の切れ目(章の区切り)で更新があきます。ノンビリ更新。
※時代考証甘めにてご容赦ください。参考文献は完結後に掲載の予定です。
※小説家になろうから転載しています。
文字数 182,944
最終更新日 2023.12.07
登録日 2023.06.21
左大臣家の姫でありながら、漢詩や剣を扱うことが大好きなゆすらは幼馴染の千尋や兄である左大臣|日垣《ひがき》のもと、幸せな日々を送っていた。
それでも、権力を持つ貴族の姫として|入内《じゅだい》することを容認していたゆすらは、しかし入内すれば自分が思っていた以上に窮屈な生活を強いられると自覚して抵抗し、呆気なく成功するも、入内を拒んだ相手である第一皇子彰鷹と思いがけず遭遇し、自らの運命を覆してしまうこととなる。
平安時代っぽい、なんちゃって平安絵巻です。
春宮に嫁ぐのに、入内という言葉を使っています。
作者は、中宮彰子のファンです。
かなり前に、同人で書いたものを大幅に改変しました。
文字数 64,990
最終更新日 2023.06.27
登録日 2023.05.30
古の中国、南宋が成立したころ、ある豪族の令嬢が恋に落ちた。相手は都の貴族の息子、彼を攻略することはできるのか。
文字数 2,476
最終更新日 2022.05.31
登録日 2022.05.31
見目麗しい美少年に育った友の裸体に言いようもない興奮を覚えた俺に対して、友は蠱惑的に微笑む。 ※この小説は同性同士の性行為の描写を含みます。 ※作品中に登場する漢詩の書き下し文は 岩波文庫『中国名詩選 上』川合康三編訳 を引用させて頂いております。
文字数 6,409
最終更新日 2021.10.27
登録日 2021.10.25
生粋の少年愛者である呉明(くれ あきら)は、男子型セクサロイドが性的な奉仕を行う店のことを知る。彼はそこで、おかっぱ頭の美男子・蘭丸と一夜を共にするが…… 作品中に登場する漢詩の書き下し文は岩波文庫『中国名詩選 下』川合康三編訳を引用させて頂いております)
文字数 7,352
最終更新日 2021.10.29
登録日 2021.10.28
今日(9月29日)は中国の中秋節ですね!
秋の夜長に中華BLはいかがでしょうか?
三年半の時を経て再開した憧れの人は、もう以前の様には笑わなくなり、大人の男が怖くなってしまっていた。
【片思い歴十年の教え子攻め】X【大人の男が怖い元家庭教師受け】
異国他郷に身を置いた事がある方なら、誰もが月を見て望郷の念を抱いた事があるかと思います。中華BLに余り興味が無くても、むしろそんな方にこそ届くと良いなと、難しい中国語も使わずに全て解りやすい平坦な言葉を心掛けて書きました。
潔く諦めて次に進むには強すぎる、でも全てを壊してでも欲しいと行動に移すまでの激情はない、淡く切ない恋心。
1万字くらいのサクッと読める作品です。
月にまつわる漢詩・宋詞が2つ登場します。
大事な人を思い浮かべながら漢語の世界に浸ってみませんか?
R無し、片想いの切ないお話です。
Xの企画、#BLお月見2023、 #再会年下攻め創作BL参加作品です。
当方は文章を書く事とは無縁の仕事をずっとしており、無謀にも来年一月から中華BL専門の翻訳家になりたいと考えているので、文章の書き方等のアドバイスを下さる方大募集中です!
誤字脱字・文章の書き方・添削指導、全て大歓迎です!
ぜひぜひよろしくお願いいたします。
2023年10月30日追記:
短編でも出したら良いよ!と皆様おっしゃるので『明月幾時有~明月よ何時まで~』でアンダルシュノベルズb賞の選考に参加してみようかなと。
読んで楽しくなる作品じゃないところが若干ミスマッチな気がしますが、この作品は当時中国に留学していた自分の想い出を元に書いた作品だったので、青春感はあるかなと。
それぞれの異国の地で二人は既に共依存の様相を呈していて、もしかしたら相手は待っているかもしれないのに。今の物語の通り、最後まで切ないままで終わる初恋もまた乙なものですが、続きを書くとしたら是非ハッピーエンドにしてあげたい作品です。
文字数 15,130
最終更新日 2023.09.29
登録日 2023.09.29
唐代中国の長安。人生で唯一愛した美少年を亡くした豪商の魏恵国(ぎけいこく)の所に、怪しげな女が訪れる。仙女を名乗るその女は悲しみに暮れる魏恵国に対して、自分なら亡き少年と再び会わせてやることが出来ると言うが……
終わりのない迷路に囚われた男、復讐がために永遠となった少年による、悲哀の物語
(作品中に登場する漢詩の書き下し文は
岩波文庫『中国名詩選 上』川合康三編訳
岩波文庫『中国名詩選 上』川合康三編訳
岩波文庫『文選 詩篇(一)』川合康三・富永一登・釜谷武志・和田英信・浅見洋二・緑川英樹訳注
を引用させて頂いております)
文字数 16,778
最終更新日 2021.06.19
登録日 2021.05.26