境界のクオリア

僕にはいつか出会わなければいけない運命の人がいる。そう信じることで前向きに生き続けてきた広瀬晴久。母に存在を否定されて育ち、他人と関わることを恐怖する一方で渇望しながら介護施設で働いている。
駅前で出会った男と勢いでオトモダチになった晴久は、互いに名前も素性も明かさないまま偶然の出会いを重ねる。二人の遠さは、晴久の理想のはずだった──。
男との出会いが晴久の世界を変え、心を解放させていく。
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