雪の都に華が咲く

新人アイドルの担当になった俺はレッスンや売り込み営業に奔走する日々を送っていた。
ある朝、仕事に遅刻したと思い飛び起きると見たこともない場所にいた。


旅芸人一座だという女性に助けられた俺は、ここが日本とは違う世界だと知る。
最初は疑ったが、尻尾の生えた少女に見たこともない景色。
そして自分の姿までもが、少女と見間違われるぐらいの美形少年となっていたのだった。



右も左もわからない俺は座長の好意に甘え、彼らと共にこの世界を旅することとなった。

「キミは……大道芸以外にやれる事はあるかい?」
「俺は……この世界でアイドルの華を咲かせたい」

そう決意を胸にした俺だったのだが、いつの間にか「伝説の暗殺者」と呼ばれるようになっていた。


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