ファンタジー 離婚小説一覧

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「フランカ。なんだこれは」  男尊女卑の国でマザコンDVモラハラ王太子夫に虐げられる私は聖女としての仕事が忙しいのに、 家事を一人でしていました。 それなのに夫はあろうことか忙しいながら私が出した朝食に文句をつけてきました。 はぁっ!? “女なんて外れは放っておけばいい。それより早く男を産め” 女性が一人目に女児を産むと必ずこのような事を言われます。 “一人目に女を産む女は出来損ない” お兄様と妹ばかり可愛がられました。 お兄様は出来の悪い出来損ないの癖に男だというだけで長男というだけで持て囃されました。 私の方が優秀なのに。 私の方が優秀なのにぃぃぃ!!! 妹は男尊女卑の国に迎合していました。 男性を立て卑屈に卑しい女性である事を受け入れ、両親にも殿方にも愛されました。 女性の敵ですね。 あのような女性の敵である女性の妹が生きていたらこの国の男尊女卑女性蔑視が改善される事はないでしょう。 あと嫌いで憎たらしくて邪魔なので処分してあげることにします。  「もう辞めてくれ」  はぁ?もう辞めてくれ? それがどうかしましたか。 辞めてくれと言えば辞めて貰えるとでも思いましたか。 今更もう遅い!ざまぁ! 誰も私を止められません。
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文字数 4,531 最終更新日 2022.02.21 登録日 2022.02.20
「ねぇ、おばさん。 リンダのおとうしゃまがこのいえに住んでるの。リンダがきたよってちゅたえてくれない?」 「リンダさん、ご機嫌よう。お父様が働いているのかしら。どなたかわかれば声をかけてくるのでお父様のお名前を教えてもらえるかしら?」 「うん!おとうしゃまはね、ジョシュエル。 ジョシュエル・トリアーノっていうの。 カッコいいおなまえでしょ?」 私の質問に大きな声で答えるリンダ。 小さなリンダは得意げに胸を張ります。 こんなに小さいのに初めての人にお父様の名前をご紹介できるなんてすごいと思います。 ですが、名前を聞いた私たちは固まってしまいました。 だってジョシュエル・トリアーノと言うのは私の夫の名前なんですもの。 私が中に通すように指示し、少女を見ると確かに旦那様によく似ています。 本当に旦那様のお子かもしれません。 ただこの国は不倫はご法度の国。 その国で、ただの不倫ではなく、お子がいるとなれば……… 旦那様?これから先起こることは全部ご自身のせいですよ? 2021.11.10、11、12、13 ホットランキング1位 2021.11.10、11、12、13  人気ランキング1位 2021.11.10、11、12、13  ファンタジー部門1位 多くの方に読んで頂き、感謝しかありません!! 本当にありがとうございます.:*゚(⁎˃ᴗ˂⁎)感謝〆♬*゜♪
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文字数 38,601 最終更新日 2021.11.23 登録日 2021.11.09
 「ジスナ、お前のように夫を盗人呼ばわりする妻には離婚を告げてやる」  「はぁ。盗人呼ばわりですか。事実を指摘しただけなのですが」  「お姉様の夫、モワックは私が頂きますわ」  「お前のように妹をいじめる性悪女とは離婚して当然だ。 この離婚には俺に正当性がある。 よって慰謝料は払わん」  「はぁ。御自分を正当化するのだけは得意なのですね」  「慰謝料は払ってもらいますよ」  「楽に死ねると思わないで下さいね」  「許してくれ。慰謝料は必ず払う」  「慰謝料を滞納してから言ってももう遅いっ!」  「お姉様、助けて。私を許して。私が悪かったわ」  「あら、『モワックは私が頂きますわ』と言ったのは誰でしたかね。 頂いたものは最後まで責任を持って所持して下さいね。 今更返品と言われても返品不可ですよ」   少々痛い目にあった元夫と妹は毎月慰謝料を払ってくれます。 また痛い目にあいたくなければ、死ぬ気で稼いで慰謝料を払って下さいね。  ずっと虐げられてきた私ですが、今はイケメン貴公子に愛され幸せに暮らしています。
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文字数 3,573 最終更新日 2021.09.24 登録日 2021.02.23
 夫は返事をしません。 返事もしない夫のために家事を全てしてきました。 何故、私1人で全部家事をしなければならないのでしょうか。 もう、我慢の限界です。 私だって怒るんですよ。  「離婚だ。黙って判を押せ」  「お姉様、ユヴァンは私が貰うわ」  「私はユヴァンのように何も言わずお金を稼いでくるだけの夫が理想なの」  「需要が一致してるじゃない。おめでとう。その夫は貴女にあげるわ」  望み通り、黙って半を押してあげました。 私はにやりとしました。 夫はこれからどんな目にあうかも分かっていないようですね。  「なんで言わないんだ」  「あら、『離婚だ。黙って半を押せ』と言ったのは貴方でしょう。 望み通り黙って半を押してあげたんですよ」  「助けて、本当ごめん。6億回謝るから許して。ごめん。ごめんなさい。すみません。すまん。すまない」  「お姉様ごめんなさい助けて。私も6億回謝るから許して。ごめん。ごめんね。めんご」  「分かりました」  「宣言通り6億回謝ってくれたら許してあげます」  私は嘘はつきません。6億回謝れば本当に許してあげます。 6億回謝るまで元夫と妹が生きてたらですけどね(笑)  今は男尊女卑の元夫と違って男女平等高身長高収入高学歴のイケメン3k王太子に愛されています。
