恋愛 紅茶小説一覧
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茶葉専門店を営む家に次女として生まれたセリナ・カローリアには婚約者がいた。
だが、ある日突然、婚約をなかったことにしたいと言われてしまう。
しかも、その理由は、明らかにワガママでしかないものだった。
元々婚約者に特別な感情はそれほど抱いていなかったセリナだが、結婚を楽しみにしてくれていた母が悲しむところを想像すると憂鬱にならざるを得ない。
そんな憂鬱な帰り道、彼女は、なぜか倒れ込んでいる人物を発見。
空腹を訴えるその人物を放っておけず、セリナはその者を自身の家へと案内する。
それが、セリナと食べ物好きの青年シュヴェーアの出会いとなった。
※2020.1.16~2020.3.2 に書いていたものです。
文字数 113,356
最終更新日 2020.10.13
登録日 2020.09.24
毎日バタバタと仕事に追われる派遣社員の紗綾。休みの日に偶然、大好きな紅茶のお店を見つける。以来、休みの日はそこでのんびり過ごすのがお気に入り。そんなお店のマスターは?
文字数 3,431
最終更新日 2019.05.02
登録日 2019.05.02
眠れぬ街の全てのお嬢様に捧ぐ――
夜に更新して参ります。毎晩眠れないお嬢様と、彼女を見守る執事との、「眠るまでの時間」を描いたお話です。
お嬢様の眠れぬ夜のお供ができますよう「お気に入り登録」をお願いしますね。
時實 壽夫(ときざね ひさお)(60)
旦那様の若い頃よりお屋敷にお仕えしてもう四十年になります執事です。のんびり屋で、裏表がないとよく言われます。お嬢様の健やかな成長を見守ることが生きがいでございます。
美原 静真(みはら しずま)(25)
見習いのフットマンでございます。現在は時實の後ろについて仕事を学んでいる最中です。眼鏡が似合う真面目で繊細な性格で、「石橋を叩いて渡る」という諺《ことわざ》がぴったりです。お嬢様の前に出る時にはまだ少し緊張しているようです。クイズが趣味なんですよ。
文字数 6,908
最終更新日 2019.06.27
登録日 2019.06.22
飛行船。そこは現実逃避の為の場所で、現実を見つめる為に必要な場所――。
「俺を特別な存在にしてくれませんか?」
彼――セツナが被る赤いキャップの下、収まりの悪そうな長い前髪の奥から気持ちに応えて欲しいと訴えてくる彼の目を見上げたまま、わたしは動けなくなった。
わたしに縁の無さ過ぎる言葉に、一瞬頭の中が真っ白になった。
「ほ、保留で」
取り敢えず何か、と咄嗟に口をついたのがそれだった。
グルグル回る思考を尻目に、澄み切った青空を、飛行船が呑気に泳いでいた。
図書館勤めのわたし『紬』が、『セツナ』からの告白によって飛行船でティーマスターをしている『本処さん』への憧れの気持ちを恋心に昇華して、招いた結果とは。
全12回。
☆メモ☆
2015年1月 二次創作で頒布
2017年9月 一次創作に直してpixiv掲載
2018年8月 それを更に修正してカクヨム掲載
2019年 更にこちらで公開
文字数 27,421
最終更新日 2019.09.11
登録日 2019.06.26
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