呪いの加護を受けたら、懺悔の儀式が始まった。~ごめんなさい!と祟りを恐れたみんなが謝ってくるけど、それは全部偶然でたまたまだ!~

クラス転移で、異世界へと召喚されることになった主人公。
彼が手にしたスキルは、歴史史上最高級とも呼ばれる高ランクのスキルだった。それにより、国の人たち大歓迎されて、彼は異世界での順風満帆な生活が幕を開けることになる。

……だけど、そんなに上手くいくはずもなく、彼は手に入れたスキルを失ってしまい、みんなの前から姿を消すのだった。

そしてーー。

『あなたに呪いの加護を捧げます……。大丈夫、私がずっと、そばで見守っていますから』

呪いの巫女と呼ばれる少女の加護を受けた主人公は、一人、禍々しい魔力を纏いながら行動を始めることになる。

そして、その後から……徐々に周りに異変が起こり始めるのだ。
花瓶が割れたり……天井から怪しい液体が溢れてきたり……何もないところで転んだり……。

「これって、彼が私たちを恨んでるからじゃ……」

「私たち、彼にひどいことをしたから……」

……しかし、それは違う。
ただ、偶然が重なっただけだ。

「きゅ、急に息が……ッ」

それは俺がやった。
罪人には、罰と、災いと、苦しみを……。

そのようにクラスメイトたちが王都で怯えている間、彼は瞬く間のうちに力をつけて、誰も敵わない存在になるのだった。
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