「永」の検索結果
全体で3,933件見つかりました。
伝説と呼ばれた女神。その女神が死んだ時、その娘が新たな女神となった。その娘の名は...レイナ。レイナはある出来事で禁忌を犯し、夜叉へと化した。だが、夜叉の姿は不完全で背に黒い翼が生えてきた。そんなレイナは人間の世界である男と出会う。それがどんな運命を招くかはわからない。ただ世界が新たに変わることは確かだった。そして、レイナの禁忌を犯した理由が明らかになる時、レイナの過去が明らかになる。レイナの過去に何があったのか...。因縁の相手との死闘、そこから生まれるのは憎しみか悲しみか、それとも...。いまここからレイナの運命が変わる
文字数 10,881
最終更新日 2016.08.24
登録日 2016.08.19
結びつくのが決まっていたことのように
二つの星が同じ時代に存在して
誰かが勝手に名前をつける。
衝動に駆られ
魅力に溺れ
永遠に愛でたくなるような
星と星の物語。
文字数 5,681
最終更新日 2017.03.28
登録日 2017.03.21
俺、永井輝陽は義妹である永井紅葉と住んでいた。そんなある日、突然紅葉が俺に「ライトノベルを書きたい」と言ってくる。ラノベをこよなく愛する俺は、そんな妹を応援すべく、妹と一緒にラノベを書き始める。しかし、妹の書くラノベがなんとラブコメだった?!
文字数 2,997
最終更新日 2018.07.10
登録日 2018.07.07
平民なのに、ここまで愛されるのは、ちょっと不思議。
令嬢レニンが平民の僕(フッド)を愛したせいで、世界は少しだけ変わるかも???
文字数 8,840
最終更新日 2021.06.19
登録日 2021.06.14
桜の花びらを摑もうとしていた那也を見つけた由羽。
最初は面白い子を見つけた、程度に思っていたけど……。
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六花の恋シリーズ第三話!
さゆと晃の息子のお話……
タイトルを『六花の恋3-俺の運命はこの子だけです。-』から変更しました。
六花の恋シリーズは一話ごとに主人公がかわりますので
どこから読んでいただいても大丈夫です!
表紙にある順番は、時系列順になります。
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司由羽
Tsukasa Yuu
咲雪と晃の長男。
高1。
父に似てダウナー。
王子扱いされている。
遠江那也
Toutoumi Naya
姉御肌というかもはや母親気質。
学園のアイドルくんの幼馴染。
司菜雪
Tsukasa Nayuki
咲雪の妹。
由羽の同い年の叔母。
学校では由羽とはイトコで通していて、周囲からは由羽と景が王子、菜雪は姫と呼ばれている。
雪村景
Yukimura Kei
晃の弟。
由羽の同い年の叔父。
菜雪一筋。
松永学
Matsunaga Manabu
学園のアイドルくん。
桑折日菜
Koori Hina
???
司羽咲
Tsukasa Usa
由羽の妹。
中二。
2022.6.27~7.5
Sakuragi
文字数 55,797
最終更新日 2022.07.05
登録日 2022.06.27
あっぱっぱ、この物語はフィクションです。実在の人物や、団体などとは一切 肉体関係も愛情関係もありませんので悪しからず。作品を鑑賞するときは、精神状態を可能な限り明るくして、作者の意図からは出来る限り遠く離れ、既成概念からはなるべく逸脱して御覧下さい。また、本篇の一部にノイズが発生しておりますが、作品自体の品質に於いては何ら問題は御座いませんので、ご了承下さい。そして、この作品の内容には不適切な比喩や、配慮すべき表現事故、千年の誤読、虚実の誤謬、趣味嗜好の濫用、不純形而上交遊、言語感覚の老成麻痺、ことばの解体業者による不法投棄、支離滅裂な思考占拠、思念舞踏会、被害妄想パラノイア、世にも奇妙な諧謔図鑑、反社会的マインドマップ、有害ルネッサンス、ネオシュールレアリスモ、大規模なソサイエティに挑む闇の俳諧師 ... 等々、多数のぶざまな生きざまが収録されておりますが、執筆当時の作者の精神的状況を鑑みて、作品は風吹鴉;オリジネイター、一部無修正にて「永遠」と云う字を切り盛りしておりますので、ご了承ください。それではァあああああ!!!!!
