姉ちゃん逃げた。
ヤバいよ……どうしよう……
文字数 3,798
最終更新日 2021.03.14
登録日 2021.03.13
私はエレオノーラ・ハーパニエミ。伯爵令嬢です。
とある舞踏会で婚約者の伯爵令息カルロ・シミラの浮気を目撃。
バッサリ婚約破棄させて頂きました。
──しかし。
半年後、とある舞踏会で寡黙な侯爵令息様とお喋りしていたら、来たのです。
あの男が。
「エレオノーラ! なんてふしだらな女なんだ!!」
「!?」
「こんな侮辱は耐えられない! お前との婚約は破棄してやるッ!!」
「?????」
あらまぁ。
女遊びにお忙しくて、私たちが公的にも終わってる事も知らないのだわ。
「──」
寡黙な侯爵令息ヨエル・トゥオマーラ様の目がギラリと光った。
文字数 7,638
最終更新日 2021.03.13
登録日 2021.03.13
どうして、こんな事をしたかって?
みんな私に「普通の子になりなさい」って言うからよ。
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(他「エブリスタ」様に投稿)
文字数 4,330
最終更新日 2021.03.13
登録日 2021.03.13
私はソアーヴェ侯爵令嬢ラファエラ・インカンデラ。
男爵令嬢ジゼッラ・シラーニを陥れマーラ侯爵との婚約をぶち壊した。
他にも、伯爵令嬢タマーラ・ジャコーザ、公爵令嬢テレーザ・ブルザスコ、チェルソ侯爵の庶子フェリーチャ・フェッラーリ……等々を陥れてやった。
なぜかって?
金目当てやら淫乱やら最低な馬鹿女たちには、お相手がもったいなかったからよ!
「お前にはほとほと愛想が尽きた。もう、追・放!」
「はあっ!?」
絶対的権力を持つ教皇ガブリエーレ、つまり叔父の雷が落ちた。
「修道院から戻ってきたければ、この条件をのむ事だ」
「……3年間の、奉仕活動……?」
こうして辺鄙な村に引っ越してきた私は、しぶしぶ修道女をやる羽目に。
「嘘でしょ?」
孤児院ではガキにもみくちゃにされ、病院では老人にこき使われ……
「むかつくわ!」
「まあまあ、シスター・ラファエラ。俺のミルクを飲んで落ち着けよ」
牧場主コズモ・ド・レイは国を救って公爵になった元英雄。
爵位と勲章を授かったゴツイ手は今や、毎日、牛の乳を搾っている。
まさか私が、こんな泥臭い男とあんな事になるなんて……!
♡都落ち最強カップルの田舎暮らしラブストーリー♡
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〇続きは準備中○
(他「ノベルアップ+」様に投稿)
文字数 38,489
最終更新日 2021.03.11
登録日 2021.01.09
霊感の強い先輩が「ついに格安事故物件を出た」と言うので、なにが起きたか話を聞いてみると……
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(他「エブリスタ」様に投稿)
文字数 3,807
最終更新日 2021.03.08
登録日 2021.03.07
「シモンヌ、待たせたね! 君を悲しませた事、心から申し訳なく思ってる」
3年前〝僕は愛の流離人♪〟とか言って婚約を破棄して去った男。
バンジャマン・ラポワント卿と、なぜか晩餐会で鉢合わせた。
「これこそ運命! 君こそ、本当の愛そのものだったんだ!!」
というわけで、元婚約者がガンガン来るんだけど……
「あの、やめてください」
「可哀相に。傷つけてしまったせいで、笑顔さえ忘れてしまったんだね」
「いや、違うのよ」
「さあ、おいで。僕が愛を注いであげよう。失った時間を取り戻そう」
もう、誰かこの男を止めて!
私は結婚して幸せに暮らしてるのよ!!
文字数 5,450
最終更新日 2021.03.07
登録日 2021.03.07
従姉妹のモニクから手紙が届いた。
「『私はいばらの道をゆく愛の戦士。どうか私を煉獄から救い出して』?」
彼女は不貞を働いて、夫であるポンセ伯爵から逃亡中の身の上。
戸惑っていた私はデュルフェ伯爵から「冷たい女」という理由で婚約破棄されてしまった。
私は失意の中、シルヴェスト侯爵家の晩餐会に招かれる。
なんとそこには、逃亡中であったはずの従姉妹モニクと元婚約者の姿があった。
「シルヴェスト侯爵、どうか私たちの結婚を認めてください」
「?」
「そうすれば、愛のない人たちの支配から逃れて、天国へ行けるのです」
「???」
いったい、なんなの?
