「maru」の検索結果
全体で142件見つかりました。
「お前さ、家政婦以下だよな」
結婚十五年。夫と姑に言いたいことを全部飲み込んできた主婦・杉本朋子(39)は、ある夜、台所で倒れた。
目を覚ますと、そこは異世界の伯爵家。朋子が入っていたのは、十八歳の令嬢ロザリーの体だった。
流れ込んできたのは、ロザリーの最後の記憶。夜会の真ん中で、婚約者の公爵令息に嘘の罪を着せられ、婚約を破棄された。誰ひとり庇ってくれなかった。そしてその夜、ロザリーは自ら命を絶とうとした――。
なのに公爵家から届いた手紙には、こう書かれていた。
「同情を引くための狂言であろう。名誉を傷つけた詫びとして、領地の採掘権を差し出されたし」
……ふざけないで。
十五年、何を言われても我慢してきた。でも、これだけは飲み込まない。
嘘泣きの浮気相手には日時と証拠を。見栄っ張りの公爵夫人には、姑歴十五年の切り返しを。この子をここまで追い詰めた全員に、遠慮なく言い返してやる。
その反撃に、笑わないはずの皮肉屋の宰相補佐アルベールまで、なぜか目を離せなくなって――。
文字数 46,428
最終更新日 2026.10.26
登録日 2026.10.24
皆様のおかげでHOT女性向け1位に届きました!ありがとうございます!
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子爵夫人ミレイユは、嫁いでからの七年間、「母親なんだから」「妻なんだから」「嫁なんだから」と言われるたびに我慢を重ねてきました。
熱を出した娘を一晩中看病した朝、夫に「寝不足の顔を人前に出すな」と言われたとき、ミレイユの中で何かが切れます。
「今日から、私は我慢をやめます」
夫は笑って流しました。姑も、義妹も、誰も気づいていません。亡き父が嫁入りの日に持たせた小さな箱の中に、妻が我慢の終了を宣言した日から、婚家が「母親だから」を理由に何ひとつ強いることができなくなる特約書が眠っていたことを。
朝食は作りません。夫の装備の手入れもしません。義妹の浪費には、品目ごとの請求書を出します。
ミレイユが我慢をやめるたびに、オルフェン子爵家は少しずつ回らなくなっていきます。やがて明るみに出る持参金の使い込み。夫と姑は初めて、自分たちが何を「当たり前」にして奪ってきたのかを知ることになります。
「どうか戻ってきてくれ」と言われても、もう遅いのです。
文字数 133,563
最終更新日 2026.10.23
登録日 2026.10.09
10/6.7.8.9 完結までの4日間連続 HOT女性向け1位!!みなさまありがとうございます!
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「君は何もしていない」
夜会の真ん中で、婚約者のユリウス様はそうおっしゃいました。百人からの貴族が聞いている前でした。
わたくしがヴァルトハイム公爵家に入ったのは三年前、花嫁修業という名目でのことです。朝は五時に起きて使用人に一日の指示を出し、厨房に献立を通し、帳簿をつけ、領地から上がってくる陳情を仕分けて、出入りの業者と値段を詰めて、社交シーズンの招待状を百二十通手配しました。去年もその前も、同じことをしています。誰にも申し上げたことはありません。一度も訊かれませんでしたので。
ですから「何もしていない」というお言葉は、たぶん正しいのだと思います。あの方の目には、本当に何も映っていなかったのでしょう。
承知しました。では明日から、本当に何もいたしません。
鍵束をお返しして、帳簿をお返しして、わたくしは屋敷を出ました。引き継ぎ書は書いておりません。どなたからも求められませんでしたから。
三日後、公爵家の朝食は誰も時間を知らないまま冷めていったそうです。一週間で出入りの業者が消えて、二週間で使用人が七人辞めたと聞きました。わたくしはそのころ北の辺境におりましたので、全部あとから人づてに知ったことです。
ところでその辺境の領主様は、わたくしの顔でも家柄でもなく、三年前にわたくしが書いた帳簿の字を見て「これを書いたのはあなたか」とおっしゃいました。三十二歳の、やたらと落ち着いた方です。
これは、やって当たり前だと思われていた女が、自分の名前で呼ばれるようになるまでの話です。
