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持ち主の本心を語る。
そんな噂をまとった、古いビスクドール。
アッシュフォード伯爵令嬢コーデリアは、継母から贈られたその人形を手元に置いていた。
冷たい。
気難しい。
継母を嫌っている。
異母妹を疎んじている。
そんな評判ばかりが先に立つコーデリアだったが、婚約者エドモンドは、彼女本人の言葉と周囲の話が少しずつ噛み合っていないことに気づき始める。
やがて、人形の腹部が淡く光るという不可解な現象が見つかり、人形師と魔道具開発を家業とするヴェルナー伯爵家による調査が始まる。
そこで明らかになったのは、人形に隠されていた古い音声記録機構と、コーデリア自身も知らなかった特殊な魔力の性質だった。
さらに調査をきっかけに、彼女が実家でどのように扱われてきたのかも、少しずつ見えてくる。
誰かが勝手に決めた本心と、本人が自分で選んで伝える言葉。
そして、人形の中にただ一つ残されていたのは、とても平凡な一言。
「本日は晴天なり」
呪いの人形と呼ばれたビスクドールをきっかけに、一人の令嬢の居場所と評判、そして未来が少しずつ変わっていく物語です。
文字数 36,615
最終更新日 2026.08.30
登録日 2026.08.30
十三歳の侯爵令嬢、オフィーリア・フォン・メルツェンは、生まれつき身体が弱かった。
家族から深く愛され、守られ、大切に育てられてきた彼女は、高熱で生死の境をさまよったある日、前世の記憶を取り戻す。
そこで初めて気づいた。
自分はこれまで、何ひとつ自分で決めてこなかったのではないか、と。
歩くことも。
本を読むことも。
友人へ手紙を返すことも。
誰かに会うことも。
すべては「あなたのため」という言葉とともに、家族が先回りして決めていた。
そんなオフィーリアのそばに、幼い頃からずっといる一体の人形があった。
濃いブルネットの髪。
淡い水色の硝子の瞳。
そして、横にしても決して目を閉じない、不思議な人形。
やがて祖父母の屋敷で療養することになったオフィーリアは、その人形が本来は眠る仕掛けを持つ「スリープアイ」の人形だったことを知る。
修理のために人形の身体を開くと、その中から出てきたのは、古い護符といくつもの祈りの言葉。
『元気になりますように』
『病に苦しみませんように』
『丈夫な身体になりますように』
そして最後に残されていたのは、
『いつまでも私のそばにいてくれますように』
という、母の願いだった。
これは、呪われた人形の物語ではない。
愛されながらも、その愛に包まれすぎていた少女が、自分の人生を自分で選ぶことを覚えていく物語。
そして、長いあいだ眠れなかった人形とともに、
病弱令嬢オフィーリアが「自分で生きる」ことを始めるまでの人形譚。
文字数 26,591
最終更新日 2026.08.12
登録日 2026.08.12
『転生隠者はまったり怠惰に暮らしたい』の、主人公の日常パートオンリーです。
なんて事ないご飯シーンが多めの可能性があります。
詳しくは、「転生隠者はまったり怠惰に暮らしたい(仮)」読んでいただけると嬉しいですm(_ _)m
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文字数 20,432
最終更新日 2026.08.10
登録日 2023.03.27
公爵令嬢ヴィクトリアは、卒業記念舞踏会で王太子から婚約破棄を告げられ、曰く付きの人形とともに贖罪神殿へ送られる。
だがそこは、罪人を閉じ込める場所ではなく、婚約破棄や醜聞で居場所を失った女性たちが人生をやり直すための場所だった。
しかも神殿には、王太子の側近たちから婚約を破棄された四人の令嬢も、それぞれ呪われた品とともに集められていた。
やがて王太子たちは「悪い女性が簡単に社会へ戻るのはおかしい」と神殿制度へ介入し始める。
そして王都では、彼らに次々と災いが起き始めた。
血を吸う首飾り。
罪を映す鏡。
夜中に鳴るオルゴール。
主人を殺すティーセット。
そして、持ち主を陥れた者へ災いを返すという復讐人形。
呪いなのか、それとも自業自得なのか。
悪役令嬢と呼ばれた女性たちが、自分たちの未来を取り戻す物語。
文字数 47,492
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.10
『悪役令嬢人形譚』第二幕。
こちらは以前、連載形式で掲載していた物語を、独立した短編として再編集したものです。
前作をお読みでなくても、この物語だけでお楽しみいただけます。
今回の主役は、ひとりの侯爵令嬢と、ひとりの男爵。
そして二人の間には、静かな翠の色がありました。
人形が見つめる先で、二人が選ぶものとは。
『悪役令嬢人形譚 ~侯爵令嬢と男爵の翠の夢~』
どうぞ最後までお付き合いください。
※不具合があったので再投稿です。
文字数 46,010
最終更新日 2026.08.10
登録日 2026.08.10
「傷物の伯爵令嬢」に「暴落した予言の人形」。
余りもの同士、ここから仕立て直して見せましょう!
