キャラ文芸 巫女小説一覧
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八十神薫子(やそがみかおるこ)は、帝都守護職についている鎮守の神と呼ばれる、神の血を引く家に巫女を捧げる八十神家にうまれた。
八十神家にうまれる女は、神癒(しんゆ)――鎮守の神の法力を回復させたり、増大させたりする力を持つ。
けれど薫子はうまれつきそれを持たず、八十神家では役立たずとして、使用人として家に置いて貰っていた。
ある日、鎮守の神の一人である玉藻家の当主、玉藻由良(たまもゆら)から、神癒の巫女を嫁に欲しいという手紙が八十神家に届く。
神癒の力を持つ薫子の妹、咲子は、玉藻由良はいつも仮面を被っており、その顔は仕事中に焼け爛れて無残な化け物のようになっていると、泣いて嫌がる。
薫子は父上に言いつけられて、玉藻の元へと嫁ぐことになる。
何の力も持たないのに、嘘をつくように言われて。
鎮守の神を騙すなど、神を謀るのと同じ。
とてもそんなことはできないと怯えながら玉藻の元へ嫁いだ薫子を、玉藻は「よくきた、俺の花嫁」といって、とても優しく扱ってくれて――。
文字数 103,018
最終更新日 2024.04.21
登録日 2024.04.19
ある日、多田羅町から土地神が消えた。
天候不良、自然災害の度重なる発生により作物に影響が出始めた。人口の流出も止まらない。
日照不足は死活問題である。
賢木朱実《さかきあけみ》は神社を営む賢木柊二《さかきしゅうじ》の一人娘だ。幼い頃に母を病死で亡くした。母の遺志を継ぐように、町のためにと巫女として神社で働きながらこの土地の繁栄を願ってきた。
ときどき隣町の神社に舞を奉納するほど、朱実の舞は評判が良かった。
ある日、隣町の神事で舞を奉納したその帰り道。日暮れも迫ったその時刻に、ストーカーに襲われた。
命の危険を感じた朱実は思わず神様に助けを求める。
まさか本当に神様が現れて、その危機から救ってくれるなんて。そしてそのまま神様の住処でおもてなしを受けるなんて思いもしなかった。
長らく不在にしていた土地神が、多田羅町にやってきた。それが朱実を助けた泰然《たいぜん》と名乗る神であり、朱実に求婚をした超本人。
父と母のとの間に起きた事件。
神がいなくなった理由。
「誰か本当のことを教えて!」
神社の存続と五穀豊穣を願う物語。
☆表紙は、なかむ楽様に依頼して描いていただきました。
※小説家になろう、カクヨムにも公開しています。
文字数 129,265
最終更新日 2023.12.31
登録日 2022.04.02
「僕と結婚してください」
主人公・一ノ宮 桜(いちのみや さくら)は17歳の春、古墳の精霊・三琴(みこと)にプロポーズされる─―
三琴を長き眠りから目覚めさせて救ったことにより、彼から猛烈アピールを受ける日々。
『許嫁』になり、溺愛される日々が桜を待っていた。
一方、三琴が眠りから目覚めたことにより、桜も霊力を得る存在に。
その霊力に呼び寄せられるように鬼の襲撃を受ける。
「僕の大切な人には触れさせない」
精霊の力で刃を振るう三琴。
不思議な霊力が宿った桜。
二人の運命的な出会いがやがて、世界を揺るがす戦いへとつながる──
そして衝撃のプロポーズから始まる、二人の恋の行方は果たして……?!
古墳の精霊と女子高生のラブコメファンタジー開幕!
文字数 9,113
最終更新日 2023.01.19
登録日 2022.12.05
神さま御用達! 『よろず屋』奮闘記
レンタル有り旧タイトル:『よろず屋』奮闘記~ヤマトタケルノミコトは、オトタチバナヒメを諦めない!~
現在、書籍化進行中!
無事、出版された際は、12月16日(金)に引き下げ、レンタル化されます。
皆さまの応援のおかげです。ありがとうございます!
(あらすじ)
その昔、荒れ狂う海に行く手を阻まれ絶体絶命になったヤマトタケルノミコトを救うため、妻であるオトタチバナヒメは海に身を投じ彼を救った。
それから千年以上、ヤマトタケルノミコトはオトタチバナが転生するのを待っている。
アマテラスオオミカミに命じられ、神々相手の裏商売を営む『よろず屋』の店主となったヤマトタケルノミコトの前に、ある日一人の女性が現れる。
これは、最愛の妻を求める英雄神が、前世などきれいさっぱり忘れて今を生きる行動力抜群の妻を捕まえるまでのすれ違いラブコメディー。
文字数 155,949
最終更新日 2022.12.16
登録日 2022.06.09
ホームレスになった少女、千真(ちさな)が野宿場所に選んだのは、とある寂れた神社。しかし、夜の神社には既に危険な先客が居座っていた。化け物に襲われた千真の前に現れたのは、神職の衣装を身に纏った白き鬼だった――。
普通の人間、普通じゃない人間、半分妖怪、生粋の妖怪、神様はみんなお友達?
田舎町の端っこで繰り広げられる、巫女さんと神主さんの(頭の)ユルいグダグダな魑魅魍魎ライフ、開幕!
草食系どころか最早キャベツ野郎×鈍感なアホの子。
少年は正体を隠し、少女を守る。そして、少女は当然のように正体に気付かない。
二人の主人公が織り成す、王道を走りたかったけど横道に逸れるなんちゃってあやかし奇譚。
コメディとシリアスの温度差にご注意を。
他サイト様でも掲載中です。
文字数 870,638
最終更新日 2019.10.09
登録日 2018.11.10
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