※本編完結済み
※本作品は小説家になろうでも掲載しています。
文字数 167,509
最終更新日 2026.10.11
登録日 2026.10.02
政略結婚で伯爵家に嫁いだリゼットは、夫ガルドと義母に「飾りの妻」「気楽でいいですね」と見下され続けていた。 けれど夫は知らない。先代の浪費で膨らんだ伯爵家の借財の八割を、彼女が実家の商会の名義で買い集めていることを。 「ええ、気楽にしております」 微笑んで紅茶を飲む彼女の手元には、夫の首を締める債権証書があった。 夜会で妻を笑いものにする夫、愛人を連れ込む義母、そして初めて妻の手腕を知る隣国の若き財務卿。 気楽な妻が、気楽に期日を確認していく。
文字数 107,880
最終更新日 2026.10.16
登録日 2026.10.08
伯爵夫人ミレイユは、結婚してから一度も夜会に出たことがない。夫のディートリヒが「妻は病弱で外に出られない」と社交界に言いふらしていたからだ。本当のミレイユは風邪ひとつ引かない体で、ただ屋敷に閉じ込められていただけだった。
夫の隣で夜会に出ているのは従妹のカミラ。夫は彼女に「妻とはもうすぐ離縁する」と囁き、周囲には「妻は浪費家で困っている」とこぼしていた。
そのすべてを知った日、ミレイユは静かに微笑んだ。
「旦那様がそうおっしゃるなら、お言葉に甘えて療養に参りますね」
向かった先は王家の保養地。そこを治める公爵ルシアンは、診察を終えて首をかしげた。
「どこも悪くありませんね。悪いのは、あなたを閉じ込めていた場所のほうだ」
病弱なはずの伯爵夫人は、保養地で誰より元気に過ごす。浪費家のはずの伯爵夫人は、盛大に「散財」を始める。ただしその使い道は、夫が隠していたある書類の買い集めだった。
嘘がひとつ本当になるたびに、夫の言葉は社交界で信用を失っていく。そして最後に残った嘘は「もうすぐ離縁する」。
旦那様、あなたがついた三つの嘘、ひとつ残らず叶えて差し上げます。
文字数 80,143
最終更新日 2026.10.07
登録日 2026.10.06
「君の代わりはいくらでもいる」
夕食の席で、夫のローデリック様はそうおっしゃいました。隣には、来月からこの屋敷の采配を任せるという男爵令嬢のミレイユ様が座っていらっしゃいました。
伯爵家に嫁いで五年になります。季節の贈答品を四百家に手配して、どなたがどの茶葉をお好みかを覚えて、領地からの陳情に返事を書き、お義母様の膝の具合に合わせて屋敷の階段に手すりをつけました。夫の上役である宰相閣下の奥様に、毎年欠かさずお誕生日のお手紙を出していたのもわたくしです。夫はご存じないと思います。お話ししたことがありませんので。
承知しました。では代わりの方に、全てお任せいたします。
わたくしは三百枚の引き継ぎ書を書いてミレイユ様にお渡しし、屋敷を出ました。読んでいただけたかどうかは存じません。
十日後、伯爵家の茶会には誰もいらっしゃらなかったそうです。宰相閣下の奥様からは、今年はお手紙が届かなかったとお言葉があったと聞きました。
ところで、わたくしが屋敷を出た朝、玄関には旅支度を済ませたお義母様が立っていらして、「あの家はもう駄目ね。行きましょう」とおっしゃいました。
文字数 109,079
最終更新日 2026.10.13
登録日 2026.10.07
前世で、夫と妹に裏切られ、毒殺された私は――十六歳の自分に死に戻った。
もう二度と同じ未来にはしない。
そう決意した私は、第二王子の婚約者候補から逃れるため、不遇の第一王子・リオン殿下の力を借りることに。
ところが、文通やお茶会を重ねるうち、私は彼に惹かれてしまう。
自分の未来を変えるだけではなく、彼の未来も変えたいと、参加した公務で私は前世の自分が知らなかった事実を、少しずつ知っていくことになる――。
なぜ私は、二度目の人生を生きているのか。
その答えを知ったとき、私は初めて気づく。
この二度目の人生が、ただの奇跡ではなかったことを――。
これは、未来を変えたい令嬢と、彼女の知らないところで未来を繋いだ第一王子の、二度目の恋の物語。
★前回作、私が行方不明の皇女です~生死を彷徨って帰国したら信じていた初恋の従者は婚約していました~ も良ければお読みください!
