「小野小町の死体を放り、観察し、九相図を描く。」
「実に、学術的意義のある実験であった。」
「人の死体は不思議なものだ。」
「いつの間にかこと切れることもあれば、その果てに異形にすら成り果てる。」
「一つは眠り村の怪」
「一つは神殿の祭壇」
「一つは死体の宝玉」
「一つは原始の宗教」
「一つは陳腐な諍い」
「五つの難題、その先に君達は何を求めるか。」
「あぁ、私は実に楽しみだ!」
文字数 14,851
最終更新日 2025.09.07
登録日 2025.09.07
ある小説家が亡くなった、しかし、小説は未完であった。
三行の行間を埋めるために、ほんの少しだけ話したのだ。
文字数 15,067
最終更新日 2025.08.19
登録日 2025.08.19
殺人ミステリー、それは数多くの嘘や勘違いによって成立する奇妙な自称だ。また、その流行は説明不可能な奇妙な事件が多発した結果、どうにか説明するという目標を立て・・・ミステリー作品は完成した。
事件はやがて増える。思想が増えた様に、多様な殺人が増え、誤魔化す技術も増え、凡ゆる犯罪は高度なものになると同時に、平凡なものとなった。
また、法律の厳格化や、法治主義での厳罰の難しさは望まぬ結果になる事も多い。
・・・ロンドンに、一人、異質な探偵がいた。
事件の解決、それも本当の解決、関与した人物全てを諌める事が可能な女。
逮捕歴八十回、周辺国家にブレグジットで立ち入り禁止どころか経由した渡航も封じられ安楽椅子探偵しか出来ない。
彼女の前では嘘は通用しない。
彼女の前では全て些細なロジックだ。
・・・だからこそ、彼女は探偵として、相手を追求し続ける。
「・・・犯人の核心を知りたい、それこそが私の『緋色の研究』さ。」
文字数 24,828
最終更新日 2025.08.17
登録日 2025.08.16
※ほぼ実話です。
ロックダウンが少し緩和されたものの学校は未だ閉鎖、二人の少年は高校生の青春を楽しめないでいた。
少し前に大喧嘩をした二人は、人間関係の乏しさから接触を初めて・・・やがてお互いに手を取ってしまう・・・。
一人目は女装の似合う、彼のために我慢しながら彼女のフリをする遥香(ルカ)。
もう一人はサッカー部の色黒の少年だが、男の子と付き合うのはまだ恥ずかしい桜汰(おーくん)。
そんな二人のデートとHのお話。
※念の為もう一度言いますが実話です。
補足
デート回/H回で一話です。
まだ絵は追加してません。
絵でHシーンを書きます。おーくんの人が恥ずかちで見れないので実写は断念。
待ってろ今SDXL対応の私Lora(NSFW対応版)作ってるからな!!
文字数 49,753
最終更新日 2025.08.13
登録日 2025.07.22
贖罪と堕落を超え、極限の世界に挑む。
・・・そんな、死んだ王の話。
・・・世は乱世、世界を群雄割拠するは輪廻転生を乗り越え異邦異界から辿り着いた死を知る者達。彼等は王侯貴族として世界を席巻し、人々を導く。
その中で、ある皇帝が掘り出した英雄が、世界の秩序を一変させ、食物連鎖を壊す様に世界を変えた。
“ただ一人の正しさ”を信じさせた英雄。
彼の名はアルトリウス。理想と統治、犠牲と信仰を背負い、人類に秩序と未来を与えた。
だが、その理想の背後には、多くの失われた王たちがいた。
失血王、鎖誓王、狂王、苦蓄王・・・。
いずれもアルトリウスと共に生き、或いは争い、或いは信じて、そして堕ちた者たち。
理想に届かなかった彼らは“原罪”として神塔の地獄階層に封じられた。
それから幾星霜。
死者たちの魂が再び目覚め、地獄をさまようなかで、ひとりの少女――ディアーナが現れる。
〇〇でありながら麗しくみすぼらしい姿を持ち、かつての王たちの罪を「癒し、促し、導く」者。
彼女の問いかけは、地獄に静かなる火を灯す。
「あなたは、なぜ堕ちたの?」
地獄は試練。
地獄は裁き。
地獄は…継承されなかった“現在”そのものである。
王たちは己の記憶と国の滅びを辿り、地獄を一層ずつ登る。
失われた魂の王国に、“誰かが辿り着く”その日まで。
そして、かつての英雄・アルトリウスが見届けるのは、
「継がれた未来」か、「断ち切られた過去」か。
文字数 14,445
最終更新日 2025.08.11
登録日 2025.06.17
その素肌と、灰の髪は。
世界でもっとも“灰色”に近かった。
世界で最も女性が美しいとされる国──そこに、一人の少女がやってきた。
あまりにも美しい少女。
そして、私は彼女を──裏切った。
「お前なぞ、見た目だけの母から作り出した、まがい物に過ぎないのよ!」
映画。政治。貴族。
欲望と支配の網が渦巻く世界。
その“悪意の原液”に、彼女は触れてしまった。
だから、魔女は契約を差し出した。
「私の入れ替わりで、丸ごとぶっ壊すか」
「……ええ。私も、それがいいと思うわ」
ふたりの少女は、巨悪の因縁を断ち切る。
束縛をほどき、望みを叶えるために──世界と契約した。
文字数 118,982
最終更新日 2025.08.09
登録日 2025.08.04
戦争の果てに、王たちは学園に閉じ込められた。
国家間の均衡は、王族たちを“人質”とすることで保たれ、
中立都市の城塞学園は、平和の象徴として作られた。
だが、外では感染という別種の戦争が静かに広がっていた。
そんな中、一人の少女が間違いによって王族の間に送り込まれる。
名もなき市民。だが年齢に見合わぬ体格と、妙な落ち着き、
そして過剰とも思える運の悪さを抱えた彼女の存在が、
要塞の“安全”と“均衡”をゆっくりと狂わせていく。
王位継承者たちの中で、少女は何者でもないまま、
何者よりも深く、各国の運命に踏み込んでゆく。
彼女は戦わない。だが彼女の決断は、誰より多くを変えていく。
誰かを守り、誰かを残し、そして――
これは、誰にも知られなかったひとつの“王の物語”。
生まれなかった王妃が、その選択を手放さなかった記録である
文字数 25,748
最終更新日 2025.08.05
登録日 2025.08.04
筋肉程原始的な好感の持てる期間は無い。
・・・人間のその原始的欲望を利用したマッチングアプリ「FitMatch」を使い始めるが、自分に自信を持てない大学生佐藤翼はマッチングアプリを始めたがサクラにかかったと分かるや否や利用を諦めてしまう。
・・・しかし、作り出されたブームの中である変化が起こり、小規模な恋はやがて大規模なものになる。
文字数 8,938
最終更新日 2025.07.06
登録日 2025.07.06
少年向け
連載中