報われない恋の育て方

片想いってどこまで許してもらえるの?

フラれるのわかっていながら告る。

これほど空しいものはないが、告ることで一区切りをつけたい。
……であっさりフラれて一区切り。て言う訳にもいかず。何の因果か、一緒に住むことに。

再アタックもいいがその前に、なぜかものすごく嫌われてしまっているんですけど。
何故?
ただ不思議なことに振られてから言い寄る女の子が出始めてきた。

平凡な単なる高校2年生。
まぁー、確かに秘密の関係であるおねぇさんもいたけれど、僕の取り巻く環境は目まぐるしく変わっていく。

恋愛関係になるのは難しいのか、いや特別に難しい訳じゃない。
お互い好きであればそれでいいんじゃないの? て、そう言うもんじゃないだろ!

キスはした、その先に彼女たちは僕を引き寄せようとするけれど、そのまま流されてもいいんだろうか?

僕の周りにうごめく片想い。

自分の片想いは……多分報われない恋何だろう。


それでも……。彼女に対する思いをなくしているわけじゃない。


およそ1年半想いに思った彼女に告白したが、あっさりとフラれてしまう笹崎結城。

彼女との出会いは高校の入学直前の事だった。とある防波堤に迷いたどり着いたとき聞こえてきたアルトサックスの音色。その音色は僕の心を一瞬に奪ってしまった。

金髪ハーフの可愛い女の子。

遠くから眺めるだけの触れてはいけない僕の妖精だった。
そんな彼女が同じ高校の同学年であることを知り、仲良くなりたいと思う気持ちを引きずった1年半。
意を決して告ったら、あっさりとフラれてしまった。汗(笑)!

そして訪れた運命という試練と悪戯によって、僕はフラられたあの彼女と共に暮らすことになった。
しかし、彼女は僕の存在は眼中にはなかった。

そして僕の知らない彼女の傷ついた過去の秘密。だからあの時彼女は泣き叫び、その声を天に届けさせたかったんだ。

自分じゃ気が付いていないんだけど、意外と僕ってモテたりしている?

女の片想いが、ふんわりと周りに抱き着くように僕の体にまとう。
本命は恵美なんだ。たとえフラれても……本命は彼女しかいない。
だが、その道は険しく脈どころか糸口さえ見いだせない。

彼女にかかわるとともに、僕の周りに近づく女性たち。
あれ? 実は僕、意外とモテていたりする?
気づかないのは本人のみ。

向かう先は叶わぬ恋。受け入れる思いはなぜか散っていく。
頑張る矛先を変えれば実るかも。

でも、たとえ叶わぬ恋でも想いたい。

なぁ、愛するっていったいどうしたらいいんだろ?

誰か教えてくれない?

unrequited love(片思い)ってなんか悲しいんだけど!!
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