※本作品はオリジナル作品でAIは補助的利用(AI校正利用)しています
※画像はAI生成したイメージ画像です
文字数 378,252
最終更新日 2026.10.26
登録日 2026.07.18
「セレナこそが真の聖女。お前は、妹の座を妬んで偽りを口にした、卑しい嘘つきだ」 そう断じられ、リーリエは"聖女詐称"の罪で、生まれ育った国を追放された。
けれど――誰も知らない。守護竜の加護を宿す真の神子は、義妹セレナではなく、追放されたリーリエ自身であったことを。すり替えたのは、継母の企み。神殿すら欺いた、周到な嘘だった。
追放されたリーリエは、辺境の花畑で、静かに暮らし始める。
そして数年後。偽りの聖女セレナでは、決して守護竜を鎮められぬまま、国を覆う竜の加護は、日に日に綻んでいった。ついに守護竜が暴走を始め、王国が滅びの淵に立たされたとき――たった一人、竜の前に立てる者がいた。
守護竜を統べる孤高の"竜公"ラーズが、まっすぐにリーリエへと手を差し伸べる。
「竜は、ずっとあなたを待っていた。――私も、だ」
今さら国が「帰ってきてくれ」と縋ってきても、もう遅いのです。だってわたくしは、もう、この竜と、この人のものなのですから。
文字数 5,499
最終更新日 2026.10.13
登録日 2026.10.13
伯爵令嬢のアディルは王宮魔術師団の副団長サンディル・メイナードと結婚しました。
でも婚約してから婚姻まで一度も会えず、婚姻式でも、新居に向かう馬車の中でも目も合わせない旦那様。
いくら政略結婚でも幸せになりたいって思ってもいいでしょう?
このまま幸せになれるのかしらと思ってたら⋯⋯アレッ?旦那様が2人!!
どうして旦那様はずっと眠ってるの?
唖然としたけど強制的に旦那様の為に動かないと行けないみたい。
しょうがないアディル頑張りまーす!!
複雑な家庭環境で育って、醒めた目で世間を見ているアディルが幸せになるまでの物語です
全50話(2話分は登場人物と時系列の整理含む)
※他サイトでも投稿しております
ご都合主義、誤字脱字、未熟者ですが優しい目線で読んで頂けますと幸いです
※表紙 AIアプリ作成
文字数 137,446
最終更新日 2024.11.19
登録日 2024.11.01
夫を戦で亡くした若き未亡人アイリーンは、幼い息子ルカを抱えて婚家を追い出された。遺産を狙う義兄夫婦にとって、身寄りのない嫁とまだ三つの子は邪魔者でしかなかったのだ。
真冬の街で飢えと寒さに震える母子。もう駄目かもしれない。そう思ったとき二人の前に立ったのは、戦場で鬼神と畏れられるあの将軍だった。
軍神ジェラルド。逆らう者を容赦なく屠るその名は、大陸中に轟いている。人々が震え上がるその男に、幼いルカはなぜかまっすぐ手を伸ばした。
そして怖いはずのその人は、母子をそっと拾い上げた。
「腹が減っているのだろう。……うちへ来い」
ぶっきらぼうで、けれどどこまでも温かい。軍神と畏れられた男は身寄りのない母子を守り、幼いルカをこの世の誰より大切に慈しんでくれた。