文字数 5,074
最終更新日 2022.10.01
登録日 2022.10.01
中学1年生の僕の頭に、異世界の大賢者と自称する霊?が住み着いてしまった。彼は魔法文明が栄える世界で最も尊敬されていた人物だという。しかし、考えを共有する形になった僕は、深く広い知識は認めるけど彼がそんな高尚な人物には思えない。とは言え、偉人と言われた人々もそんなものかもしれないけどね。
僕は彼に鍛えられて、ぽっちゃりだった体は引き締まったし、勉強も含めて能力は上がっていったし、そして魔法を使えるようになった。だけど、重要なのはそこでなくて、魔法に目覚めるための“処方”であり、異世界で使っている魔道具なんだよ。
“処方”によって、人は賢くなる。そして、魔道具によって機械はずっと効率が良くなるんだ。例えば、発電所は電子を引き出す魔道具でいわば永久機関として働く。自動車は電気を動力として回転の魔道具で動くのだ。これを、賢くなった人々が作り、使うわけだから、地球上の温暖化とエネルギーの問題も解決するよね。
そして、日本がさらに世界の仕組みがどんどん変わっていくのだけど、その中心に大賢者が取り憑いた僕がいるんだよ。僕はもう少しのんびりしたいのだけどね。
文字数 320,249
最終更新日 2022.11.28
登録日 2022.10.08
「予算案を通したいなら、俺の条件を呑め。――今夜、俺の部屋に来い」
憲政史上初の女性内閣総理大臣・九条 凛(くじょう りん・36歳)。
すべてを犠牲にして国の頂点に立った彼女の前に立ちはだかるのは、野党第一党の党首であり、かつて凛が捨てた元恋人・加賀美 瑛士(かがみ えいじ・36歳)だった。
支持率低迷、党内孤立、進まない法案。
追い詰められた凛に、瑛士は「政治的な協力」と引き換えに「身体の関係」を要求する。
国会では冷徹に凛を追及し、夜はその身体を執拗に愛して支配する瑛士。
「総理大臣なんて辞めて、俺だけの女になれ」
それは復讐か、それとも歪んだ独占欲か。
嘘と秘密、国益と情欲が絡み合う、永田町で最もスキャンダラスな恋。
文字数 8,165
最終更新日 2026.02.04
登録日 2026.02.04
外資系コンサルティングファームで「鉄の女」と畏怖されるエリートマネージャー、一ノ瀬遥(28歳・年収1500万)。 完璧なロジックを至上命題として生きてきた彼女は、ある日コンペに敗北し、絶望の淵に立たされる。 泥酔し、夜の街で路地裏に引きずり込まれそうになったところを救ってくれたのは、冴えない二十歳の男子大学生……ではなく、裏で世界の資本を操る天才相場師であり、北欧の巨大投資一族の血を引くバケモノ・佐藤通(トール)だった。
「俺の前では、そんな鎧、いらないでしょ」
その夜を境に、彼女の「無敵のロジック」は彼によって根本から再定義(ハック)されていく。 日中のオフィスでは、彼が裏で操る資本の力を用いて、かつて自分を見下した元恋人や老害役員たちを容赦なく「ざまぁ」し、日本の血流を支配する女王として君臨。 しかしその服の下には『遠隔操作ローター』を仕込まれ、白昼の重要会議中であろうと、大勢の部下の前であろうと、青年の指先一つの操作で絶頂へと突き落とされていく。
自立の象徴だったマンションを勝手に解約され、個人資産も信託に組み込まれて、すべての退路を焼き払われた遥。 さらには彼と同じ時間を生きるため「未承認の遺伝子治療(若返り)」に手を染め、一族の血脈を宿す「永遠の揺り籠(産む機械)」として、心身ともに完全降伏(サレンダー)していく――。
社会の頂点で戦う無敵のエリート女性が、激重な愛と資本の暴力で退路を断たれ、究極の甘やかしの中で「ただの極上の雌」へとメルトダウンしていく、狂おしくも美しい隷属の記録。
「※本編はハッピーエンドです(そのつもりです)」
「※年下スパダリによる激重な溺愛とざまぁが含まれます」
【重複投稿のお知らせ】
本作は「小説家になろう」に以前掲載したものです。すべてトール本人による公式な重複投稿であり、無断転載ではありません。
文字数 96,399
最終更新日 2026.07.31
登録日 2026.07.05
永い眠りから目覚めた見ため少年のオズウェルと、特殊な力を持つ家系に生れたて少女ヴィヴィアンが旅に出た。二人は行く先々で騒動を起こしたり、巻き込まれたりしながらも旅を続ける。全ては、ある者を探すために。
