ホラー 和風 小説一覧
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「うちは……もう誰も死なせへん!」
志摩国の貧しい農村で暮らす薬師の少女・さくらは、家族を守るために領主・九鬼頼重への輿入れを決意する。 村を救う「聖なる花嫁」として送り出された彼女だったが、城の地下深くで知らされたのは戦慄の真実だった。領主・頼重の正体は、120年以上もの間、少女たちの血を糧に生き続ける不老不死の怪物であり、さくらはその糧となる「四代目の生贄」に過ぎなかったのだ。
儀式の最中、殺される寸前で覚悟を決めたさくらは、母の形見である銀の簪(かんざし)を武器に頼重へ反撃。片目を奪い、血まみれの白無垢姿で城の地下通路へと逃走する。
迷宮のような城内でさくらを導いたのは、3年前に生贄となった幼馴染・あやの亡霊だった。あやから「鬼火の契り」の秘密と、それを破るための残酷な「代償」を聞かされるさくら。しかし、頼重は逃げた花嫁をおびき寄せるため、さくらの最愛の弟・たけしを人質に取るという卑劣な手段に出る。
「逃げも隠れもせえへん。うちが終わらせたる」
震える手で涙を拭い、さくらは自ら地獄の祭壇へと舞い戻る。 味方は、死んだ少女の亡霊と、罪悪感に苛まれる老女中のみ。 武器は、一本の簪と、折れない心。
満月の夜、燃え盛る鬼火の前で、心優しき村娘は「修羅」へと覚醒する。 失うものは左腕か、それとも命か——。 圧倒的な筆致で描かれる、隻腕の乙女と異形の鬼との壮絶な死闘。 慟哭とカタルシスが交錯する、衝撃の和風アクション・ホラー!
文字数 27,980
最終更新日 2026.02.09
登録日 2026.01.20
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文字数 10,071
最終更新日 2025.10.19
登録日 2025.10.16
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霧の中にぼんやりと霞んで見えるその島は、帰らずの島と呼ばれていた。一度上陸した者は、二度と帰ってこないとの噂だ。今日もまた一人、思いつめた表情の男が、島へ渡ろうとしていた。
全4話。
※ずいぶん前に書いた手書きの原稿が出てきたので、供養するような気持ちでテキスト化しました。ジャンルに困ってホラーにましたが、あんまり怖くないです。不思議で怪しい話がお好きな方はどうぞ。
文字数 10,203
最終更新日 2025.05.03
登録日 2025.04.29
4
お前もそろそろ嫁さんを貰ったほうがええじゃろう、と近所の婆さんに言われ、巽の元に女房が来ることとなった。
勝気な女だったが、切れ長の目が涼やかで、こざっぱりとした美人だった。
巽は物事に頓着しない性格で、一人で気ままに暮らすのが性分に合っていたらしく、女房なんざ面倒なだけだと常々言っていたものの、いざ女房が家に入るとさすがの巽もしっかりせねばという気になるらしい。巽は不精しがちだった仕事にも精を出し、一緒になってから一年後には子供も生まれた。
あるとき、仕事の合間に煙管を吸って休憩を取っていた巽に話しかけて来た人物がいた──。
文字数 10,288
最終更新日 2025.02.13
登録日 2025.02.12
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神代から続く、ケヤキを御神木と仰ぐ大槻家の長男冬樹が死んだ。「樹の影に喰われた」と珠子の祖母で当主の栄は言う。影が人を喰うとは何なのか。取り残された妹の珠子は戸惑い恐れた……。
文字数 19,983
最終更新日 2024.06.04
登録日 2024.06.04
7
帝都、東京。元号は大正となり、次第に異国との戦禍の気配が近づいてきている。東京帝国大学で精神医学を学んでいる俺は、現在私宅監置の資料を取り纏めている。私宅監置とは、江戸頃まで遡る座敷牢といった風習を、法制度化したものであるというが、近代化を謳うこの国を思えば涙が出てしまうくらい劣悪なものだ。端的に言えば、精神病者――古い言葉で言えば瘋癲人などを、自宅で看るという制度である。調べる理由は、出身地の村における記憶が端緒だ。
※東京と村を舞台に、大正~現代の間を輪廻転生するホラーです。(他のサイトにも掲載しています)
文字数 17,522
最終更新日 2024.05.04
登録日 2024.05.04
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文字数 2,176
最終更新日 2023.04.30
登録日 2023.04.30
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時は明治、場所は男子校。
四人で始めるはずだった肝試し闇鍋に集まった三人の男子学生と、来ない一人。
暗闇で得体の知れない鍋をつつき、遅れている学生を待ちながら、若者達は怪談を始める。彼らの恐ろしい怪談と、真実の怪奇とは。
この作品は「http://wordwordother.web.fc2.com/sakuhin/kaidan100/kaidan100.htm」にも掲載しています。
文字数 15,905
最終更新日 2023.04.17
登録日 2023.04.17
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『鵺』
見知らぬ和室に縄で縛られていた。
延々と開き続ける襖。門をよじ登って外へ出ても、いつの間にか戻っている。
誰が何のために私をここへ連れてきたのか。
なんという大きさだ。あんな生き物は見たことがない。
頭には角のようなものが見える。何メートルもありそうな歪んだ角。胴体の部分は大きく、どこまでが体かも分からない。
這いずるように動いているのか、ゆっくりとそれは進んでいる。濡れた表面なのか、時折ぐちょぐちょとぬめるような音がする。一体どういう生き物なのか、一通り見ても分からなかった。
──まるで鵺のよう。確か妖怪だったはずだ。別の動物の部位が混ざり合った化け物と聞いたことがある。(本文)
文字数 11,019
最終更新日 2022.07.14
登録日 2022.07.13
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ーまだ見えぬ 斜陽に落つる 鬼の角 待ち焦がれては 小袖を振るうー
大学生の千代の家には古くから伝わる和歌が残されていた。
お盆に帰省し、のんびり過ごそうと友達の由紀と企むが、
和歌の謎と対峙することになる。
文字数 11,328
最終更新日 2022.06.28
登録日 2022.06.28
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文字数 3,051
最終更新日 2021.05.23
登録日 2021.05.23
15
あまりにも不思議な夢を見たことがありますか?
それは、本当に夢ですか。
・・・・・・・・・・
友人が「お祭りがあるから一緒に行こうと」言うので僕たちは隣町まで電車に乗って向かうことにした。
・・・・・・・・・・・
ほんの少し怖いです。
文字数 2,502
最終更新日 2021.04.19
登録日 2021.04.19
16
神様に捧げられた少女と、その生け贄を喰らわなかった神様の話。
※ムーンライトノベルズにも投稿しています
文字数 2,217
最終更新日 2020.10.30
登録日 2020.10.30
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