「ホラー」の検索結果
全体で7,616件見つかりました。
文字数 3,157
最終更新日 2025.04.27
登録日 2025.04.25
『共有された終末:僕の予知夢と、親友の最適解』
「なぜ僕だけが未来を知り、なぜ親友だけが正解を知っているのか。僕らが世界を救う鍵は、親友との『別れ』の先にある──。」
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キィィィィィン――。
不意に、ごく微かな高周波音が脳に突き刺さった。
平和だった午後の授業。その穏やかな空気を引き裂くように、不快な音は少しずつ、確実に音量を増していく。
「な、なんだよこの音…」
「頭痛くなってきた…」
教室のあちこちで、そんな囁きが伝染していく。
僕だけじゃない。全員に、この音が聞こえている。
その事実に気づいた瞬間、安堵ではなく、得体の知れない恐怖が背筋を駆け上がった。
そして、唐突に。
全ての音が、消えた。
まるで世界から音が奪われたかのような、真空の沈黙。
次の瞬間。
ズグゥン…ゴゴォゴ…ゴ…ゴ…ゴゴゴゴォ…!
鼓膜を突き破るような轟音と共に、凄まじい衝撃が僕たちの体を叩きつけた。
舞い上がる粉塵、砕け散るガラス、生徒たちの絶叫が、阿鼻叫喚のオーケストラを奏でる。
やがて、粉塵がゆっくりと晴れていく。
僕が呆然と見つめる先、吹き飛んだ壁の向こうには、何度も夢に見た光景が広がっていた。
熟しすぎた果実のように、赤黒く染まった天。
そうだ。知っていた。
僕は、この光景を知っていた。《《夢じゃない》》。これは、現実だ。
遥か上空、渦を巻く雲の裂け目から、ゆっくりと「ソレ」は姿を現す。
一つの巨大な「眼球」。その中心にある底なしの瞳が、地上の僕らを、ゴミのように見下ろしていた。
絶望と、なぜかほんの少しの安堵が入り混じった、奇妙な感覚。
世界が終わることを、心のどこかで受け入れてしまっている自分がいた。
だが、僕の隣で、幼馴染の鈴木仁だけは天を見ていなかった。
彼は、床の瓦礫の影から染み出す、黒い液体のような「何か」を睨みつけていた。その「何か」が、近くで動けないでいる女子生徒に滑るように近づき、その体を躊躇なく引き裂く。
予知夢には、決して出てこなかった光景。
僕の思考は完全に停止し、手足の震えが止まらない。
「夢見てる場合か!今は《《生きることだけ》》考えろ!」
仁が、僕の腕を掴み、無理やり走り出させる。
その手は、驚くほど冷静で、力強かった。
なぜだ、仁。
なぜお前は、この地獄の中で、まるで『答え』を知っているかのように動けるんだ?
なぜ僕だけが、この世界の終わりを知っていたんだ?
僕の『予知夢』と、親友の『最適解』。
二つの秘密が重なる時、世界の本当の姿が牙を剥く。
これは、絶望的な世界を生き抜く、僕と彼の物語。
文字数 41,332
最終更新日 2025.08.29
登録日 2025.07.24
文字数 347
最終更新日 2020.09.13
登録日 2020.09.13
寂れた商店街の暗闇で、男はある老婆と出会う。
聞けば、老婆には時を戻す力があるらしい。
老婆は望まれた通りの時代に男を戻すが、男を待ち受けていたのは……。
※他サイト様でも掲載中です。
文字数 2,010
最終更新日 2024.10.26
登録日 2024.10.26
【あらすじ】
桜が満開を迎えた日の夕暮れ、平穏な日常はAIによるサイバーテロで一変した。
現実と仮想世界は融合し、空想は次元を超えて現実になる。動乱に取り残された人々は怪物と化して人を襲い、街は生と死が隣り合う危険地帯となった。
少女は確信する。この事件が、自作の小説『トワイライト・クライシス』を精巧に再現したものであると。
少女は決意する。原作者自ら主人公となって、物語も現実も理想の結末へ導くことを。
「大丈夫。あたし、バッドエンド嫌いだから」
確かな想いと揺らぐ現実が交錯する戦いの果て、黄昏の先に待つ結末とは……
願いと絆の物語が、今――桜とともに、花開く。
※本作は他サイトでも同時連載しております
文字数 255,895
最終更新日 2026.01.06
登録日 2025.04.09
他のお話とは違い、グロ系です。
読んでいただけるのは嬉しいですがご注意下さい。
聖嶺白金女学院は、深窓の令嬢が通う幼稚園から大学まで一貫した良妻賢母主義の学院だ。その学院には「願いの十字架」と呼ばれる伝説がある。持ち主の願いを叶えてくれるその十字架には秘密があった?
学園に通う少女が、自分の出自と共に血に囚われて行くーーー。
文字数 6,307
最終更新日 2020.08.23
登録日 2019.05.26
ごく普通の男子高校生・棗(なつめ)の前に現れたのは、謎めいた美しい少年・マサキ。艶やかな長髪を揺らし、女装して現れた彼を前にして、棗は不意に幼少期の記憶を呼び起こす。それはマサキと過ごしたひと夏の思い出。昼となく夜となく繰り返された性の饗宴――。マサキに誘われるがまま公衆便所の個室で性交へと及ぶ棗は、以後、度々ふらりと現れるマサキと交合を繰り返すようになる。そんなおり、自称霊感持ちの従姉・ひばりにマサキの存在を知られてしまうが、彼女は棗が忘れていた過去のある出来事を告げて――。
※性的表現多めかも。その他の注意事項はタグをご確認ください。
文字数 27,147
最終更新日 2020.12.11
登録日 2020.12.06
気がかりな夢から目が覚めるとゾンビになっていた大学教員の俺。何故か理性は残っているが、生前の記憶はきれいに失われていた。
戸惑う俺の前に、ゾンビに追われて逃げてきたらしい制服姿の美少女が現れる。
ウイルスに感染してしまった彼女を助けるために向かった大学病院で俺を出迎えたのはこれまた超美人の女医さんだった。しかも女医さんはかつて俺と恋愛関係にあったと言う。
二人の美女との関わりの中で徐々に明らかになる自分の過去。
誰が何のためにゾンビ化ウイルスを作ったのか。
そして生存者を執拗に追ってくる防護服を着た謎の男達。
ゾンビパニックを舞台にしたちょっと切なくちょっとコミカルなラブストーリー。
アクション要素少なめ、ホラー要素なし、恋愛要素・切なさ要素多め。ハッピーエンドです。
登録日 2020.12.26
小野悠介は父親の仕事の都合で、T県の三崎町へと引っ越してきた。
新居となる家のエアコンの調子が悪く、不動産会社へ連絡をするも業務を委託している会社が繁忙期の為、こちらに来れるのが一番早くて六日後になるという。
夏休み中の悠介は、涼める場所を探して町を散策することにした。だが町唯一の公共施設である図書館は八月下旬まで改修工事で閉館中。
仕方がないので山手を歩いていると、古びた木製の看板を見つける。どうやらこの先に池があるようだ。
好奇心と涼を求め、悠介は看板の指し示す道を進んで行くがーー。
現代の田舎を舞台にした、妖しくも美しいダークホラーです。
文字数 20,142
最終更新日 2023.09.15
登録日 2023.09.15