文字数 21,084
最終更新日 2018.10.21
登録日 2018.09.30
派閥争いという新しい戦いが始まった。
国保内で始まる内部争い。
主要登場人物一覧
望月輝人(37)…3代目主人公 国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊長
片倉陵(32)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊主任
河内慶六(34)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員主任
永井大介(30)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
浦渼祐輝(44)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
海野崇(25)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
北海遼(23)…国家保安庁特殊科特例組織機動急襲捜査部隊員
赤木龍一(58)…国家保安庁3代目長官
文字数 13,437
最終更新日 2023.09.15
登録日 2023.09.15
救命センターの救命医である藍場。救える命と救えない命の狭間で、彼は次第に医師を志した動機を忘れさせ、感情をなくしていく。表情1つ変えない彼の事を周りは「無情Dr(heartolessDr)」と呼ぶ。藍場には、不思議な力がある。人が持つ、感情が色で見える。
この事は、幼馴染みで看護師の赤名 美桜しか知らない。
ある日、意識不明の60代の女性が運ばれてくる。彼女を診た藍場は驚く。余命いくばくもない女性が持つ色は虹色に輝いている。「何故、この女性は虹色の輝きを持つのか?」ベッドの傍らで静かに眠る女性を見る藍場。意識のない女性が、困惑する藍場の手首を掴んだ時、彼は意識を失う。
時は、25年前。ある男が、山間部にある診療所で目覚める。男の名前は、碧 蒼空。彼は記憶がない。蒼空は、ひょんなことから、6人の子供達が暮らす児童養護施設で働く事になる。一緒に働く看護師小川桜、言葉を発する事ができない、お下げ髪の少女、美桜と子供達に囲まれながら、暮らす蒼空。
蒼空が目覚めて3日目。1人の少年が、児童養護施設にやってくる。少年の名前は、藍場 省吾。感情をなくした少年には、人の感情を色で見る事ができる不思議な力がある。蒼空は省吾と出会ってから、少しずつ記憶を取り戻していく中、次第に、小川桜に惹かれていく。また、省吾も施設の人達と暮らす中、次第に感情を取り戻していく。
穏やかな日々、桜と子供達との幸せな時間が永遠に続く事を切に願う蒼空。
しかし、穏やかな日々は続かない。
桜の大病と嵐の日に消えた美桜。記憶を取り戻していく度、消えていく自分の存在だと気付く。
消えゆく空は?蒼空と省吾の関係は? 美桜はどこに消えたのか? 桜との恋の行方はどうなるのか?
蒼空が全てを思い出す時、全てがつながる。
文字数 132,840
最終更新日 2025.03.28
登録日 2024.09.08
【災厄の教団】に捕らえられ、魔力も魂の器もない「ゴミ虫」として踏みつけられてきた十七歳の奴隷、サルゴン。
絶対的な魂消滅呪文が彼の胸を貫いた瞬間、宇宙の因果律が完全に破綻した。
消去すべき魂が存在しない絶対の矛盾――。
十億年の封印を破り、サルゴンの内側で【根源の意識】が目を覚ます。
脳内に冷徹なシステム音声が鳴り響き、二つの絶対法(アトリビュート)が解放された。
◆【Sovereign Void(虚無の主権)】――あらゆる物質、魔法、概念の歴史を世界のタイムラインから消去(デリート)する力。
◆【Ruler of Authority(支配の権能)】――すべての下位法則、元素、そして有限の魂を絶対的に服従させる力。
サルゴンは漆黒の星鉄船【アル・メラジ号】を駆り、無限のマルチバース、異なる時間軸、そして神々が浮島のように漂う広大な【星の海(エーテル・シー)】へと舵を切る。
傲慢な【永劫の神々(エオン・ディティス)】すら、彼の手にかかれば一瞬にして『無』へと還る。
「世界が描かれる前から、虚無はすでにそこに在ったのだ」
圧倒的なスケールで描かれる、神殺しの宇宙巡航ハイファンタジー、ここに開幕!