文字数 11,676
最終更新日 2021.03.07
登録日 2021.03.06
俺は古いマンションの505号室に住んでいる。
昔の価値観で4階というものがない。
つまり実際には下から4番目の階なのに、ここは5階なのだ。
上の階もずっと数字がひとつ、ずれいている。
ある朝、郵便受けに便箋が……
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(他「エブリスタ」様に投稿)
文字数 6,420
最終更新日 2021.03.06
登録日 2021.03.06
私の部屋に、最近、緑色の人が住んでる。
霊なのか生霊なのか妖怪なのかわからないけど……
居る……ってだけで害はないし、家賃安いし……
でも、甘く見てた。
だって、私、今……
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(他「エブリスタ」様に投稿)
文字数 2,328
最終更新日 2021.03.06
登録日 2021.03.06
「ティアナ、安心して。懐妊しやすいように母上が初夜の手ほどきをしてくれるからね」
「はい!?」
私はこの結婚が失敗だと悟った。
夫に月の障りと嘘をついて、ある人へ手紙を送った。
ハンス国王──幼少の頃、王母アンネリース様の貴族学校で一緒だった。
程なくしてマイヤー伯爵夫人として宮仕えを命じられた。
そして私は、かつての友人、国王となった彼に再会したのだ。
その夜──……
「好きだ」
愛の告白を、受けた。
私はもうマイヤー伯爵夫人……でも。
夫婦の寝室に母親を入れようなんて馬鹿男の子供じゃなくて、
どうせ命懸けで産むなら国王の子を産むほうが、絶対いいわよね?
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(他「エブリスタ」様に投稿)
文字数 10,859
最終更新日 2021.02.28
登録日 2021.02.27
私グレース・セバーグは家出を決意した。
だってお父様が勝手に結婚相手を決めたりするから。
「さよなら、お父様。私、侯爵夫人になんてなれなくていい」
そう、いいの。
私たち、慎ましく幸せに暮らすわ!
愛するトレヴァー・マクティアと、末永くね!!
文字数 4,579
最終更新日 2021.02.27
登録日 2021.02.27
ある温泉街で旧友の与儀泰良と再会した泉蔵之助。
ふたりは思い出話に花を咲かせつつ、小さな神社を訪れる。
泉は失踪事件との関連が疑われる現場に赴き、事件か霊障かを判断する非正規公務員・霊障先行調査員だった。
童顔もやしっ子オカルト探偵をガチムチ僧侶がボディーガード!?
凸凹バディの珍道中には、愛と哀しみ、そして怨霊が憑きまとう!!
☆連作短編式コミカル霊障ミステリー☆
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〇キャラ文芸大賞エントリー作品/応援ありがとうございました!
〇続きは準備中です。
文字数 73,722
最終更新日 2021.02.25
登録日 2020.12.29
アパートの大家さんから電話があった。
お兄ちゃん、家賃滞納してるんだって。
仕事で忙しいお母さんの代わりに、放課後お兄ちゃんのアパートに行った。
「今後、絶対に家賃滞納しません」という誓約書に拇印を押したら、
今回だけはお母さんが払ってあげるんだって。
本当にお兄ちゃんばっかり甘やかしすぎだよね。
「お兄ちゃん。いないの?」
テレビに繋がれた、ビデオカメラ。
今どきテレビとか……古くない? ビデオカメラって。
そして、それを再生してみると────
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★「エブリスタ」「カクヨム」同時投稿★
文字数 7,081
最終更新日 2021.02.23
登録日 2021.02.23
私は姉マルツィアに婚約者を寝取られたカルメーラ・ジェルマーニ。
伯爵令嬢だからって、いつまでもお行儀よくいてやるもんですか。
知ってる?
私、小さな頃から秘密の友達がいるの。
悪魔リベリオ。
私の魂を欲しがって、あげればなんでもしてくれるって言うの。
ねえ、お姉様? 意味おわかりになるかしら?