やがてルカが亡き夫の家の正当な跡継ぎだと知った義兄夫婦が、手のひらを返して「跡継ぎを返せ」と迫ってくる。けれど、もう遅い。この子を、この温かい家を、誰にも渡すものか。
文字数 5,197
最終更新日 2026.10.13
登録日 2026.10.13
「エルヴィラ・フェルン。聖女ミレーユを害した大罪により、処刑を申し渡す」 婚約者だった王太子にそう告げられ、公爵令嬢エルヴィラは、無実のまま断頭台へと消えた――はずだった。
けれど。気がつけば、彼女は三ヶ月前の朝に、立っていた。
すべてを覚えている。偽聖女ミレーユの企み。王太子の裏切り。そして――たった一人、剣を抜いて自分を庇い、共に散っていった、氷血の騎士団長テオドールのことも。
前世では、彼の想いに、最期の瞬間まで気づけなかった。
今度は、違う。私は、すべてを知っている。
偽聖女がどんな罠を仕掛けるのかも。王太子がいつ裏切るのかも。そして、この命を懸けて私を守ろうとした人が、本当は誰だったのかも。
「今度は、あなたたちが破滅する番ですわ。――そして今度こそ、あの人の手を、取ります」
文字数 6,245
最終更新日 2026.10.13
登録日 2026.10.13
「お前のような地味な女、もう用済みだ」 夫である伯爵ユリウスにそう言い捨てられ、アデルは離縁を告げられた。商家上がりの平民の血。派手さも、社交界の華もない、ただ帳簿ばかりつけている地味な妻――誰もがそう嗤ってきた。
けれど、誰も知らない。破産寸前だったこの伯爵家を、五年かけて独り静かに立て直したのが、他ならぬ彼女だったことを。膨れ上がった借財を組み替え、荒れた領地の実りを取り戻し、傾いた家をここまで支えてきたのが、"地味な妻"のその手だったことを。
追い出されるように屋敷を去ったその翌日から、伯爵家の帳簿は、誰にも読めなくなった。
そして――王国の国庫すべてを統べる冷徹の"財務公"、ラインフェルト公爵が、彼女の前に現れる。かつて誰も解けなかった「奇跡の再建」の帳簿を握りしめて。
「この帳簿を書いたのは、あなたですね。――ずっと、あなたを探していた」
今さら夫が跪いて縋ってきても、もう遅いのです。だってわたくしは、正しく価値を見てくれる人に、見つけてもらえたのですから。
文字数 6,746
最終更新日 2026.10.12
登録日 2026.10.12
レティシアの家は斜陽男爵家。明日没落してもおかしくない家だった。そんなレティシアに突然来た縁談。王国内でもトップ5に入る資産家のレオザム伯爵家。絶対何か裏がある!それでも家の助けになるならと嫁ぐ決意をするレティシア。初顔合わせで会ったのは、あり得ないほどの美丈夫な次期伯爵。言葉数は少ないがとても優しい人。ただ考え方に偏りがありちょっぴり頑固。そう思っていたら、初めて夫婦で参加した夜会でレティシアは旦那様の噂を聞いた。
『残念な人?』一体誰の話なの?