文字数 20,452
最終更新日 2026.08.29
登録日 2026.08.29
君に永遠の愛を
レンタル有り精密機器部品を製造する町工場で事務として働く侑依は、とある企業のパーティーで、 誰もが見蕩れる魅力的な弁護士、冬季と出会う。かつてないほど強く惹かれ合い、交際期間もそこそこに彼と結婚した侑依。彼女は、最愛の彼と添い遂げる未来を、なんの疑いもなく信じていた。――しかし今、二人の関係は「元」夫婦。彼を忘れるために新たな生活を始めた侑依だけど、冬季はこれまでと変わらぬ愛情を向けてくる。その強すぎる愛執に侑依は戸惑うばかりで……。愛する気持ちは止められない! 離婚した元夫婦の甘美なすれ違いロマンス。
文字数 254,686
最終更新日 2019.03.18
登録日 2018.05.21
永野まさと。という1人の少年が引き起こす、勘違いBL!
ゲイのまさとは自分がゲイという事を凄く嫌っていた。こんな自分を好きになってくれる人などいない。 そこで、女性を好きになるべくマッチングアプリを登録。そこで出会った女性がー
BL好きの方ならなんとなくでも分かる展開。だが上手くいかない!?
素直な少年×優しい嘘つき少年!
是非ご覧ください!
文字数 5,567
最終更新日 2024.04.01
登録日 2023.03.16
『――だから決めたんだ。どんなことがあったとしてももう君に嘘は吐かないって。』
とあることがきっかけで人の嘘を見破る能力が芽生えた詩月は、息をするように嘘を吐く人間のことを信じることができない。
詩月はどこか人と距離を置きつつもそれとなく日々を過ごしていた。
そんな詩月には大嫌いな幼なじみがいる。詩月のことを気にかけて心配し続ける凪人。
凪人は昔、嘘を吐いたせいで詩月の病気の発見が遅れてしまったことを悔やんでいた。
話しかけることも視界に入ることもなく、少し離れたところから詩月のことを見守り続ける凪人。
そんな凪人のことが詩月は大好きで、それから大嫌いだった。
ある日、詩月は自分の病気が再発したことを知る。
時を同じくして、凪人は自分が現代の奇病、通称『眠り姫』に罹ってしまったことを知った。
それは身体に充満していく毒素を中和するため、長い眠りについてしまうという病だった。
凪人は自分の病のことを伏せ、詩月に寄り添うことを決めた。
ただ凪人のそばで笑っていたい。
凪人と一緒の未来を思い描き手術を受けることを選ぶ詩月。
そんな詩月が凪人にしたお願いは
『目覚めたとき、そばにいてほしい』
ということだった。
詩月の願いを叶えるために、凪人はある決断をする――。
これは嘘を見破ることのできる能力をもった余命僅かな少女と
『眠り姫』という現代の医学ではどうにもできない病に罹ってしまった少年の
優しくも切ない恋物語。
「目覚めたとき、必ずそばにいるって約束する」
そのために、たとえもう二度と眠りの世界から戻れなくなったとしても――。
文字数 100,148
最終更新日 2024.08.03
登録日 2024.08.03
ーー1000年後、彼は“ただの教師”として、静かに生きていた。
魔導学院の朝は、鐘の音と共に始まる。
学生たちのざわめき、風に揺れる旗、空を舞う鳥たち――今日も世界は平和だ。
そんな学院の一角、静かな教師控室の奥。
整然と積まれた書物の山の中、一人の青年が眠たげに紅茶をすする。
彼の名は、ノエル=アーケイン。
魔導学院の教師。人形のように整った中性的な顔立ちと、常に感情を読ませぬ無表情。
ただの無気力教師――そう見えるだろう。
だが彼の正体は、かつて世界にその名を轟かせた【千年前の賢者】。
さらにその前世は、“極道”という異世界の裏社会に君臨した存在だった。
「……相変わらず、無駄に賑やかな場所だ」
カップを置きながら、ノエルは小さく息をつく。
学院内では自分の姿を魔法でごく普通の青年に見せている。エルフの長命種であることも、賢者だったことも、誰も知らない。知られる気も、なかった。
――関わりは、いずれ別れを生む。
それを知っているからこそ、距離を保ち、無関心を装う。
ただし。
(……あれだけ騒がしいのに、また一人で決着つけようとしてるな。バカが)
ノエルの視線が、窓の外にちらりと向く。
学院の訓練場で、ひとりの青年が模擬戦を行っている。
剣士科の主席、カイ=ルグラン。素直で努力家、面倒見がよく、教師たちの間でも評判の良い生徒。
そしてなぜか、ノエルにだけ懐いていた。