文字数 3,621
最終更新日 2021.02.21
登録日 2021.02.21
地味顔の私じゃなくて、可愛い顔の妹を選んだ伯爵。
だけど私は知っている。妹と結婚したって、不幸になるしかないって事を……
文字数 6,242
最終更新日 2021.02.21
登録日 2021.02.20
伯爵令嬢フェリシテ・ル・ロワは黒魔術を用いて女王暗殺を企てている──
そんな謂れもない汚名を着せられた妹が、婚約を破棄され、思い詰めた末に自害した。
私は妹を見棄てたイレィブ伯爵令息リュシアン・アングルを許さない。
女王陛下直轄の近衛騎士団〝クインテット〟参事のリュシアンであれば、直々に妹を弁護する事ができたはずだ。
私は復讐を誓った。
髪を切り、家名を棄て、剣を手にクインテットの宿舎へ忍び込んだ。
しかし──……
「これはこれは、ベアトリス・ル・ロワ。夜会へようこそ」
リュシアンの手によって反逆罪で投獄されてしまう。
処刑宣告を受け拷問にかけられたその夜、囚人服の男が私を救った。
元クインテット将校ルネ・リーニュ。
彼もまた女王暗殺を企てたという冤罪で投獄されていた。
同じ冤罪で死刑囚となっていた元クインテット副団長ギュスターヴ・ダロンドを救い出した私たちは、本当の〝女王暗殺計画〟阻止のため宮廷に向かう。
恐ろしい真実が待ち受けているとも知らずに──……
♡戦う令嬢と亡国の王子が紡ぐダーク・ラブストーリー♡
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〇ほぼ毎日更新予定
文字数 14,931
最終更新日 2021.02.20
登録日 2021.02.11
構ってちゃんの婚約者イリタード伯爵令息サミュエル・ラカンがうざい。
「僕の言う事を聞かないなら、婚約は破棄してやるぞ!」
親同士が決めた相手で、幼馴染みたいなもの。
正直、パパも私もうんざりしている。
「レリア。サミー坊やと破談になっても、構わないかな?」
パパが言うには、落雷で家が全焼した友人を下宿させたいらしい。
やってきたのは洗練された美青年だった。
文字数 5,457
最終更新日 2021.02.14
登録日 2021.02.14
ラウティオラ国王の妹である私ヴェンラは、兄の側近シュルヴェステル・カスキネン卿と熱愛中。
なのに、兄にむりやり隣国ペララ王家に嫁がされた。
相手のペララ国王は48才も年上のおじいちゃん!
「嫌よぉーッ! 絶対に嫌ぁぁぁぁッ!!」
泣いても叫んでも、国王の決定は翻る事がなかった。
そして迎えた結婚式。
「はぁ。ちょっと疲れたよ。すまないが、先に休ませてもらおう」
「え?」
手も握らなければ、いやらしい目つきひとつしない──……!?
文字数 7,317
最終更新日 2021.02.07
登録日 2021.02.07
「この1年、君が痩せるのを待った。さよなら、ファウスティーナ。私は美しき妖精ルドヴィカ・ヴェルガーニ嬢を妻とする事に決めたのだ! チャオ~!!」
「はいッ!?」
風のように彼は去った。
私はフィーニ伯爵令嬢ファウスティーナ・コロンボ。
母と一緒でぽっちゃり体形だけど、そんな理由で婚約破棄なんて聞いた事ない。
父は激怒。それもそのはず。
没落しかけた田舎貴族に目をかけて、立派な領主に育てた恩を仇で返されたのだから。
「あいつめ、娘を餌付けすれば甘い汁が吸えると……!」
「宴を開いていろいろ食べさせてくれたのは愛じゃなかったのね」
失恋に泣き暮れる私に舞い込んだ新たな求婚。
旅行中の隣国の公爵アルチバルド・カンナヴァッチュオロ卿の愛に、私は不死鳥の如く蘇った。
ところで、それなりに地位を築き、女優を選んで私を棄てた彼。
元婚約者ガエタ伯爵オノフリオ・サンフィリッポ、なのだけれど……
1年後。
「ファウスティーナ! やっぱり私と結婚しておくれぇい!」
なにを今更。
しかも、女優に財産を食い潰された上、私を越える真のおデブになってる!
文字数 5,603
最終更新日 2021.02.06
登録日 2021.02.06