それからレティシアは旦那様の汚名返上に奮闘する。
※作者の妄想の産物です
海よりも広い心でお読みください
前作のアンドリューのその後になります
デリスもちょっぴり顔出します
文字数 54,535
最終更新日 2026.05.26
登録日 2026.05.18
「あら アルヴェイン公爵がドゥーカス令嬢をエスコートされていますわ」
「ご婚約されたと噂を聞きましたが、まさか本当だとは!」
私は五年前までこの国の皇女エリシアだった。
暗殺事件に巻き込まれ、幼なじみで初恋の相手だった従者――アルヴェイン公子と共に命からがら隣国、エルダールへ亡命した。
彼の「必ず迎えに来る」その言葉を信じて、隣国の地で彼を待ち続けた……。
それなのに……。
やっとの思いで帰国した帝国の華やかなパーティー会場で、一際目立っているのは、彼と、社交界の華と言われる令嬢だった――。
※校正にAIを使用していますが、自身で考案したオリジナル小説です。
※イメージが伝わればと思い、表紙画像をAI生成してみました。
文字数 495,915
最終更新日 2026.05.03
登録日 2025.11.23
社交界の華である姉の陰で、実家に使用人のように扱われてきた地味な子爵令嬢ノエラ。刺繍だけが取り柄の、誰にも省みられない娘だった。
ある雪の夜、彼女は古い礼拝堂で行き倒れていた男を助ける。名も素性も知れぬ傷だらけの旅人に、ノエラは見返りも求めず、なけなしのパンを分け、凍える手を温め、ただ一人の人間として看病した。数日後、男は「必ずこの恩は返す」と告げて去っていった。
それからひと月。大陸を統べる大帝国の皇帝が、同盟のためこの国を訪れることになった。冷酷無比、氷帝と畏れられる絶対の支配者。后の座を狙って国中の令嬢が着飾って謁見に臨むなか、ノエラの実家は美しい姉を推し立て、地味な彼女には末席での給仕を命じた。
ところが玉座から降りた氷帝は、居並ぶ令嬢たちに目もくれず、まっすぐ給仕のノエラの前で足を止めた。
「ようやく見つけた。名も告げず私を救い、何ひとつ見返りを求めなかった、あなたを」
今さら実家が姉を売り込んできても、もう遅い。皇帝が望んだのは着飾った姉ではなく、地味なわたくしただ一人なのだから。
文字数 5,014
最終更新日 2026.10.13
登録日 2026.10.13
『綺麗過ぎて怖い』と評されるほどの美貌だが、過去のある出来事で、赤子の時に負った胸の火傷痕を必死に隠して生きる、若き町廻り同心・先崎結ノ進。
童顔でお調子者の怠け者、けれど悪の追求には手を緩めない、相棒の柏木朔太郎。
江戸からやって来た謎の浪人・北 十左衛門。
九州の長閑な地方藩で起こる様々な事件。結ノ進達は人々の歓びや哀しみに触れることで仲間との絆を深め、成長していく。そして、江戸で客死したという父親の死の真相、自身の出自の謎にも迫っていく――。
***
●第一話「百両の眠る川」【完結】
『伊吉を返して欲しければ、百両を橋から川に落とせ』
ある日、結ノ進の元に拐かし(誘拐)が起きたとの報せが届く。
薬種屋の息子・伊吉が百両の身代金を要求する文を残して連れ去られたのだ。
身代金の準備が進められる中、結ノ進は相棒の朔太郎や岡っ引きたちと共に探索を尽くすが、伊吉は見つからず、そこに奇妙な要求の書かれた第二の文が届き……。
新たな出会いを通して、結ノ進が辿り着いた拐かし事件の真相とは?
●第二話「ほんとうの人生」不定期更新中
ある日、結ノ進と朔太郎の元に、『頭を打ってから何も思い出せない』と訴える魚屋の男がやって来る。
大家から素性を聞かされても本人は納得していない様子。
結ノ進たちは男の過去を知る人物を見つけるが……。
男は一体何者なのか? 男の求める本当の人生とは?