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文字数 3,956 最終更新日 2021.09.19 登録日 2021.02.23
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ファンタジー 連載中 ショートショート R18
 「俺様はっ!ジフパス王国王太子ヒニキス・ソールズベリーだぞっ! こんなちんけな遊園地の列に並んでなどいられるかっ! 俺様達を今すぐジェットコースターに乗らせろっ!」  「すいませんねぇ、俺にそんな権限ないんすよ」  「なんだとっ!俺様が言っているんだ。今すぐ俺様達をジェットコースターに乗せろっ!」  「お父様、お父様はなんでそんなに偉そうなのお父様って偉いの」  「なんだとっ!俺様は偉いんだっ!ジフパス王国王太子だぞ俺はっ!」  「でもお父様が王太子なのはソールズベリー王家嫡子として産まれたからってだけだろ。 それって自慢できる事なのか。 お父様ってそれしか自慢できる事ないのかよ。 ああ、ないのか(笑)」  「ふざけるなっ!誰に向かって生意気言ってるんだっ!」  「本当の事をこんな幼い息子さんに言われたからって逆切れっすかぁ(笑)」  周囲の女性を発情させている声も容姿もイケメン店員が夫を殴って止めました。 声と容姿だけでなく行動までイケメンで女性を発情させるイケメン店員だったようです。  「お姉様ぁ。お姉様の夫のザイン様を下さい」  「なんで私が遊園地の列に並ばなきゃいけないのぉ~。 私は可愛いんだからぁ~列になんて並ばなくていいわ~」  「そうだっ!メレナは可愛いっ!可愛いんだから列になど並ぶ必要はないっ!」  「俺様も偉いのだから列になど並ぶ必要はないっ!」  「俺様は真実の愛に目覚めたんだ」  「お前の妹のメレナを愛している事に気づいてしまった」  「俺様達のように賢い男女が夫婦になれば列になど並ばなくていいという事に気づいているのだから、 列になど並ばなくていいっ!」  「そうっすかぁ。それはかってですがね。 お客さんもジフパス王国王太子様なのでしょう。 こんな醜態さらしたのだから、この場にいる人たちにも家族にも謝罪したらどうすっかね」  「なんだとっ!ただの遊園地の店員が俺様に対して何を言うかっ! 俺様は謝罪なぞせんっ!」  「そうよ~。  「そうっすか。どうしても謝罪しないっつうんすね」  「やれやれだぜ。ここまで忠告して聞かないんなら仕方ないっすね。 落とし前つけてもらいましょうか」  「いえ、今更俺様が悪かったっ!。すまなかった助けてくれっ!と言われましても、 私は声も容姿も行動も女性を発情させるイケメン公爵に愛されているので、 貴方の事なんてもういりませんし助ける必要もありません。 今更もう遅いっ! 自業自得じゃないですか。助けませんよ」
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文字数 2,403 最終更新日 2021.07.19 登録日 2021.05.05
 「お義姉様ぁ~お義姉様の安物くさいしょっぼいブレスレット私がもらってあげるわぁ~」  「こんな安物使ってるとぉ~ただでさえ安物顔と安い体が更に安くなるわよぉ~。 だから~ミュリリが貰ってあげるのぉ~感謝してねぇ~お義姉様ぁ~」  「お義姉様ぁ~お義姉様って~邪魔だからぁ~とっととウォルマン伯爵家から出ていってくれるぅ~」  「お義姉様のようなやっすい聖女がいると~ウォルマン伯爵家が舐められるから~とっとと出ていけって言ってるのぉ~。 出て行かないなら~」  「ビレイナ、お前に離婚を告げてやる」  「俺はお前の娘のニメレイナを愛している」  「俺は真実の愛に目覚めたんだ」  「ミュリリ、実の娘といえどこれは見過ごすわけにはいかないな」
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文字数 3,390 最終更新日 2021.07.11 登録日 2021.06.26
 「チルラっ!お前に離婚を告げてやるっ!」  「俺はお前のようなブスでつまらない女よりお前の妹の可愛いチルチを愛しているんだっ!」  「お姉様ぁ。お姉様の夫のネスレイン私がもらうわねぇ」  妹のチルチは確かに可愛く幼い頃から両親に愛され甘やかされ男性からちやほやされて育ちました。  チルチは私の物をなんでも奪っていきましたが、遂には私の夫まで奪っていくのです。  こんな情けない夫いらないのであげますけどね。  「チルラっ、処刑だっ!元妻といえどももう我慢ならんっ!」  「ふんっ、お前等風情がチルラを処刑できるとでも思っているのか」  「俺が悪かった!許してくれっ!元夫のよしみで助けてくれっ!」  「今更助けてくれと言われても私は20歳年下のイケメン王太子に溺愛され王太子妃として幸せに暮らしています。 前夫を助けてしまっては、前夫との未練があるのではあるのかとか前夫と関係を持っているのではないかとか 誤解されかねないので、助けるわけにはいかないんですよ。 というわけなので、さようなら」  「嫌だぁぁぁぁっ助けて、頼むっ、死にたくないっ、苦しみたくないっ」  やれやれ、今更泣きわめいてももう遅いっ!
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文字数 1,722 最終更新日 2021.06.27 登録日 2021.04.11
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