(……ああ、もう)
椅子を押しのけて立ち上がると、ノエルはゆっくりと歩き出す。
窓の外、カイの背中が剣を振るうたびに、かつての己の弟子たちの影がよぎる。
1000年の孤独が染みついたノエルの心に、また一人、入り込もうとしている――。
文字数 6,989
最終更新日 2025.05.07
登録日 2025.05.07
「もしも、世界中で自分だけが、消えゆく少女の『存在』を知っていたら?」
本作は、どこにでもいる17歳の男子高校生・瀬戸口湊と、クラスの中心人物だった一ノ瀬凛を軸に描かれる、残酷で美しい**「存在の等価交換」**の物語です。
1. 始まった「消失」と、唯一の目撃者
物語は、ある秋の放課後、クラスの太陽であるはずの凛が「誰からも認識されなくなる」という不可解な現象から幕を開けます。先生も、親友も、家族ですら彼女を素通りしていく絶望。その中で、なぜか「影の薄い」平凡な少年・湊だけが、彼女を見ることができました。
世界から切り離された二人の、静かで孤独な共闘が始まります。
2. 「他人」から「なくてはならない存在」へ
最初は接点すらなかった二人。しかし、彼女の存在を世界に繋ぎ止めようと奔走する湊の献身によって、二人の距離は急速に縮まっていきます。
• 自分の声を届けるために、あらゆる手段を講じる湊。
• 絶望の中で、湊の視線だけを命綱にする凛。
共通の秘密を抱える中で、二人はお互いの夢や弱さを知り、単なる同級生を超えた「唯一無二の存在」へと変わっていきます。それは、恋という言葉では足りないほどに純粋で切実な絆でした。
3. 奇跡の歌声と、残酷な代償
湊の発案した「歌」という奇跡によって、凛は再び世界にその存在を認めさせ、人々のもとへ帰還します。しかし、物語はハッピーエンドでは終わりません。
「誰かが光を浴びるなら、誰かが影を背負わなければならない」
凛が色鮮やかな日常を取り戻していく一方で、今度は湊の存在が急速に透けていく――。ラスト、救ったはずの少女にすら認識されなくなり、世界から完全に消去される湊の姿は、読者の心に深く突き刺さります。
◆ 本作の読みどころ
• 心理描写のリアリティ: 自分が消えていく恐怖と、自分だけが彼女を知っているという歪な特別感。
• 逆転する関係性: 影の薄かった少年が、最後には少女の光のために「影そのもの」となって消えていく構成。
• 切なすぎる結末: お互いが必要不可欠な存在になった瞬間に訪れる「永遠の別れ」。
「誰かに認知されること」の尊さと、誰かを想うことの究極の形を描いた一作です。
文字数 9,545
最終更新日 2026.03.30
登録日 2026.03.28
昭和の終わりの頃の話である。
春、愛沢真太郎は、留年が確定し、大学五年を迎えることになった。卒業後、郷里の北海道に帰って、稼業の納豆屋を継がなければならなかったが、その前に一年間だけ、組織で働いて、世間を見て、社会勉強をしておこうという計画であった。
そして、知人からのすすめで、衆議院議員の秘書の仕事を受け、永田町通いが始まった。そこでは、数々の事に驚かされる。国会の本会議はものすごく騒がしく、その惨状は小学校の学級会以下で、タダ旅行である議員の外遊も馴れ合いのうちに議決される。選挙民からは就職や裏口入学の依頼が殺到し、その解決方法の絡繰りに感心する。
夏、秘書の森高と梨奈の二人の女性に誘われて、海水浴に行く。そこで梨奈の事務所の代議士秘書が、怪しい機関に登録して、愛人を囲っている事実を知らされる。
秋、秘書会の旅行会に参加させられる。知り合った木ノ内という秘書から、日本の政治と社会が制度疲労した根本的な原因は、定数格差の元での選挙制度にある、と聞かされる。夜は、生まれて初めてお座敷ストリップを体験する。そこで、一番前で裸の女にスポットライトを当てていた文部科学大臣の秘書官を見て、政治家の秘書もただの男だと認識する。
冬、世話になっている事務所に歳暮を配りに行く。ある事務所では、秘書たちが木刀を振りまわしている。タカ派のこの連中は右翼団体と結託して、闇の収入を得ている。またある事務所では、代議士が秘書の女に強姦まがいのことをしている。
沢山のことを経験した真太郎にとってのこの一年間は、最高の社会勉強となった。おまけに議員会館内で知り合った美しい女性と結婚することになり、真太郎の春は、この上なく深まっていく。
文字数 61,443
最終更新日 2026.06.15
登録日 2026.06.15