※表紙イラストとアイコンは阿頼しおん様 (https://tsunagu.cloud/users/shion_maru1)の作品です。
文字数 80,721
最終更新日 2026.10.25
登録日 2026.05.28
十年間、夫と領地のために尽くしてきたセレーネ。
財政難の領地を立て直し、使用人の仕事を肩代わりし、自分の望みさえ後回しにしてきた彼女を、夫のエドガーは「華が足りない」と言い放ち、若く美しい公爵令嬢を選んで離縁した。
金貨五十枚だけを渡され、雨の中、行き場を失ったセレーネ。
そんな彼女の前に現れたのは、伝説の竜王アシュレイだった。
「ようやく、お迎えに上がれました。セレーネ様」
十年前、身分を隠して人間の国を訪れていた彼を、セレーネは何も知らずに助けていたのだという。
竜王の城で新しい生活を始めたセレーネは、持ち前の知識と才覚で国の財政問題を解決し、自分でも忘れていた能力を取り戻していく。
そして、彼女の努力を正当に評価し、何よりも彼女自身を大切にしてくれるアシュレイに、少しずつ心を開いていく。
一方、セレーネを失った元夫の領地は次第に立ち行かなくなっていた。
ようやく彼女の価値に気づいたエドガーは、身勝手にも復縁を求めるが――。
「私は、あなたがいなくても生きていけます」
これは、夫に捨てられた一人の女性が、自分の人生を取り戻し、竜王の溺愛と自らの力で幸せを掴む物語。
もう誰かに選ばれるのを待つだけの女ではない。
今度は私が、自分の人生を選ぶ。
文字数 13,474
最終更新日 2026.10.12
登録日 2026.10.12
10/7 男性向けHOTランキング3位!ありがとうございます。
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メルメデート辺境伯家の次女、リリス・メルメデート。十六歳。
元騎士団長の父、領地を富ませた才女の母、領軍を率いる兄、王国騎士団の若きエースである姉。 何かを成し遂げた家族の中で、リリスだけが何者でもなかった。
一年前に目覚めた炎の魔術も、武門の家には教えられる者がいない。独学の炎は威力ばかり大きくて、狙いは甘く、すぐに息切れする。
そんなある日、持ち込まれたのは顔も知らない侯爵家嫡男との縁談だった。 「このまま誰かの奥さんになって終わるのは、嫌」
置き手紙を残して国境を越えたリリスは、隣国アルヴェリアで身分を隠して冒険者登録をする。 実技試験では試験官を驚かせる火力を見せるが、下された評価は「実戦なら味方を焼く」。
未熟な炎と、使いどころを選ぶ実家のお金と、決して明かせない辺境伯家の名。 手札はいびつでも、使い方次第で戦える。
何者でもなかった令嬢が、自分の名前で認められるまでの冒険譚。
***
本作は小説家になろう様にも投稿しております。
「I will be posting this story on RoyalRoad.com」
https://www.royalroad.com/profile/1105922
文字数 183,369
最終更新日 2026.10.09
登録日 2026.10.05
「せいぜい、化け物の腹の足しにでもなりなさい」 継母と異母妹に嗤われ、伯爵令嬢アイリスは、"人喰いの辺境伯"と畏れられる男のもとへ、厄介払いのように売られていった。
歴代の妻を喰い殺したと噂される、血染めの辺境伯ジーク・ヴァレンシュタイン。国境の魔物を屠り続ける、この国最強にして最恐の武人。誰もが「あの家に嫁ぐのは死を意味する」と信じていた。
アイリスもまた、死を覚悟して、その地へ足を踏み入れた。
――けれど。蓋を開けてみれば。
「……君が、泣くのは嫌だ。何が欲しい。何が望みだ。すべて、私が叶えよう」
恐ろしいはずの旦那さまは、地味で誰にも省みられなかった私を、この世の何より大切そうに、蕩けるほど甘やかしてくるのです。
そして――人喰いという噂が、敵国の流した真っ赤な嘘であったこと。この人が本当は、王国の要たる英雄であったことを、世界が知る日が、やってくる。
今さら実家が「娘を返せ」と縋ってきても、もう遅いのですわ。だってわたくしは、もう、この人の腕の中でしか、生きられないのですから。
文字数 5,713
最終更新日 2026.10.13
登録日 2026.10.13
あと半年で結婚式の予定だったのに、婚約の白紙を提案されたエリーゼ。
既に結婚式の準備は殆ど終わっているこの時期の提案に、エリーゼが理由を尋ねると“好きな人”に誠実でありたいからと答えが返ってきた。
あまり思い入れのない婚約者とはこのまま婚約を続けるのは嫌だったエリーゼだが、こだわって作ったウェディングドレスは無駄にしたくない。
エリーゼは悩む。
※作者の妄想の産物です
海よりも広い心でお読みください
短編→長編(変更しました)
文字数 108,962
最終更新日 2026.09.02
登録日 2026.07.21