父親の無策で家計は火の車、さらに「傷物」の烙印まで押されてしまった伯爵令嬢のエレオノーラ。
絶望的な状況の中で彼女が頼りにしたのは、かつて大金で買われ価値が暴落した怪しい「予言の人形」と、前世から培った「針仕事と帳簿付けの腕」だけ。
実家を支え、自立して生きるために開いたのは、身寄りや行き場をなくした女性たちの技術を集める小さな手芸店。
捨てられるはずだった端切れに命を吹き込み、人形の服を仕立て、着実に利益を積み上げていくエレオノーラだったが、やがてその店は街全体を巻き込む大きな波乱と再生の物語へと広がっていき——?
打算的な相棒の青年商人・ユリウスとともに歩む、伯爵令嬢のたくましすぎる起業&逆転劇!
(※ちなみに手元の人形は、時々笑っているように見えます。……たぶん)
文字数 41,132
最終更新日 2026.08.09
登録日 2026.08.09
ローゼンベルク大公家の一人娘、フランチェスカ・ラ・マーレ・フォン・ローゼンベルク。
王太子妃候補筆頭として育てられた彼女は、王立学院の入学式で突然、自分が前世で遊んだ乙女ゲームの「悪役令嬢」に転生していることを思い出す。
ゲームのフランチェスカは、主人公へ嫌がらせを繰り返し、最後は「呪いの人形」に魅入られて破滅する運命だった。
ならば何もしなければいい。
そう決めたフランチェスカは、主人公リリアにも攻略対象たちにも深入りせず、静かな学院生活を送ろうとする。
しかし三年生の夏、リリアへの嫌がらせ事件が発生し、犯人はフランチェスカだという噂が学院中へ広がってしまう。
さらに、ローゼンベルク家に伝わる「呪いの人形」の伝説まで利用され、事件は思わぬ方向へ発展していく。
やがて明らかになる事件の真相。
そして、幼い頃から誰にも言えない想いを打ち明けてきた、紫色の瞳を持つ人形《パープルアイ》に隠された本当の役割。
人形は、本当に人を呪うのか。
それとも、人を救うのか。
これは、悪役令嬢として生きるはずだった一人の少女が、自分の運命ではなく、自分自身の人生を選び直す物語。
静かな紅茶の香りとともに綴る、悪役令嬢×学園ミステリー×家族の再生譚。
文字数 29,114
最終更新日 2026.08.06
登録日 2026.08.06
後にリッカと名乗る者は、それなりに生きて、たぶん一度死んだ。そして、その人生の苦難の8割程度が、神の不手際による物だと告げられる。
そんな前世の反動なのか、本人的には怠惰でマイペースな異世界ライフを満喫するはず……が、しかし。自分に素直になって暮らしていこうとする主人公のズレっぷり故に引き起こされたり掘り起こされたり巻き込まれていったり、時には外から眺めてみたり…の物語になりつつあります。
※小説家になろう様、アルファポリス様、カクヨム様でほぼ同時投稿しています。
※残酷描写は保険です。
※誤字脱字多いと思います。教えてくださると助かります。
文字数 231,066
最終更新日 2025.09.01
登録日 2020.11.01
王都で冒険者をやっていたアレンダンは、諸々の事情でソロ冒険者として再出発する事にした。
ギルドから紹介されたのは、王都から遠く離れた田舎町、火山の町ボルカノ。3年前に発見されたボルカノダンジョンの先行調査およびその他の雑務etc…報酬が異様に高いことを怪しんだアレンダンだったが、一刻も早く王都を離れたかった彼はそれを承諾。
南の果ての火山の町、ボルカノでの生活が始まった……!
※小説家になろう様、アルファポリス様、カクヨム様でほぼ同時投稿しています。
※残酷描写は保険です。
※誤字脱字多いと思います。教えてくださると助かります。
※相変わらずのストックなしの不定期更新ですが、頑張りますのでよろしくお願いします。
文字数 33,379
最終更新日 2025.06.09
登録日 2021.05.19
繁華街のメイン通りから入り込んだ、
細い路地をいくらか進んだところに
その占い師は住んでいます……
時代は現代、ゆるゆる設定です。
出てくる人名•地名•店名などは架空のものです💦
リハビリがてら書いています。
よろしくお願いします。
文字数 6,060
最終更新日 2022.05.12
登録日 2022.05.10
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