『修復』スキルはゴミだと追放された私、古代兵器(ゴーレム)の心臓を直してしまいました
「お前はもう用済みだ」
付与術師のシエラは、勇者パーティーから突然の追放を宣告された。
彼女の持つ『修復』スキルは、壊れた武具を直せるだけの地味な能力。より強力な攻撃スキルを持つ仲間が加入したことで、彼女はあっさりと切り捨てられたのだ。
行く当てもなく彷徨うシエラが辿り着いたのは、誰も足を踏み入れない「忘れられた遺跡」。そこで彼女は、半壊した状態で眠る一体のゴーレムを発見する。
何気なく『修復』スキルを使うと、ゴーレムは数千年ぶりに再起動。そのゴーレムこそ、かつて世界を支配したといわれる伝説の古代兵器だった。
言葉を話す相棒を手に入れたシエラは、自身のスキルが壊れた古代遺物に対して絶大な効果を発揮することを知る。
一方、シエラを追放した勇者パーティーは、装備の劣化と連携の乱れから、みるみるうちに落ちぶれていき……。
付与術師のシエラは、勇者パーティーから突然の追放を宣告された。
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行く当てもなく彷徨うシエラが辿り着いたのは、誰も足を踏み入れない「忘れられた遺跡」。そこで彼女は、半壊した状態で眠る一体のゴーレムを発見する。
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